MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

おいしいコーヒーとジャズの店 スロー・ボート(雪谷大塚)

2023-08-20 10:41:17 | 音楽が流れる喫茶&BAR
スロー・ボート(雪谷大塚)(ケンリック・サウンド)


流れたアルバム。


アート・ファーマー/マイ・ファニー・ヴァレンタイン
アナザー・タイム ビル・エヴァンス 
JJジョンソン&スタン・ゲッツ アット・ジ・アポロハウス
ロイ・ブルックス ホーム・ストレッチ
セロ二アス・モンク(トリオ)サムシング・イン・ブルー(ブラック・ライオン)


以前検索していて、いつか訪ねたいと思っていた。
私鉄沿線乗り継いでいけばいかれそうだったが、
結構時間がかかることが後でわかった。


片道1時間半のジャズ喫茶行脚・・・。


暑い日の午後、私鉄を乗り継いだ。高校野球はベスト8で盛り上がっている。
グーグルマップで道を設定し、シャトレーゼの看板のある路地を入り、歩いていくと
左側に店がある。音が漏れている。ドアを開けると、お客さんはまだいない。
13時開店。ついたのは14時過ぎてたと思う。駅から少し歩いたくらいで、
汗が引かない。本当に暑い1日だった。この店は手消毒、マスクは座席に
いる時は外せそうだけど、会話するときはどうか・・・。会話禁止とは
貼ってないが、静かに音楽をお楽しみくださいみたいな張り紙はある。


無意識に座ったところが、スピーカーの前だった。その間に置いてある
和ダンスの上にジャケットが置かれる。その隣にA・Bと書いた置物が
アルバムが変わると置かれる。始めは流すシステムの違いを表すのに
それらを置いたのかと思ったが、システムは1つ。
よく考えたら、アルバムA・B面今どちらが流れているのか表示している。
2枚組3枚組の時はどうなるのかは、わからない突っ込まないことにする。
よく工夫されたアイデアだなと思う。


オーナーはワン・オペなので、ドリンク(ソフト)コーヒー、時により
ケーキ。後はお酒も置いてあるが、つまみもある。
オーナーのいるところはカウンターの向こう側、あるいみ隠れている。
レコード中心で流している。




入店時はファーマーの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が流れていた。
それが終わると、おもむろに、エヴァンスの「アナザー・タイム」の
アルバムが流れた。「ナルディス」だ。


無駄がない、ある意味今どきのサウンドなのだけれど、整理されて聴き疲れ
しない音。オーナーが1日中聴いているわけだから、これがベースとなるサウンド。
アベレージは高い。録音の違いも判る。べードラの皮の張り具合なども
感じ取れたりするものもあった。075のシンバル・レガートが綺麗に聞こえる音は
うれしい。ベースも弾む。ピアノもしっかり音が出てくる。金物はうるさくなく、
きっとヴォリューム上げてもこのシステムだとうるさくならないかも。上質だった。
リクエスト・ノートはなさそう。頼めばかけてもらえそうだけれど、タイミングも
必要か。


D-130と075といえば昭和のJBL。
カスタムだからピカピカだけれど、それを導入したオーナーも
イメージにあるのは昭和のジャズ喫茶とか。私と年齢は変わらない。
その意味では感じも良くわかる。


流れたアルバムもプロ・リスナーが盤選したものだ。なかなか考えられている。
ロイ・ブルックスは収穫だったし、今日はモンク流れそうだなと思ったら、
流れたし、痒い所に手が届くというのはこのことなのかもしれない。


「いつまでも聴いていたいと思える居心地の良い空間を目指しています。」
2杯目ドリンクお代わりは200円OFF。
オーナーのイメージが反映されています。
次回伺えるのは何時になるかわからないけれど個人的に手帳にメモしておきます。


ARVAN「いつか常連になりたいお店」#71
https://www.arban-mag.com/article/75488
ケンリック・サウンド(スロー・ボートのJBL4331カスタム)
http://blog.kenricksound.com/2019/09/918-jazz-cafe-slowboat-jbl-4331.html
おいしいコーヒーとジャズの店
https://www.slowboat.jp/


8月19日 CAFE Nadoc (溝の口)

2023-08-20 10:38:19 | 音楽が流れる喫茶&BAR
CAFE Nadoc (溝の口)


2軒目は喫煙可のおなじみのジャズか流れる店。今日は週末なので、
昼休みのサラリーマンも居らず、ジャケットの見える位置に
座れた。
ヤニくささは否めないがそういう店なので致し方ない。
ランチ・トーストとここでもアイスコーヒーを所望。
なんたって外は35℃以上なのだから自然に水分は抜けていく。


入店時はウエイン・ショーター&ミルトン・ナシメントの
名盤「ネイティブ・ダンサー」これは「涼」なアルバムだった。
考えて選盤しているのかもしれない。
息抜きながら、コーヒーをすすり、サンドイッチを食する。


汗が引き、2枚目を見ると、ドナルド・バード(tp)のリバティー盤
ブラック・バード(フライト・タイム)が流れた。
これも涼しい。バードって、冷たい訳でもなく、クールでもなく、
温度はあっても、このアルバムでは「涼」なサウンドを提供してくる。
これは、初耳だった。いやぁ、バードやるではないか。
涼しくなって退店。



珈琲の詩 (溝の口)

2023-08-20 10:35:23 | 音楽が流れる喫茶&BAR
8月19日 珈琲の詩 (溝の口)
J.S. バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ(シュミット/シピリ)2枚組


ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV 1014~1019と
2つのトリオ・ソナタBWV2021 2023


入店時何気に流れていたバッハ。暑い日だったので、アイス・コーヒーをオーダー。
店内は人も多かったので、話し声とか生活音があって、音楽は何気に埋まってしまって
ほとんどBGM状態で、なおかつVnとチェンバロ、それにチェロが絡むくらいでは
音量が足りてないので、何が流れているかよくわからなかった。
グーグル先生の検索でもこの曲名が出てくるまで、少しかかった。
水分補給のつもりで、コーヒーを飲み席を立つ。
家でこの曲は改めて聴くことにしよう。全曲聴いたわけでもないので、
ある意味楽しみ。



ファビオ・マルティーノ(ピアノ)ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)サンパウロl交響楽団 ムソルグスキー&ミニョーネ

2023-08-20 10:31:05 | 音楽夜話(クラシック)
このコンサートは、Osesp 2023シーズンの一部であるディアロゴスラティーノス・フェスティバルの一部です。
81週間にわたって、Osespはメキシコと中南米から選ばれた指揮者とソリストを受け取り、
これらの地域で作曲された作品も取り上げます。


ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ファビオ・マルティーノ(ピアノ)
サンパウロl交響楽団
2023年8月18日 サンパウロ サラ・サンパウロより生中継


モデスト・ムソルグスキー(1886-12)
禿げ山の一夜 (1897) [リムスキー・コルサコフ編] (1986)


フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986)
ブラジル幻想曲第4番(1936年)
ブラジル幻想曲第20番(1939年)


モデスト・ムソルグスキー(1922-35)
展覧会の絵[ラヴェル編] 

ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ファビオ・マルティーノ(ピアノ)
サンパウロl交響楽団
2023年8月18日 サンパウロ サラ・サンパウロより生中継


中学生の頃よく聴いた「禿山の一夜」。ライト・クラシック全盛。
想像逞しくして、どんなお化けがロシアにはいるのだろうと・・・。
ごつごつして明けがたには鐘が鳴る。いい情景描写だった。
ホント、久々聴いていろいろ思い出した。


フランシスコ・ミニョーネ、ヴィラ・ロボス以降のブラジルの
重要な作曲家。ブラジル幻想曲は管弦楽とピアノの協奏曲形式に
なっていて15分位の曲。全部で20曲くらいあるのかそれ以上なのか
わからない。彼は多作家で生涯1000曲以上の作品があるとか。
民族主義的なところもあるけれど、ブラジル的なリズムや明るい旋律が
ある意味聴きやすく、彼自身がいろいろな音楽を受け入れ、作曲
していることに気が付く。


ソリスト・アンコール:ゴリ・ウォークのケークウォーク(ドビュッシー)
ファビオ・マルティーノ(ピアノ)・フルート(不明)


後半は「展覧会の絵」ロシアとブラジルの共演。
民族的なところではある意味色合いの濃いところだと思う。
この曲も中学時代からよく聴いていた。絵と音楽の情景を浮かべながら
外国の人はなかなか凄いものを作ると思いながら聴いていた。
そんなのと、当時の海外のロックとかフォークなど聴いていたもの
だから、音楽の雑食性は当時からあり、それが今まで続いているという。
趣味の世界の何でもありだ。後半部分の金管が頑張っていた。アンサンブルも
綺麗に聞こえた。気持ちも入っていたようだし。最後の和音が消え、
会場は沸いた。演出も良かった。