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音楽の泉 モーツァルト 交響曲 第29番 イ長調 K.201

2023-12-19 06:56:20 | 音楽夜話(クラシック)
12月17日


音楽の泉 モーツァルト 交響曲 第29番 イ長調 K.201


モーツァルトの交響曲の20番台で有名なのは短調の25番と、
その次なのがこのイ長調の29番か・・・。
久々に番組で聴いた。


選曲されたのは、カラヤンのものだった。
バーンスタインとカラヤンは、若いころいろんなところで
活躍していた。ファンも多かった。
最後の来日のころ、もう働いていたし、そのことは知っていたけれど、
行くことはなかった。


後年になりその時のプログラムが、音源として出ているというのも
知らなかったけれど、こうして聴いてみると、カラヤンの美学が
貫かれているなと思う。収録場所がサントリー・ホールというのも
一因あるけれど、このホールは、カラヤンがアドヴァイザリー・
スタッフとして協力していた。86年に開館して、2年目位の
堂々とした凱旋だ。


「〝音楽は、演奏家と聴衆が一体となってつくり、ともに喜び、
楽しむもの〟」という助言。日本初のワインヤード。
ヨーロッパに一歩近づいたなとそのころ思った。


初めてサントリー・ホールに行ったときは、多分国内の
オーケストラの定期かなんかでいったとおもう。それから
何度か行っているが、響きは独特なものがある。
放送録音などでも、そのホールエコーの美しさが享受
出来ることがある。


この音源もそれらをきちんと収録している。エコーが綺麗だ。
グラモフォンが収録していたのだろうと思うが、そのところは
きちんとしている。当時の美学が貫かれているところが、
当然なのだろうけれど驚いた。


これは今どきの演奏とは違うけれど、「ともに喜び楽しむ」
ことができる音源の一つとして残っているのは感謝。


Mozart: Symphony No.29 Karajan /Tokyo Live 1988
モーツァルト:交響曲第29番 カラヤン 東京ライブ
https://www.youtube.com/watch?v=6qQHNQXr06c



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