谷あり谷あり。

鬱と自律神経失調症と若年性更年期障害とパニック歴15年です。それでも何とか一児の母やってます。

何何?操転?

2013-04-12 14:39:27 | 日記
昨日はテトラミドパワーはほぼ無くなりテトラミドと眠剤合わせて結局眠れたのは11時半。


そんで7時半に目が覚めた。

目が覚めた瞬間、「もーーー嫌ーーーー!」っと発狂して走り出しそうになった。

その後二度寝しようとしても走り出したい気持ちは押さえられず、とにかくもう寝てるのが嫌でたまらなくなって起きて用意して自転車に乗った。


何でか分からないが昨日とは打って変わって動けるのである。


動けるし、動きたくてどこかに行きたくてたまらないのだ。


とりあえず大好きな図書館へ。


実は、2月の末に一度具合が悪い中無理矢理歩いて図書館に行った。

大好きな図書館なら行けるかもしれないと期待を込めて、ふらふらになりながらやっとの思いで図書館にたどり着いた私は愕然として椅子に座ったまま動けなくなった。

何をしていいのか全く分からない。

行き慣れたはずの大好きな図書館で大好きな本がたくさん並んでるその場所で私は全く動けなかった。

自分がどんな本が好きで、どんな本が読みたくて、どのコーナーにいけばどんな種類の本があるのかが全く分からない。


本の前に行って背表紙を次々と読んでも本の題名すら頭に入ってこない。


ショックでショックでそのままふらふらになりながらまた家に帰った。



その出来事をきっかけに初めて「あ、私本当にやばいんだな」と認識した。



そして今日、そんな苦い思い出を噛み締めながらのベンジである。


診療内科を除けば初めての外出。

しかも一人で自転車。

なのに全然不安は無く、むしろ早く外出したくてウキウキしながら用意をしている自分。

図書館に着いて、ウキウキで本を探す。

ちょっと体が疲れてふらふらするけど全然本を探せる。

嬉しくて泣きそうになる。



結局本を7冊借りて自転車に乗り久しぶりの外の風を、春の匂いを目一杯感じて家に帰った。

本当はもっと行きたい所はあったけど無理したら反動が来そうで怖かったし、正直な所長い間寝たきりだったため脚の筋力がすっかり落ちてガクガクしていたから帰るしかなかった。

帰ってきて、さすがに体は疲れていたが気持ちはすっかりリフレッシュ出来ていた。


試しにずっと見れなかったテレビを恐る恐る付けてみた。


おー見れるではないか。

キャスターのお姉さんが何を言ってるのかも全然理解出来る。

嬉しくてやっていたドラマの再放送を調子に乗って観た。


観たはいいが、何でこんなに調子が良いのか分からんしやっぱり反動が恐い。

だってさ~絶対おかしいよ~。

昨日まで「死ね死ね団」にすっかり白旗あげちゃってたんだよ?


だって私の今の一番やりたい事は海外に行きたい、なのだよ?


しかも一人でアジアを貧乏旅行しながらまわりたい、だよ?


さっき図書館でも旅行の本とか読んできたんだよ?

元々インドア派で休みが一週間あったら山程漫画をレンタルして(買わないのかよ)お菓子を食べながらゴロゴロする!ってタイプの私がだよ?

一人で貧乏旅行したくてたまらないなんて(しかもヒッチハイクしながら)、やっぱりどっかおかしいでしょ。

操転したのか?

でも、今まで躁鬱の気があると診断された事は一度もないしな~。


鬱が良くなる過程で躁転した経験もなかった。

身近に躁鬱の人を知ってるが、自分とはまたタイプが違う感じがするし。














…これは罠だ(えっ)


これは罠に違いない。


今まで地獄を見てきた私に束の間の幸せを感じさせて調子に乗ったその隙にまた地獄に突き落とすという「死ね死ね団」の罠だな。(そういう思考だから鬱になるんじゃないのか?)


しかも、今夜は魔の夫の当直の日。

地獄に突き落とすには格好の日だからな。


私は騙されない。

もう動かない。


テレビも消す。

布団から出ない。


とにかく寝る。





お願いします。
このまま順調に回復してくれますよーに。

「死ね死ね団」が来た夜の事。

2013-04-12 12:28:40 | 日記
昨夜はテトラミドと眠剤で9時には寝た。


起きたのは朝の10時。
さすがテトラミド、と言いたい所だけど初日、2日目の爆睡効果は薄れてきたようで眠剤合わせないとテトラミド単体ではもう眠れないかも。

残念だけどそもそもテトラミドは眠剤じゃないから仕方がない。

でも、このテトラミドいつもらって、何故その時に飲まなかったのか全く記憶にない。

しかし、あの夜死の淵から私を救ってくれた命の恩人(?)である事は間違いないので非常に感謝している。

こんな事書くと大げさなようだけど、実際数日前のあの夜は本当にヤバかった。

私はかれこれ10年以上鬱と闘ってきたけど、10年位前に一度酷い重症鬱を経験している。
その時の記憶は辛すぎてあまり無いけど一ヶ月半位ただただ大量の薬を飲んで毎日寝ていた。
風呂とか食事とかはどうしていたのか全く覚えてないけど5kg位痩せたのは覚えてるので恐らくほとんど何も食べていなかったんだろう。


その三ヶ月後の日付の友人の家に遊びに行った時の写真があるので、どうやら薬が効果的に効いて三ヶ月後にはだいぶ良くなってたらしい。



それを踏まえて「鬱は薬をちゃんと飲んで寝てたら必ず少しずつ良くなる」という記憶があるので今回は前回の重症鬱とは違いあまり絶望感はなかった。


初めて重症鬱になった時は毎日毎日朝から晩まで「死にたい死にたい」と死ぬ方法ばかり考えて真っ暗で出口のないトンネルの中にいたけど、今回は重症の状態は必ず終わるのを経験済みなためか「あ~頭働かな~い、辛い~早く治ってくれ~薬効いてくれ~」とひたすら布団の中で願っていた。


もちろん鬱なので「死にたい」という思いは何度も頭をよぎるが、その度に「でも大丈夫。これは必ず治るんだから」と打ち消す事が出来た。


でも数日前のあの夜は違った。


作家の山本文緒先生の言葉を拝借するならば強烈な「死ね死ね団」が襲ってきたのである。
もう、自分で自分をコントロールするのが不可能、もう死のうと思ってしまう自分に「大丈夫だって~今は辛いけど必ず治るんだから~」っていう理性的な自分が勝てなくなってしまったのである。

もうこうなったら「死にたい」ではなくて「よし死のう。どうやって死のうか」という最悪の段階に入っていく。

私はその時に思った。

「私は自殺は絶対にしてはいけないと思って生きてきたし、今もその考えは変わらないけどもう自分で自分をコントロール出来ない段階にきているのでもし自分で命を絶ってしまってもそれは本意ではないので分かって下さい」と仏様と家族と夫に心の中で懺悔した。
遺書など書く余裕等なかった。

死にたくないのに「死ね死ね団」が私をそっちに物凄い力で引っ張っていくのだ。

その余りの力の強さにそれに逆らう理性的な自分は完全に白旗をあげてしまっていた。

鬱病とは「気持ちが弱いからなる」だのと時に精神論を振りかざす人間がいるがとんでもない大間違いであると経験した私は声を大にして言いたい。


鬱病は「脳」の病気である。

「脳」の司令塔が誤作動し続ける病気である。

「誤作動し続ける脳」と「自分の心」との闘いである。


どっちが勝つか。
例え負けたとしてもそれは=その人が弱い人間だという事とは全然別の話なのです。


話を戻して、それで私はその悪夢の夜に「この死ね死ね団にはもう勝てん」と思い「うちは長生き家系だから病気をしながらも細々と生きると思ったけども私の寿命もここまでだったか」と思いとりあえず最後の抵抗をしようと薬箱をあさり「テトラミド」を飲み今に至る。

2日経ってあの強烈な「死ね死ね団」はあまり顔を出さなくなった。


まだまだ全然脳は誤作動を起こしているが、とりあえず、私の寿命はまだあったらしい。