「陰日向に咲く」

2月7日

本は未読。
ベストセラーになると手が出ないヒネクレモノ。
が、
あおいちゃんと岡田君なので。

上手く出来た話だなぁ、と感心するばかり。
パチンコで身を滅ぼした身内がいるので、
『あんなもんじゃない』とは思うけれど、
人の繋がり具合が上手い。
でも、上手いので予想がつく部分も多々。

あおいちゃんはどんな格好していてもかわいいし、
こんなに笑顔な映画は久々かも。
西田敏行
この人脇役でしか観たことないのだが、
（釣りバカはTVでも観たことナシ）
竹中直人と同じくらいに存在するだけで反則。
もちろん、いい意味で。

捨てた子供が成功して会いに来た時の展開も、
予想通りだったなぁ。
だって大ぼら吹きなんでしょ。

そんな斜めって観ている私の心にもグッときたのは、
会社の皆がお金を出し合って借金を肩代わりしてくれてたところ。
他人がそんなにしてくれるということは、
悪く染まりきってはいないシンヤの心根に
みなが気がついているということだろう。

あとは、ジュピターの手紙だなぁ。
予想通りなのにちょっと泣けたよ。

鳴子が雷太を好きだから、
がんばってお笑いをやっていたというエピソードは、
美しいけれどちょっと無理ないかい。
いきなりストリップ小屋におしかけて、
お笑いやろう！だもん。

みゃーこのエピソードは、
心温まるよりも、みゃーこのがんばりに拍手したい気分に。
しがみつけ、好きなことなら。
かっこ悪くたって。
塚本君みたいなヲタクなんていないと思うけどね。

ラスト安易に恋愛ではなく、
親子愛に着地させたところが成功のカギでは。

池内万作は、いい役がついたら化けそうなのに惜しい。
あと、近藤公園。
最近ビミョーに好きです、ふふ。

ところで、現在の雷太と鳴子は会えたのか？