気になっていた「東京タワー」(リリー・フランキー著 扶桑社)を読みました。
小倉・筑豊と元北九州市民の私にはなじみのある場所が舞台。
そして2006年の本屋大賞受賞作品ということでさっそく購入して読みました。
読後の感想はひとことでいうと、
「どろくさい」「土っぽい」というようなイメージです。
製鉄や炭鉱の町というイメージがそうさせたのか、
はたまた町自体のダークなイメージがそうさせたのかわかりませんが
「灰色」「黒」、そういう色を思い浮かべました。
そして登場する東京タワーの赤がいっそうひきたつような気がしました。
男の人にしか書けない文章だなぁとも思いました。
男の人の親を思う気持ち、特に母親に対する強い想いが
伝わってきました。
そしてラストのほうに登場する葉祥明氏の詩の引用に
とりわけ心ひかれました。
母親というのは無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれる事を
心の底から願います
どんなに高価な贈り物より
我が子の優しいひとことで
十分過ぎるほど倖せになれる
母親というものは
実に本当に無欲なものです
だから母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです
読後の感想で「土っぽい」と書きましたが、
人は土によって育まれ、
最後は土にかえっていくのですよね・・・。
今年の夏にフジテレビ系でドラマ化されるようです。
小倉・筑豊と元北九州市民の私にはなじみのある場所が舞台。
そして2006年の本屋大賞受賞作品ということでさっそく購入して読みました。
読後の感想はひとことでいうと、
「どろくさい」「土っぽい」というようなイメージです。
製鉄や炭鉱の町というイメージがそうさせたのか、
はたまた町自体のダークなイメージがそうさせたのかわかりませんが
「灰色」「黒」、そういう色を思い浮かべました。
そして登場する東京タワーの赤がいっそうひきたつような気がしました。
男の人にしか書けない文章だなぁとも思いました。
男の人の親を思う気持ち、特に母親に対する強い想いが
伝わってきました。
そしてラストのほうに登場する葉祥明氏の詩の引用に
とりわけ心ひかれました。
母親というのは無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれる事を
心の底から願います
どんなに高価な贈り物より
我が子の優しいひとことで
十分過ぎるほど倖せになれる
母親というものは
実に本当に無欲なものです
だから母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです
読後の感想で「土っぽい」と書きましたが、
人は土によって育まれ、
最後は土にかえっていくのですよね・・・。
今年の夏にフジテレビ系でドラマ化されるようです。