忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

国宝阿修羅展

2009-05-22 19:52:33 | おでかけ
まだまだカラダの疲れは残っていましたが
今日は上野のほうまで行ってきました。
目的は国立博物館で開催されている、
「興福寺創建1300年記念 国宝阿修羅展」を見にいくことです。
今日は月に一度の預かり保育の日だったので
チャンスとばかり行ってきました。

とりあえず迷うのは必至なので
路線図と地図を行く前に熟読。
とにかく寄り道はせずに目的地へたどり着かねば・・・とがんばりました。

今日は曇りの天気予報だったのに
とってもいいお天気でしかも暑い・・・。
日傘を用意していなかったのでとてもイタかったです。
とにかく人の多いこと!
公園の周りは修学旅行生がかなり多かったです。
ルーブル美術館展も別の館で開催されていたのですが
そちらより阿修羅展のほうが多かったです。
10時に行った時点ですでに40分待ち・・・。

そして中に入るとさらに人でごったがえしてました。
特に最初の入口のほうに人がたくさん集まってました。
きっとうまく流れていなかったのでしょうね。
最初のほうのお宝は鏡や椀、玉でした。
和同開珎もありましたね。
金の延べ板もありました。
お宝はとにかく豪華。
出品目録によるとこれだけ大量の鎮壇具が出土されるのは
とても珍しいそうです。
なるほど、興福寺の創建への当時の人々の熱い思いが感じ取れますね。

さて、いよいよメインの仏像です。
昨晩「仏像のひみつ」を再度熟読。
やっぱりためになりますね。
八部衆&十大弟子の像がずらっと。
中でも阿修羅像の周りは人だかりがすごかったです。
せっかくなので一応最前列にいって眺めました。
押し合いへし合いのすごい状態でしたが・・・。
つやつやしていてとてもきれいだなぁ・・・というのが第一印象でした。
阿修羅像の魅力は
なんとなく人間の少年っぽい感じがするところだという話です。
たしかに表情はとても人間のようです。
バーチャルリアリティ映像で阿修羅像の色を落とした姿が
映し出されていたのですが、
ふしぎなことに涙をためているような感じなのです。
映像を見ながらすごい・・・と思いました。
この映像を見たあとに阿修羅像を見ればよかったです。
さすがにあの人ごみのなかをかきわけて戻る勇気は私にはありません。

さて人ごみに阿修羅像をあとにして
今度は第2会場へ。
興福寺は平重衡によって焼失してしまいました。
その焼失後に造られた像が紹介されてありました。
いちばんに目をひいたのが四天王。
大迫力にびっくり。
圧巻でした。今回の展覧会でいちばんひかれた像でした。
「仏像のひみつ」にも描かれてありますが、
四天王はそれぞれポーズが微妙に違い、
そのバランスが絶妙に配置されてあるのです。
四天王=仏教を守るガードマンだそうです。
足元には仏教の敵である、鬼を踏みつけているそうで
たしかに踏んでいました。
あとはあの運慶作の釈迦如来像の頭部(新しく運慶作だとわかったそうです)もあり、感動を覚えました。

それにしても展覧会の作品の配置って本当に
よくできているなぁ・・と思います。
じっくりと考えられてるのでしょうね。

とても充実した展覧会でした。
ただあまりに人が多すぎてじっくりと見られなかったのが残念でしたが。
ちなみに夏休みは福岡の博物館でもあるそうです。
・・・夏休みに帰省してるときに福岡で見てもよかったかな・・・。
でもきっと福岡でも人は多いんだろうなぁ。

展覧会を終えてアメ横の入口付近をのぞいてみました。
軍資金がなかったのでじっくりとは見ませんでしたが。
駅の近くにある、まんねん堂さんで
かわいらしいお菓子をおみやげに買って帰りました。
紙袋のイラストがレトロでなんだかかわいかったです。
大好きなこんぺいとう。
季節限定の抹茶味にしました。
あとはかわいいぱんだちゃんのクッキー。
「かわいい♪」と子どもたちに大人気でした。

      

それにしてもけっこうな距離を歩いたので
かなり足が痛いです。
水曜の筋肉痛もまだ残っているのに・・・。
明日はおとなしく静養しておきます。
コメント
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