忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

ねこのばば 畠中恵

2011-01-30 15:55:12 | BOOK
畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ第三弾の「ねこのばば」を読みました。
本当は来月買おうと思っていたのですが
ガマンできずついつい購入。
今回も期待通りのおもしろさ。

全部で五編あります。
今回は佐助(私の中では「彩雲国物語」の燕青なんですが)の過去について書かれてあるものがありました。
こういう過去があったんだ・・・と
またまた燕青と重ねてみてしまいました。
ちょっと背筋がぞくりとするものがありました。

「花かんざし」にでてくる人物はけっこう個性が強いです。
でも胸に残るものがありました。
読みながら「これはすごくいい作品で、このシリーズの中でもいちばんかもしれない・・・」なんて思っていたのですが
次の「ねこのばば」もすごく印象に残る作品でした。
猫又のお話です。

とにかくどの作品もおもしろくておもしろくて・・・。
頭の中で登場人物たちが動き回るのです。
短編だからすごく読みやすくて、ストーリーもしっかりと頭の中に入ってきます。
最近もっぱら脳の衰えを感じる私ではありますが
この本はしっかりと楽しませてくれるのでありがたいです。

妖たちのかわいさ(?)もすごくいいし、
ちょこちょこでてくる江戸情緒あふれる描写もすごく楽しいです。
現実の世界からトリップさせてくれます。
本を読んでいる間は別のところに行ってるような感じですね。

毎晩、寝る前のお楽しみの本です。
ただ次女といっしょに寝ているので
私が読んでいる間、しきりに次女が話しかけてくるのが困りものです。
コメント (2)
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