11/11。
昨日は痛む足をひきずりながら
世田谷まで行ってきました。
ひさびさの観劇です。
世田谷パブリックシアターで上演されている「そのいのち」です。
脚本はオリジナルで佐藤二朗さん作です。
出演もされています。
中村佳穂さんの楽曲にインスパイアされて作られたという作品です。
宮沢りえさんも出演されています。
たまたまTLに流れてきて気になって
チケットを検索してみたら
まだ購入可能だったので当選したら観にいこうって思ってました。
抽選ではなく先着順だったようで無事にゲットできました。
しかもこれがまためちゃめちゃいい席でビックリ!
理想的な席でした。
至近距離で演者さんを観ることができました。
なんなら汗のにおいまで感じられたくらい。(笑)
佐藤二朗さんも宮沢りえさんもTVで見るまんま。
宮沢りえさん、本当に実在してたんだ・・・。←華大さんのあさイチのPTでの感想といっしょ
とってもきれいでした。
肌もつやっつや。
役柄上すっぴんメイクだったのでしょうが隠しきれない美しさ。(笑)
主演は誰だったのでしょうか?
主人公は3人。三者三様の物語だったのかな。
二朗さん演じる和清さん。
登場とともにいきなり上半身裸でたっぷんたっぷんしたおなかを見せられた私たちっていったい・・・。(笑)
突然豹変する二朗さんの演技は必見です。
和清の妻は上甲にかさん演じる花さん。
ハンディキャッパーです。
光と闇を抱えた人物ですがとても上手に演じられてました。
迫真の演技に見入ってしまいます。
そして宮沢りえさん演じる山田里見は花さんの介護士。
もうさすがです。
とにかく声が美しくてよく響く。
観客によく届く声。
しぐさや表情で心情が伝わる演技。
そう演技なんです。わかりやすく心情が伝わる演技。
そのものになりきる、自然に演じているのではなく、
観客にわかるようにする演技。
これがプロなんだなぁと感心しました。
抱えきれない秘密をもった人物。
激情をもちつつもそれを抑えている演技がとにかくすばらしかったです。
そして今回の推しはスケキヨちゃん。
うさちゃんです。
グレーの子でした。ネザーランドドワーフだったのかな。ちっちゃかった。
ついつい目でおっちゃいます、スケキヨちゃん。
リンゴ、本当に食べてた。(かわいい♪)
あ、あと子役の子が登場したのですが
この子がめちゃめちゃ鈴木福くんに似てる。
まさか福くんじゃないよね?と思っていたら
弟くんでした。
ビックリ。出演してたんだ!?
ほんっと福くんにそっくりでした。
てか福くんの弟もおおきくなったなぁ。
個人的には悟さんに癒やされました。いい味だしてました。
どんくさくって何やっても要領悪い人。
でも彼だけが人間らしい人間のような気がしました。
さて作品の感想。
衝撃的な作品でした。けっこうひきずる系の作品。
問題を投げかける作品。
二朗さんらしい笑いを織り交ぜながら
穏やかな日常が続くかと思っていたのですが・・・。
まさかそういう展開になるとは。
ネタバレはやめておきますが。
けっこうあれこれ考えさせられる作品でした。
「もし明日世界が終わるとしても
私はりんごの樹を植え続けるだろう」
この物語のキーアイテムはリンゴですね。
リンゴということで長野のお話です。
「だいじょうぶ」ということばが何度かでてきますが
この「だいじょうぶ」ということばは
受け取る人の立場や心情によっていい意味にも使われるしトリガーにもなったりしますね。
ことばって難しいです。
よかれと思っていったことや不用意に使ってしまったことが
相手によって怒りを買うことがある、
「だいじょうぶ」って紙一重のことばなんですね。
ハンディキャップを抱えてる花さん。
手を触られるのがとてもいやで
さわられると大声をあげます。
過去のできごとに関係があるのでしょうが
迫真の演技にドキドキさせられました。
そんな花さんがいちばんいやなことは
かわいそうだと思われること。
だから伴侶の和清さんに
「憎んでくれてありがとう」というのです。
この「そのいのち」という作品は
愛と憎しみという相反するものを描いています。
悩みをたくさん抱えている花さん。
その花さんに思わず
「生まれてきてありがとう」と抱きしめる里見さん。
この「生まれてくれてありがとう」はとても深いことばです。
里見さんの過去にもまつわることば。
あちこち伏線が張り巡らされてありました。
すべてのものやことがらに意味があったんですね。
いのちとは生きたいと思う気持ちなのだと私は思います。
だから他人がそのいのちを奪う行為は決して許されるものではありません。
もちろんいのちの尊厳を奪うことも許されません。
ヒトに備わっているのは
神性、人間性、獣性。
何がきっかけでどの性質が強く現れるのかわかりません。
もちろんコントロールすることも難しいですよね、心って。
そういえばインド哲学ではヒトには3つのグナが備わっているとか。
サットヴァ(純性)、ラジャス(激性)、タマス(怠性)。
登場人物の3人にもその性質が投影されているのかもしれませんね。
なんだかいろいろと考えさせられる作品でした。
気になる方はぜひ劇場まで。
当日券も販売されてるようです。
では本日も一日がんばりましょう!
よい一日を♪
まだ足イタイ・・・。
*追記*
写真入れ忘れたので↑アップしておきまーす
昨日は痛む足をひきずりながら
世田谷まで行ってきました。
ひさびさの観劇です。
世田谷パブリックシアターで上演されている「そのいのち」です。
脚本はオリジナルで佐藤二朗さん作です。
出演もされています。
中村佳穂さんの楽曲にインスパイアされて作られたという作品です。
宮沢りえさんも出演されています。
たまたまTLに流れてきて気になって
チケットを検索してみたら
まだ購入可能だったので当選したら観にいこうって思ってました。
抽選ではなく先着順だったようで無事にゲットできました。
しかもこれがまためちゃめちゃいい席でビックリ!
理想的な席でした。
至近距離で演者さんを観ることができました。
なんなら汗のにおいまで感じられたくらい。(笑)
佐藤二朗さんも宮沢りえさんもTVで見るまんま。
宮沢りえさん、本当に実在してたんだ・・・。←華大さんのあさイチのPTでの感想といっしょ
とってもきれいでした。
肌もつやっつや。
役柄上すっぴんメイクだったのでしょうが隠しきれない美しさ。(笑)
主演は誰だったのでしょうか?
主人公は3人。三者三様の物語だったのかな。
二朗さん演じる和清さん。
登場とともにいきなり上半身裸でたっぷんたっぷんしたおなかを見せられた私たちっていったい・・・。(笑)
突然豹変する二朗さんの演技は必見です。
和清の妻は上甲にかさん演じる花さん。
ハンディキャッパーです。
光と闇を抱えた人物ですがとても上手に演じられてました。
迫真の演技に見入ってしまいます。
そして宮沢りえさん演じる山田里見は花さんの介護士。
もうさすがです。
とにかく声が美しくてよく響く。
観客によく届く声。
しぐさや表情で心情が伝わる演技。
そう演技なんです。わかりやすく心情が伝わる演技。
そのものになりきる、自然に演じているのではなく、
観客にわかるようにする演技。
これがプロなんだなぁと感心しました。
抱えきれない秘密をもった人物。
激情をもちつつもそれを抑えている演技がとにかくすばらしかったです。
そして今回の推しはスケキヨちゃん。
うさちゃんです。
グレーの子でした。ネザーランドドワーフだったのかな。ちっちゃかった。
ついつい目でおっちゃいます、スケキヨちゃん。
リンゴ、本当に食べてた。(かわいい♪)
あ、あと子役の子が登場したのですが
この子がめちゃめちゃ鈴木福くんに似てる。
まさか福くんじゃないよね?と思っていたら
弟くんでした。
ビックリ。出演してたんだ!?
ほんっと福くんにそっくりでした。
てか福くんの弟もおおきくなったなぁ。
個人的には悟さんに癒やされました。いい味だしてました。
どんくさくって何やっても要領悪い人。
でも彼だけが人間らしい人間のような気がしました。
さて作品の感想。
衝撃的な作品でした。けっこうひきずる系の作品。
問題を投げかける作品。
二朗さんらしい笑いを織り交ぜながら
穏やかな日常が続くかと思っていたのですが・・・。
まさかそういう展開になるとは。
ネタバレはやめておきますが。
けっこうあれこれ考えさせられる作品でした。
「もし明日世界が終わるとしても
私はりんごの樹を植え続けるだろう」
この物語のキーアイテムはリンゴですね。
リンゴということで長野のお話です。
「だいじょうぶ」ということばが何度かでてきますが
この「だいじょうぶ」ということばは
受け取る人の立場や心情によっていい意味にも使われるしトリガーにもなったりしますね。
ことばって難しいです。
よかれと思っていったことや不用意に使ってしまったことが
相手によって怒りを買うことがある、
「だいじょうぶ」って紙一重のことばなんですね。
ハンディキャップを抱えてる花さん。
手を触られるのがとてもいやで
さわられると大声をあげます。
過去のできごとに関係があるのでしょうが
迫真の演技にドキドキさせられました。
そんな花さんがいちばんいやなことは
かわいそうだと思われること。
だから伴侶の和清さんに
「憎んでくれてありがとう」というのです。
この「そのいのち」という作品は
愛と憎しみという相反するものを描いています。
悩みをたくさん抱えている花さん。
その花さんに思わず
「生まれてきてありがとう」と抱きしめる里見さん。
この「生まれてくれてありがとう」はとても深いことばです。
里見さんの過去にもまつわることば。
あちこち伏線が張り巡らされてありました。
すべてのものやことがらに意味があったんですね。
いのちとは生きたいと思う気持ちなのだと私は思います。
だから他人がそのいのちを奪う行為は決して許されるものではありません。
もちろんいのちの尊厳を奪うことも許されません。
ヒトに備わっているのは
神性、人間性、獣性。
何がきっかけでどの性質が強く現れるのかわかりません。
もちろんコントロールすることも難しいですよね、心って。
そういえばインド哲学ではヒトには3つのグナが備わっているとか。
サットヴァ(純性)、ラジャス(激性)、タマス(怠性)。
登場人物の3人にもその性質が投影されているのかもしれませんね。
なんだかいろいろと考えさせられる作品でした。
気になる方はぜひ劇場まで。
当日券も販売されてるようです。
では本日も一日がんばりましょう!
よい一日を♪
まだ足イタイ・・・。
*追記*
写真入れ忘れたので↑アップしておきまーす
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