カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

STYLUS SP-720UZはSP-820UZとまた違うネオ一眼でした

2023年06月03日 08時32分17秒 | カメラ

OLYMPUSのSTYLUS SP-720UZ(2012年発売開始:現在生産終了)を中古で入手しました。このブログでも何度か登場している、同社のSTYLUS SP-820UZと大きく変更されているのは、本体デザインとレンズの焦点距離、電源種類程度なのですが、手にしてみたところ俄然気に入ったのでSP-820UZと比較しながらレビューしようと思います。


まずは主なスペックとなります。

  • 画素数:1,400万画素(SP-820UZも同じ)

  • レンズ:35mm換算26mm~676mm(SP-820UZは22.4mm~896mm)

  • ISO最大感度:は3200相当(SP-820UZは6400相当)

  • 電源:リチウムイオンバッテリー(SP-820UZは単三電池4本)

  • 画像処理エンジン:TruePic III(SP-820UZはTruePic V)

私としては画像処理エンジンが「TruePic III」であることが心配ポイントでした。

SP-820UZと同等のTruePic VであればISO6400の実現や「合成処理による」手ぶれ補正機能も追加できたと思います。



上面図です。

電源ボタン・シャッターボタンとズームレバー・モードダイヤルといったシンプルな構成です。

モードダイヤルに目をやると、応用撮影といわれる「絞り優先モード」や「シャッター優先モード」などが省かれています。「全自動」「プログラム」を始め「マジックフィルター」「パノラマ」「美顔」といった多彩なモードは健在です。

SP-820UZにあった「プリキャプチャー」と「手持ち夜景」機能は搭載されていませんでした。が逆に3D機能がついていました。3D対応テレビを持っていないのでその効果が試せないのは非常に残念です。



電源は乾電池タイプでは無く、専用リチウムバッテリーです。

本体のサイズを小さくするための配慮と、長時間稼働実現のためだと思います。OLYMPUS(LI-50B)の他に、PanasonicやPENTAX(RICOH)・CASIOでも採用されているバッテリーだったため、互換バッテリーも含め当面追加購入の心配はなさそうです。



背面です。十字キーにOKボタン。録画ボタンに再生ボタン、そしてメニューボタンの4つです。

本体が小さい分、ボタンの数が少ないイメージはありません。

物理ボタンや機能が少ないということはシャッターを押すだけで綺麗に写ることを基本としている万人向けのカメラと思われます。



一つ目の作例です。

川崎駅前の商店街である「銀柳街」で子供の日に掲げられた「鯉のぼり」を撮影しました。

なんと家庭から不要になった鯉のぼりを回収したそうです。

マジックフィルターの「ポップ」フィルターを使用して華やかに仕上げてみました。

※OLYMPUS STYLUS SP-720UZで撮影:544mm相当 1/160sec F5.3 ±0.0EV ISO200 ポップフィルタ適用



二つ目の作例です。

東京タワーの展望台をタワーの麓から撮影しました。

コンパクトカメラの割には解像感が出ていると思います。

撮影の仕方もあると思いますが、SP-820UZは画像処理エンジンの性能でさらに解像度が高く、さらに一眼カメラにおいてはコンデジに比べ映像素子が桁違いに大きいため、さらに高い画質で表現できます。

※OLYMPUS STYLUS SP-720UZで撮影:500mm相当 1/400sec F5.1 ±0.0EV ISO100


SP-820UZは「画良し・手ぶれ補正良し・焦点距離良し」でしたが「携帯性」においては多少かさばる部分はありました。

2023年でのスリム型コンデジにもLUMIX DC-TZ95Dをはじめとした40倍ズームレンズを持つ機種は少なくないですが、やはりネオ一眼独特のフォルムは魅力的であるため、あのスタイルでかつコンパクトであってほしい思いはあります。

10年程前は、各社ラインナップに小型のネオ一眼があったはずですが絶滅寸前。やはりデジカメのブームは一段落ついてしまったようです。



コメント (6)
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