・‥━★:::レンギョウ(連翹)・イタチグサ モクセイ科:::::★━…‥・
黄金という名がふさわしい花の色。レンギョウが好まれるのは、この花色故ではないだろうか。 闌春の季語である。
行き過ぎて 尚連翹の 花明り 汀女日本への渡来は古く、平安時代ともいわれる。江戸時代前期には栽培されている。
≪別名≫
連翹空木(レンギョウウツギ) : 枝の中が空洞なことと、「トモエソウ」との区別をするために、呼称した。
鼬草(イタチグサ) :奈良時代に書かれた「和名抄(わみょうしょう)によると「イタチグサ」の名前で生薬として売られていた。
≪名前の由来≫漢名の「連翹」を音読みしたものである。しかし、連翹は誤用である。中国で連翹と言えば、「トモエソウ」もしくは「オトギリソウ」のことであり、日本の連翹のことは「黄寿丹」というらしい。どちらの実も薬草として売られており、日本で売られる時に間違って「連翹」として売ったため、いつの間にか「連翹」として認識されてしまった。「連」は連なる。「翹」は、鳥の尾の長く突っ立った毛。
≪連翹の仲間≫
レンギョウ :芽の出る部分以外は中空。枝葉は弓なりに長く延びて下垂。花が咲いた後に葉が開く。花色は仲間の中では最も黄金色。花弁は卵型。母種は「シナレンギョウ」
チョウセンレンギョウ :シナレンギョウの変種。レンギョウに比べて、花が少し大きく細長い。
シナレンギョウ:花が下向き。枝が上に直立。
ヤマトレンギョウ:一部の石灰岩地に自生している。花期が遅い。「ショウドシマレンギョウ」も日本原産種。
園芸では枝の特性から「シダレレンギョウ(ツルレンギョウ)」・「キダチレンギョウ」と呼ばれることもある。
☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・ ≪薬草としての連翹≫ ☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・
成熟した果実を蒸して乾燥させる。解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤として利用される。
薬草サイトhttp://www.e-yakusou.com/yakusou/890.htm
.。o○○o。. .。o○○o。 高村光太郎と連翹 ・連翹忌 .。o○○o。. .。o○○o。
光太郎の終焉の地である東京中野のアトリエの庭に連翹が植えられていました。光太郎はこの連翹をこよなく愛し、彼の告別式にはいと枝の連翹が棺の上に添えられました。以来命日である4月2日を「連翹忌」と呼ぶようになりました。
種
花を食べるヒヨドリはつがい?