☆.:*:・''・:*:.☆.:* ショウジョウバカマ・カンザシソウ 常緑ユリ科ショウジョウバカマ属☆.:*:・''・:*:.
平地から高山まで広く分布する。花期は生育地により3月から7月までと長いが、「晩春」の季語。
花の数は3~10個。花の色は濃紫から淡紅色までいろいろ。九州に自生する筑紫猩猩は、白が多い。
猩猩色の時期が過ぎても、散ることがなく、きれいな花形を保ったまま庭を賑わせる。開花後も茎はかなり伸び続ける。
≪別名≫ カンザシバナ(簪花)。ただし、「キブシ」も「カンザシバナ」の別名を持っている。
≪名前の由来≫「猩猩」は、中国の想像上の怪物で、形は猿に似て、顔は人のよう。酒を好み、赤面赤毛をしている。花の色が猩猩色。また、能装束の赤い頭の毛に見立てたともいわれる。、下に広がった葉を「袴」に見立てた。
2007/4/10撮影(仙台市) 2007/6/24の花
「猩々緋」は、染色で黒みがかった濃い赤を指す。
「猩々菅(ショウジョウスゲ)」は「カヤツリグサ科」の一年草。赤茶色の花が咲く。
「猩々草(ショウジョウソウ)」は、「トウダイグサ科」の一年草。最上部の葉が赤く花のように見える。
「猩々木(ショウジョウボク)は、クリスマスの時期によく見る「ポインセチア」のこと。
≪挿し芽≫園芸書で「挿し芽可能」とあったので挿してみた頂上部や、地際にたくさんの不定芽が出来たが、頂上部のものは枯れ、地際からの芽が育っている。
2007/9/30