▲▽▲原発の放射性廃棄物このまま増やし続けたら、どうなるのか▲▽▲
台湾では3箇所で6基の原発。日本と同じく、貯蔵所が一杯になり、各原発にも貯蔵しています。
それも10年以内には限界に達するため、処分場を決める必要に迫られています。
過去には国外に処分する計画も立てられ、北朝鮮とロシアが候補になりましたが、計画はとん挫してしました。
中国に近い離島と、島の南端の村を候補に選定
台湾の馬英九政権がは、中国沿岸近くに領有する離島小坵村と台湾本島南端南田村の計2カ所を選定、来年に建設の是非を問う住民投票を行うことを決めました。
強固な岩盤を持ち、自然環境の危険性も少なく、土地の大部分が公有地で、用地の買収も容易なため、候補になったようです。
離島は人口30人。南田村は人口4000人です。
県民を対象に、投票率5割以上で、賛成が過半数なら成立します。
処分場を受け入れた南田村などに53億円、小坵村には73億円の交付金を計画しています。
補助金なしでは、原発事業は進まないということです。
建設費は765億円を見込んでいます。
台湾は年間発電量の20%を原発に頼っていますが、稼働中の原発も耐用年数の40年を待たずに運転停止を検討中。
建設中の原発(日本企業も参加)は、12年運転を目指し提案したが、安全確認のため工事が中断、14年にずれ込む見通し。
新たな原発は建設しない方針です。
ただ、建設予定地の離島が中国沿岸から約50キロと近く、仮に住民の同意を得ても、中国側の反発が予想されます。
いかに自国の領土とはいえ、本当から遠く離れた他国の近くに、このような施設を建設すつことが、同義的に許されることなのでしょうか。
しかし核のゴミは、確実に増え続けます。どのようの方法によるとしても、どこかに処分する必要があります。
低レベルのものでも、受け入れがたい思いがあるのに、まして「高レベル」の核のゴミはこの先適切に対応できるのでしょうか。
日本国内でも、福島原発事故による大量の核のゴミがあります。
中には住宅地の近くの処分場に、埋められた汚泥もあります。将来水害で流れ出ることはないのか。露出しないか。地下水、海に流れ出ないか。子供の代、又さらに次の代まで、どのようにして管理を続けるのか住民が不安を募られています。
こんな厄介なゴミを出す「原発」
それでも、政治家の大部分は「脱原発」を言いません。
知恵の全てを出し合って、エネルギー政策を見直さなければならないのに、今回の民主党選挙でも、誰もはっきりと言いません。
なぜでしょうか。
日本には大事なことを国民投票で決めるルールが確立していません。
選挙の争点になることはあっても、政党を選ぶことと、特定の政策に賛否の意思を表すことは別です。
脱原発を国民の総意にかけたら、どのような結論になるのでしょうか。知りたいところです。