夜行列車 桃太郎

願わくば、あなたに夜行列車の楽しい思い出だけが残りますように!

平日夜鉄記

2011-01-28 01:04:31 | 鉄道

今晩は

このタイトルはありかな?(笑)

いいじゃないスか

冒頭からマニア編で参ります。

まず鋳鋼製先台車(ちゅうこうせいせんだいしゃ)からです。

200710170002

↑画像がないのでデッキ付き機関車で・・・(すいません

先台車があれば従台車(じゅうだいしゃ)もあります。どっちも同じです。

機関車は行ったり来たりしますが、古い規格線路でポイントへ進入した

場合、軸重の重い動輪は慣性で脱輪する恐れがあったようでして、

動輪台車を誘導、案内するために設けられた台車です。

軸重によって1軸だったり2軸だったりしたようです。

何で鋳鋼製の先台車なの?と言う事になりますが、

単にマニア性を高めただけです。<m(__)m>

名機EF58の日立製に2~3台鋳鋼で先台車を製作しましたが、鋳鋼は

鋳物です。正式には炭素鋼鋳鋼(たんそこうちゅうこう)と言います。

材料記号SC46。溶接性があるものはSCW46になります。

58の先台車は部材を溶接して製作していたようです。雑誌の58台枠図面で

わかりました。更に古い機関車はリベット構造だったようです。

溶接構造では大変な手間と熟練を要するものです。これを簡素化する

為に試験的に鋳型(いがた)を作って、鋳物にしたのだと推測します。

鋳物を固定する治具さえ作れば機械加工は楽ですが、量産しなければ

意味が無いです。結局これは試験のみで量産終了したようです。

次は機関車のエンド方向です。

Img_0374

↑この画像の左のカマは1エンド、右は2エンド。

運転席下、ボディの裾の辺りに四角い枠内に番号が書いてあります。

これがエンド表記です。「3」はありません。

面白い画像はこちら↓

Img_0588

あらら、2エンド同士がくっついちゃった!

原則1エンドが東京方になるように配置しています。

セキの66なら必ず下関方が2エンドです。

また、検修係さんは機関車に乗り込む際必ず1エンドから乗り込みます。

1エンドには主要な機器、スイッチ類が集められており、素早く検修に

当たるためには1エンドでないとならないからです。

撮り鉄も1エンドしか撮らない!と言うヒトもいるようです。

言うなれば1エンドはそのカマの正式な顔になります。

但し、63のように2エンドの方が凛々しいカマもいます。

ELファンはどちらも同じように、なめるように撮ってしまいますが・・・

横川の先生に聞いたホントにあった話しです。

軽井沢まで団臨を62が牽いてきて、63を付けて碓氷を下りるはずが

62にジャンパ栓が無い!!

どこかで方向転換してしまい、エンド方向が逆になっていたようで

現場は大わらわ。結局ゆっくり協調しないで下りたようですが、

すんごい遅れてしまったようです。(先生苦笑)

Img_0541

↑さっき撮ってきました。

虹×虹の離合を狙ったのですが、81虹ウヤで残念!

Img_0546

ワン吉さんからのリクエスト、富士・はやぶさ映像でお休みなさい。

(この頃の撮影は手が震えてどうにもなりませんでした。

お見苦しい点はご容赦下さい。)


YouTube: 寝台特急 富士・はやぶさ 熱海近辺映像⑨