もっちゃんのボケ防止日記

新型コロナウイルスに感染しないよう三密を避けて鳥撮りに嵌っています。

広島での生活日記(7月28日)

2016年08月09日 08時55分12秒 | 日記
 昨夜は台風の影響もなく、息子も無事に帰ってきた。テレビで天皇陛下のビデオメッセージを見ていたら、いろいろなことが思い出されてきた。現天皇は民間出身の美智子妃と結婚されたが、当時、その様子がテレビ放送された。その時が、我が家に初めてテレビが入った時だ。かなり高価なものだったと思うが、貧乏な生活の中でよく買ったものだと思う。馬車に乗られたお二人の姿は、今でも脳裏に焼き付いている。

 メッセージを聞きながら、ふと、美空ひばりの歌った「川の流れのように」が浮かんできた。


 知らず知らず 歩いてきた
 細く長い この道
 振り返れば 遥か遠く
 故郷が見える
 でこぼこ道や 曲がりくねった道
 地図さえない それもまた人生
 ああ 川の流れのように ゆるやかに
 いくつも 時代は過ぎて
 ああ 川の流れのように とめどなく
 空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ

 私の人生はこの歌通りだと思っているが、天皇陛下の人生は全く違うものだろう。知らずに歩いてきた道ではなく、決められた道を真剣に歩いてこられたはずだ。その道は決して細くなく、曲がりくねってもいなかっただろう。しかし、陛下は自分で地図を作り、流れに身を任せることもなかったはずだ。

 メッセージを聞きながら考えたことは人それぞれだろう。だが、昭和天皇と同じように、人間天皇として生きてこられた平成天皇を私は尊敬している。

 今朝は台風の影響が残り、強めの風が吹いていた。天気予報では、今日は猛暑日になるという。熱中症に注意しながら今日を過ごそうと思う。

 (7月28日)

 朝食後、義妹のマウンテンバイクを借りてサイクリングに出かけた。昨日と同じように家の裏に続く道を走ると、墓地の先に野鳥がいた。そうっと近づいてみると、数羽のヤマガラが木の実?を食べていた。以前、那須に行ったときに出会ったことがある。頭が黒と白で、お腹が橙色だ。餌をあさるのに夢中で、こちらに気が付かないようだ。お陰で気にった写真が撮れた。



 昨日畑で見た野鳥がいるかと思ったが、その姿はなかった。

 今日は、西城川沿いにある遊歩道を走るのが目的だ。坂道を下り、西城小学校わきを通り、西城川に出る。昨日はウォーキングで上流に向かったが、今日は下流に向かう。遊歩道は、自転車で走るにはちょうど良い広さだ。桜並木があり、花の時期はきれいだろうと思う。

 途中で散歩する婦人と出会った。自然と挨拶を交わす。こんなところが田舎の良さだ。川辺の大きな岩の上で休憩する。目の前にトンボがいた。ハグロトンボとは違い、羽の一部だけ色が濃くなっている。後で調べたら、ミヤマカワトンボらしい。上空をトビが飛んでいる。脇の用水にキセキレイがいた。遠いので、なかなかピントが合わない。

 川のせせらぎの音を聞きながら周りの風景を眺める。正に至福のひと時だ。残念ながら、セミの声が聞こえない。



 川辺でのんびりした後、町中を走る。暑いせいか、歩いている人がいない。通りの店は閉まっているところがほとんどだ。西城の町も寂れる一方のような気がする。

 帰りは坂道なので、自転車を押して上がる。途中、道端にトンボがいた。ナツアカネかと思ったら、ウスバキトンボと言うらしい。



 汗をかきかき坂を上がると、家の前の電線にたくさんのツバメが並んで止まっている。後で調べて分かったが、埼玉の方では見かけないコシアカツバメだ。名前の通り、腰のところが赤い。お腹には黒く細い縦紋がある。普通のツバメと違い、尾が三本に見える。



 これで、野鳥との出会いは73になるなと思いながら家に入る。自転車で走っていると風が爽やかだったが、さすがに大汗をかいてしまった。

 午後は昼寝でもしようか…。