今朝は昨日よりも涼しい。立秋が過ぎ、季節は秋に向かっているようだ。今日は山の日。祝日が増えるのは良いが、2人の息子たちは休みではない。国民の祝日とはいえ、休日とならない人は多いのではないかと思う。
未だに日本は働き蜂の人たちによって成り立っているのかと思うと仕事をしていない私は肩身の狭い思いがしてくる。
(7月30日の生活)
今朝は朝靄がかかっていたが、今は晴れて日差しが厳しい。昨日に引き続き、今日もドライブに出かけることにした。目的地は熊野神社の老杉と県民の森だ。
義弟の車を借り、芸備線に沿って走る国道314号線を北に走り、看板のあるところで左折する。直ぐに丁字路にぶつかる。左に行くと熊野神社、右に行くと県民の森だ。左折して熊野神社を目指す。
山道をしばらく走ると大きな鳥居のあるところに着いた。鳥居には「比婆大社」とある。駐車場に車を降りると赤とんぼが飛んでいる。
道路わきにある店の前に水槽が置いてある。覗いてみると10匹ほどのイワナが泳いでいる。説明を読むと、イワナの一変種だそうだ。県の天然記念物に指定されていて、地質時代氷河期の残存種だという。そんな時代から生き延びてきた魚かと思って改めて眺めてみた。厳つい顔をした姿かたちのいい魚だ。こんなのが釣れたら楽しいだろうなと思う。
鳥居脇にある石段を上がり、熊野神社に行く。直ぐに杉の大木が迎えてくれた。この森には胸高範囲4m以上の木が55本、5m以上の木が11本あるそうだ。昭和27年に「熊野神社の老杉群」として県の天然記念物に指定されている。
左にあったのが胸高範囲8.1mで県下第2位の杉、その先右側にあったのが7.8mの第3位の杉だ。第4位の杉もあったが、どこにあったか忘れてしまった。樹齢が知りたいと思ったが、どこにも書かれていない。
参道の石段を上がり、拝殿に詣でる。いつものように、4人目の孫の無事出生と3人の孫の健やかな成長、無病息災、家内安全を祈願する。拝殿の裏に回ると本殿があった。本殿脇の山道を上がっていくと、杉の林の中に二宮、三宮、金蔵神社、三宝荒神社、牛馬荒神社がひっそりと散在していた。
≪熊野神社の由緒≫ インターネットから
古事記に「故(かれ)、其の神避りし伊邪那美神は出雲国と伯伎国との境、比婆の山に葬りき」とある比婆山(命《みこと》山・美古登山)を伊邪那美神の御陵と仰ぎ奥院という。
当社はその南西面参道の遥拝所にあたる。社伝に「創建不詳、和銅六年(713年)までは比婆大神社と称し、嘉祥元年(848年)社号を熊野神社と改称す」とあり。その後遥かに星霜を経て、文亀二年(1502年)奴可郡西条保久里村大檀那源親盛社殿造立、永正十五年(1518年)大檀那源尚盛社殿造立、天正四年(1576年)怒恕郡西条保久里村大檀那源朝臣智盛社殿再興の棟札三枚が現存している。
明治以降、比婆山御陵の考証が多くの学者により、論究されているが、実在の実力者が祀られていることは間違いない。おそらく、少彦名神の一族で、大陸から、鉄を始め、あらゆる文化を伝えた一族なのだろう。古事記、日本書紀は大陸との交流の記録でもある。
人っ子一人いない森の中は静寂そのものだ。暫し休憩していると、イトトンボがいた。透明な羽の先に赤い紋がある。後で調べたら、ニホンカワトンボらしい。野鳥だけでなく、トンボを追いかけるのも面白そうだ。
先に行くと、那智の滝(別名:鳥尾の滝)への矢印があった。行ってみようかとも思ったが、県民の森にも行きたいので諦めることにした。比婆山御陵(広島の比婆山では標高1264mの円丘にある巨岩がイザナミの御陵とされ、熊野神社の奥院とされている。平坦地に円墳が築かれている。)は、その先にあるらしい。登山の服装をした夫婦とすれ違う。機会があったら、私もハイキングしてみたいものだと思う。
駐車場に戻り、県民の森に向かう。駐車場で車を降りると、懐かしさがこみ上げてきた。数年前には孫を連れてきたところだ。公園センターの前でソフトクリームを食べていた孫の姿が思い出される。二人の息子たちも、何度も連れてきたところだ。冬には、毎日のようにスキーをやりに来た。あの頃が懐かしい。
野鳥を探して森の中を歩く。山小屋には大勢の泊り客がいた。しかし、鳥の声が全く聞こえない。仕方なく、思い出の場所であるスキー場に向かう。
スキー場に人の姿はなく、ススキが風に吹かれているだけだ。ゲレンデを見上げると鳥が飛んできた。キセキレイだと思い、急いでカメラを向けたが飛び去ってしまった。
お腹がすいたので、公園センターでお昼にすることにした。レストランに行くと、比婆ゴンラーメンというメニューがあった。値段を見るとちょっと高いが、せっかくなので食べてみることにした。出てきたラーメンは味噌の香りがして、実に旨かった。レストランの人に聞くと、特製の味噌を使っているそうだ。
食後、センター周辺を歩く。モンシロチョウが産卵しているのを見かける。オニヤンマ?見かけたことのないトンボ、カラスアゲハに赤とんぼと昆虫がいろいろいる。
実家に帰り、午後は義母と妻を連れて庄原に買い物に行く。フェースブックで見ていた「ひだまりカフェ」に寄ってみた。小さな店だが、若い店主の女性が話しかけてきた。美味しいコーヒーをいただき、買い物をして実家に帰る。
夕方、また夕立が降った。雨が止むと、今朝、朝靄のかかっていた向かいの山に虹が出た。
未だに日本は働き蜂の人たちによって成り立っているのかと思うと仕事をしていない私は肩身の狭い思いがしてくる。
(7月30日の生活)
今朝は朝靄がかかっていたが、今は晴れて日差しが厳しい。昨日に引き続き、今日もドライブに出かけることにした。目的地は熊野神社の老杉と県民の森だ。
義弟の車を借り、芸備線に沿って走る国道314号線を北に走り、看板のあるところで左折する。直ぐに丁字路にぶつかる。左に行くと熊野神社、右に行くと県民の森だ。左折して熊野神社を目指す。
山道をしばらく走ると大きな鳥居のあるところに着いた。鳥居には「比婆大社」とある。駐車場に車を降りると赤とんぼが飛んでいる。
道路わきにある店の前に水槽が置いてある。覗いてみると10匹ほどのイワナが泳いでいる。説明を読むと、イワナの一変種だそうだ。県の天然記念物に指定されていて、地質時代氷河期の残存種だという。そんな時代から生き延びてきた魚かと思って改めて眺めてみた。厳つい顔をした姿かたちのいい魚だ。こんなのが釣れたら楽しいだろうなと思う。
鳥居脇にある石段を上がり、熊野神社に行く。直ぐに杉の大木が迎えてくれた。この森には胸高範囲4m以上の木が55本、5m以上の木が11本あるそうだ。昭和27年に「熊野神社の老杉群」として県の天然記念物に指定されている。
左にあったのが胸高範囲8.1mで県下第2位の杉、その先右側にあったのが7.8mの第3位の杉だ。第4位の杉もあったが、どこにあったか忘れてしまった。樹齢が知りたいと思ったが、どこにも書かれていない。
参道の石段を上がり、拝殿に詣でる。いつものように、4人目の孫の無事出生と3人の孫の健やかな成長、無病息災、家内安全を祈願する。拝殿の裏に回ると本殿があった。本殿脇の山道を上がっていくと、杉の林の中に二宮、三宮、金蔵神社、三宝荒神社、牛馬荒神社がひっそりと散在していた。
≪熊野神社の由緒≫ インターネットから
古事記に「故(かれ)、其の神避りし伊邪那美神は出雲国と伯伎国との境、比婆の山に葬りき」とある比婆山(命《みこと》山・美古登山)を伊邪那美神の御陵と仰ぎ奥院という。
当社はその南西面参道の遥拝所にあたる。社伝に「創建不詳、和銅六年(713年)までは比婆大神社と称し、嘉祥元年(848年)社号を熊野神社と改称す」とあり。その後遥かに星霜を経て、文亀二年(1502年)奴可郡西条保久里村大檀那源親盛社殿造立、永正十五年(1518年)大檀那源尚盛社殿造立、天正四年(1576年)怒恕郡西条保久里村大檀那源朝臣智盛社殿再興の棟札三枚が現存している。
明治以降、比婆山御陵の考証が多くの学者により、論究されているが、実在の実力者が祀られていることは間違いない。おそらく、少彦名神の一族で、大陸から、鉄を始め、あらゆる文化を伝えた一族なのだろう。古事記、日本書紀は大陸との交流の記録でもある。
人っ子一人いない森の中は静寂そのものだ。暫し休憩していると、イトトンボがいた。透明な羽の先に赤い紋がある。後で調べたら、ニホンカワトンボらしい。野鳥だけでなく、トンボを追いかけるのも面白そうだ。
先に行くと、那智の滝(別名:鳥尾の滝)への矢印があった。行ってみようかとも思ったが、県民の森にも行きたいので諦めることにした。比婆山御陵(広島の比婆山では標高1264mの円丘にある巨岩がイザナミの御陵とされ、熊野神社の奥院とされている。平坦地に円墳が築かれている。)は、その先にあるらしい。登山の服装をした夫婦とすれ違う。機会があったら、私もハイキングしてみたいものだと思う。
駐車場に戻り、県民の森に向かう。駐車場で車を降りると、懐かしさがこみ上げてきた。数年前には孫を連れてきたところだ。公園センターの前でソフトクリームを食べていた孫の姿が思い出される。二人の息子たちも、何度も連れてきたところだ。冬には、毎日のようにスキーをやりに来た。あの頃が懐かしい。
野鳥を探して森の中を歩く。山小屋には大勢の泊り客がいた。しかし、鳥の声が全く聞こえない。仕方なく、思い出の場所であるスキー場に向かう。
スキー場に人の姿はなく、ススキが風に吹かれているだけだ。ゲレンデを見上げると鳥が飛んできた。キセキレイだと思い、急いでカメラを向けたが飛び去ってしまった。
お腹がすいたので、公園センターでお昼にすることにした。レストランに行くと、比婆ゴンラーメンというメニューがあった。値段を見るとちょっと高いが、せっかくなので食べてみることにした。出てきたラーメンは味噌の香りがして、実に旨かった。レストランの人に聞くと、特製の味噌を使っているそうだ。
食後、センター周辺を歩く。モンシロチョウが産卵しているのを見かける。オニヤンマ?見かけたことのないトンボ、カラスアゲハに赤とんぼと昆虫がいろいろいる。
実家に帰り、午後は義母と妻を連れて庄原に買い物に行く。フェースブックで見ていた「ひだまりカフェ」に寄ってみた。小さな店だが、若い店主の女性が話しかけてきた。美味しいコーヒーをいただき、買い物をして実家に帰る。
夕方、また夕立が降った。雨が止むと、今朝、朝靄のかかっていた向かいの山に虹が出た。