気ままなピークハンターズの山旅

日本百名山の頂と風景や国内旅行を中心とした絶景を掲載致します

再訪の山梨県笹子峠(ささごとうげ)

2023-10-29 11:16:23 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回の記事は山梨県大月市と甲州市の境にある笹子峠(ささごとうげ)を
取り上げてみたいと思います
前回訪れたのは甲州市、大月市間冬季通行止で大月市側から
約2キロの道のりを徒歩で目指しました 今回は車であっという間に
笹子隧道に到着しました 2度目の再訪は甲州市側から笹子隧道を
見てみたかったからです

甲州市側から見た笹子隧道入口 大月市方面を眺める

笹子峠から甲州市方面を眺める

大月市側から眺める笹子峠 笹子隧道
笹子峠(ささごとうげ)は、山梨県大月市と甲州市の境にある峠
標高1,096m
甲州街道の江戸と下諏訪のほぼ中間の、黒野田宿と駒飼宿の間にあたり、
同街道の最大の難所と言われた
1880年(明治13年)明治天皇の山梨巡幸の際には、
峠上から少し下った大月側の甘酒茶屋で休憩を取ったことから、
後年、茶屋跡に「明治天皇御野立所跡」という石碑が建てられた

大月市側から眺める笹子隧道
トンネルの真上に登山道分岐点として笹子峠が存在する
甲州街道の江戸-下諏訪間のほぼ中間点にあたり、
同街道の最大の難所と言われた 
1938年(昭和13年)峠のほぼ下を貫く笹子隧道(全長:240m)が開通し、
甲州街道の峠としての機能を終えるが、狭い道が複雑に曲がり、
交通の難所には違いなかった
1958年(昭和33年)新笹子トンネル(全長:2,953m)の開通による
ルート変更により国道20号から県道に降格 交通量も激減した

笹子隧道について記されている(登録有形文化財)

笹子隧道脇から笹子雁ヶ腹摺山への道標
雁ヶ腹摺山は付近に牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)日本一山名の長い山
と笹子雁ヶ腹摺山、雁ヶ腹摺山の3つの腹摺山があります
まだ登ったことのない笹子雁ヶ腹摺山はいつか訪れてみたいと思います

笹子隧道を大月市側へ下って行くと笹子峠の矢立のスギがあります

矢立のスギ
戦国時代、合戦に赴く武士がこの杉に矢を射立て戦勝を祈願したと伝えられる、
樹齢1000年とも言われる杉の巨木です>樹高約28m、根廻り14.8m、
目通幹囲9m、幹は地上約21.5mで折損し、中は上まで空洞となっています
甲斐国誌や甲斐叢記などの古書にも記され、
葛飾北斎や二代目歌川広重などの絵にも描かれており、
古くから有名な木と知られております
また、県の天然記念物にも指定されています
近くには歌手の杉良太郎氏が寄贈した
「身代わり両面地蔵菩薩」や「矢立ての杉」の歌碑、
ゼンマイ式音声ガイドもあります



笹子峠から続く甲州街道名残り

矢立のスギ

矢立のスギ傍に設置されている
歌手の杉良太郎氏が寄贈した「矢立ての杉」の歌碑


最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋空の大菩薩嶺2023後編

2023-10-24 12:29:53 | 関東地区周辺の山旅
こんにちは!
10月18日、山梨県甲州市にある大菩薩嶺に出かけてきました
なだらかな稜線より眺める冠雪の富士山、南アルプスの山並が
青空に映えて、美しい風景を堪能する事が出来ました
紅葉の見頃はあと1~2週間後が最盛期ではないかと思われました
今回の掲載記事は秋空の大菩薩嶺2023後編と題しまして
大菩薩稜線より眺める大展望をお届けしたいと思います

大菩薩稜線より眺める富士

彩ずき始めた大菩薩稜線木々

なだらかな稜線の先に大菩薩嶺が見える



なだらかな稜線を展望を眺めながら進む



大菩薩連嶺と富士山

稜線より大菩薩連嶺と小金沢連嶺をを眺める

標高2000m地点表記

標高2000m地点表記より望む南アルプス山並

標高2000m地点表記より望む富士山絶景





なだらかな稜線より眺める霊峰富士

雷岩付近稜線より眺める甲府盆地と南アルプス山並

雷岩より眺める富士山





大菩薩嶺頂上
大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、
山梨県甲州市と北都留郡丹波山村に跨る標高2,057mの山
深田久弥の日本百名山には「大菩薩岳」の項で取り上げられている

木々に囲まれている大菩薩嶺頂上

大菩薩嶺を後に上日川峠へと下っていきます

唐松尾根より眺める富士山

立ち枯れ木より眺める富士山



唐松尾根の茅とを一気に下っていきます

唐松尾根を彩る真っ赤に色ずく紅葉



唐松尾根木々の間より眺める南アルプス北岳、間ノ岳、農鳥岳

有毒植物であるマムシグサの果実
如何にも毒々しい真っ赤な実です

福ちゃん荘まで戻ってきました

福ちゃん荘付近のカラマツ紅葉

カラマツの紅葉も始まっているようです

上日川峠ロッジ長兵衛に戻ってきました

上日川峠より眺める南アルプス山並

上日川峠バス停

上日川峠から甲斐大和経由で帰宅します
大菩薩嶺には何度訪れたことかゆうに30数回は超えていると思います
空気が澄んでいる秋の季節が最も素晴らしい!


最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋空の大菩薩嶺2023前編

2023-10-20 15:13:59 | 関東地区周辺の山旅
こんにちは!
10月18日、山梨県甲州市にある大菩薩嶺に出かけてきました
なだらかな稜線より眺める冠雪の富士山、南アルプスの山並が
青空に映えて、美しい風景を堪能する事が出来ました
紅葉の見頃はあと1~2週間後が最盛期ではないかと思われました

大菩薩嶺なだらかな稜線より眺める富士山

上日川峠より徒歩20分程で福ちゃん荘に到着

福ちゃん荘より大菩薩峠へと向かう

福ちゃん荘前にある大菩薩周辺の案内図

富士見平から旧道賽の河原への道標
賽の河原が旧大菩薩峠であった時代があり、ルートは残っているようです

現在営業していない富士見平小屋

小説「大菩薩峠」の作者中里介山もこの山荘で執筆したという
今は営業していない勝縁荘

大菩薩峠手前にある休憩所

青空が広がる見通しの良い大菩薩峠に到着
上日川峠から1時間程で到着 登山者は私を含めて2名
大菩薩峠からの絶景 貸し切り状態

大菩薩峠からなだらかな尾根筋を眺める

大菩薩峠に建つ小説大菩薩峠文学碑と富士山

大菩薩峠から眺める冠雪の富士山

大菩薩嶺につながる緩やかな尾根筋 遮るものがない展望台が続く

大菩薩峠からの絶景 貸し切り状態 周りに登山者は一人もいません!

標高2000mの稜線では木々が赤色に染まりつつあります

標高2000m付近の稜線から眺める南アルプスの山並

標高2000m付近の稜線から眺める霊峰富士

賽の河原付近より望む大菩薩嶺へとつながるなだらかな稜線

賽の河原付近より南アルプス山並絶景
南アルプス名峰には冠雪が確認できないほどです
3000m峰が連なる峰々は気温が高いのでしょうか?

大菩薩嶺へとつながるなだらかな稜線 少しづつ色ずいているようです

稜線から眺める南アルプスの山並

標高2000m付近の稜線から眺める霊峰富士と上日川湖


最後まで御覧頂きありがとうございます
秋空の大菩薩嶺2023後編へと続く
次の投稿までご機嫌よう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋空のサイクリングロード2023

2023-10-16 10:50:42 | 日記
こんにちは!
秋空に誘われて荒川河川敷サイクリングコースを走ってみました
早朝、AM6:00自宅を出発 いつの間にか秋を通り越して肌寒さを感じる
季節になりました この気温が丁度良い! 走っていると身体も温まり
爽快にサイクリングロードを走り抜けていきます

朝陽を浴びて荒川河川敷沿いにサイクリングスタート



荒川サイクリングロードより眺める富士山(小さく見える)

刈り取られた田園地帯を走り抜けます

荒川サイクリングロード沿いに咲くコスモス

荒川サイクリングロード沿いにある榎本牧場入口

榎本牧場入口に咲く曼珠沙華



荒川河川敷を秋風を受けて颯爽に走り抜けます

収穫を終えていない稲穂
農家地主さんが自然の天日干し?

自然の天日干しの稲穂 新米美味しく頂けそうですね!

埼玉県北本市境迄サイクリング車走らせてみました
ここから引き返してホンダエアポートへ向かう

誰もいないホンダエアポート

セスナ機が何台も駐機しています
正面に見える大型のセスナ機はスカイダイビング用ですね!



荒川河川敷サイクリングコース





上尾市開平橋を渡り自宅へと戻ります
開平橋下を流れる荒川 川の流れに秋空が映り込んでいます

荒川河川敷ゴルフコースを走れ抜けて自宅へと戻ります
今日の朝は爽快な気分で、気持ちの良い一日のスタートとなりました



最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲州古道小仏峠(こぼとけとうげ)

2023-10-12 09:46:05 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回の記事は東京都八王子市裏高尾町と神奈川県相模原市緑区の間にある
甲州古道小仏峠(こぼとけとうげ)を取り上げてみたいと思います

高尾山登山口から小仏峠(こぼとけとうげ)へ

甲州古道小仏峠(こぼとけとうげ)

小仏峠(こぼとけとうげ)は、
東京都八王子市裏高尾町と神奈川県相模原市緑区の間にある峠
多摩川水系と相模川水系とを隔てる分水界
標高は548m 八王子側の車道終点付近に113号水準点標石(369.51m)がある

小仏峠に設置されている狸の置物3体 何時の頃からあるのでしょうか?

小仏峠にある石仏
甲州古道小仏峠(こぼとけとうげ)は
1569年(永禄12年)に武田信玄が関東地方へ遠征した際、
別動隊の小山田信茂は甲斐国大月から八王子に向かった
これを迎え撃つ滝山城の北条氏照は、
当時一般的な経路だった奥多摩方面からの侵入を予想して
戸倉城などに兵を派遣した
しかし小山田隊は小仏峠を越えてきたため、
不意をつかれた北条軍は滝山城に籠城することになった(廿里の戦い)
その後、小仏峠は甲斐国と武蔵国・相模国を結ぶ要路となり、
滝山城の機能は新設の八王子城に転換し「八王子」の地名の由来となった 
廃城の後は小仏関所が置かれた 
特に富士参詣の行者がここを越えることから、富士関とも呼ばれていた
江戸時代には甲州街道のルートに指定されて交通の要所となり、
小仏関所が置かれた しかし勾配が急で車道化が困難であったため、
1888年(明治21年)に当時の国道16号(現在の国道20号)は
大垂水峠を経由するルートへ変更された 
これによって小仏峠を通る通行者は激減した



小仏峠(こぼとけとうげ)から東京方面を眺める



小仏峠(こぼとけとうげ)
地形的にほぼ東西に直線的に貫いていることから、
直線的なルートが望まれる中央自動車道とJR中央本線は、
小仏峠の北側の山を小仏トンネルによって貫いて造られた



最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする