気ままなピークハンターズの山旅

日本百名山の頂と風景や国内旅行を中心とした絶景を掲載致します

剱岳(つるぎだけ)、弟の百名山チャレンジ97座目の山旅下山編

2024-09-25 14:56:03 | 上信越の山絶景
こんにちは!
今回の掲載記事は9月5日~6日にかけて弟がチャレンジした
日本百名山97座目の北アルプス剱岳山旅の様子をお届けしたいと思います
第3話(最終)は剱岳頂上から絶景とカニのヨコバイ、鎖場、鉄はしごを伝い、
スリル満点の下山の模様を掲載してみたいと思います

剱沢より眺める雪と岩の殿堂 北アルプス剱岳絶景

剱岳頂上から眺める雲海
山頂に辿り着いた頃はガスに覆われて視界が開けていませんでしたが
次第にガスが晴れて青空と雲海が現れました

ガスに覆われた北アルプス剱岳頂上
弟百名山チャレンジ97座目を達成 残りの三座は槍ヶ岳、穂高岳、富士山
ブログ更新している頃には98座目の槍ヶ岳、99座目の穂高岳に向かっています
剱岳(つるぎだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰にある標高2,999 の山
明確な記録に残る初登頂は、
陸軍参謀本部陸地測量部の測量官、柴崎芳太郎が率いる測量隊によるものである
しかしながら柴崎芳太郎測量隊が剱岳頂上に達した際、驚きが待っていました
それは、最初の登頂の際、錆び付いた鉄剣と銅製の錫杖頭が発見された
これらの遺物は当時の鑑定では奈良時代後半から平安時代初期にかけて
登頂した修験者のものと考えられた
山頂近くの岩屋には古い焚き火跡もあったという
これらの遺物は立山修験の貴重な証しとして柴崎が保存していたが、
1959年に錫杖頭が重要文化財に指定された 柴崎の死後は、
遺族から寄贈されて立山町芦峅寺の立山博物館に展示されている

剱岳頂上を後に剱沢、剣御前小屋、雷鳥沢、
立山室堂へと下山していきます



鋭い岩峰群を巻きながら下山していきます

岩の稜線真上より眺めるカニのヨコバイ鎖場

岩場の鎖を頼りに慎重に下山していきます

迫力あるカニのヨコバイ!!

カニのヨコバイを慎重に渡って行きます

真新しい鉄梯子が現れました

高度感のある鉄梯子を降りていきます

急峻な岩場のトラバース

慎重に鎖を頼りに下降していきます





稜線より眺める富山県側の景観

下山途中、北アルプス剱岳を振り返る





下山途中の稜線より眺める立山別山、立山三山

眼下に剱沢も見えてきました

下山途中、北アルプス剱岳を振り返る

赤い屋根の剣山荘が見えてきました

剣山荘と剱岳絶景



剱沢より眺める 雪と岩の殿堂剱岳

剱沢野営管理所

剱沢より眺める 北アルプス剱岳絶景

剱沢より剣御前小屋へ向かう

剣御前小屋付近より眺める北アルプス白馬三山

剣御前小屋付近より眺める北アルプス立山三山



雷鳥沢まで下ってきました

黒部立山アルペンルート室堂よりバスに乗って大観峰へ向かいます

黒部立山アルペンルート大観峰からロープウェイで
ケーブルカー乗場に向かう

ケーブルカーを乗り継ぎ黒部湖へ

黒部立山アルペンルート扇沢駅まで戻ってきました(PM4:26)
剣山荘発 剱岳アタックがAM3:55ですから長い一日だったようです
お疲れ様でした 98、99座目の様子もいずれお届けしたいと思います


最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう





コメント (2)
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剱岳(つるぎだけ)、弟の百名山チャレンジ97座目の山旅登頂編

2024-09-20 11:07:24 | 上信越の山絶景
こんにちは!
今回の掲載記事は9月5日~6日にかけて弟がチャレンジした
日本百名山97座目の北アルプス剱岳山旅の様子をお届けしたいと思います
第2話は剣山荘より一服剱 - 前剱 - を経てカニのタテバイと呼ばれる鎖場を越えて
北アルプス剱岳登頂に至るコースを取り上げてみたいと思います

剱岳山頂に現れたブロッケン現象

剣山荘を早朝4時前に出発 剱岳アタック!

稜線より眺める朝焼け

北アルプス剱岳のシルエット

稜線より眺める朝焼け 鋭く尖った鹿島槍ヶ岳

岩場にかかる鎖場をトラバース

鎖場をトラバースして一服剱へ

一服剱を下り前剣へ



陽が昇ってきました

前剣へと稜線を進む

剱岳稜線よりご来光を眺める

前剣からカニのタテバイ取りつきまで鎖を頼りに慎重に降りていきます

カニのタテバイ上部を鎖を頼りに慎重に登っていきます



剱岳(つるぎだけ)頂上付近 あと少しで山頂

剱岳(つるぎだけ)頂上に到着
剱岳(つるぎだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)
北部の立山連峰にある標高2,999 mの山
富山県の上市町と立山町にまたがる
中部山岳国立公園内にあり、山域はその特別保護地区になっている
日本百名山 および新日本百名山に選定されている
立山、鹿島槍ヶ岳、と並び、日本では数少ない氷河の現存する山である
日本国内で「一般登山者が登る山の内では、
最も危険度の高い山」とされる
これは、その一般ルートが、一服剱 - 前剱 - 本峰の間で、
岩稜伝いの鎖場やハシゴのルートになることによる 難所として
「カニのヨコバイ」「カニのタテバイ」と呼ばれる鎖場があるが、
実際には、より容易な稜線で滑落事故などが発生している
また、クライマーと呼ばれる多くの一流登山家も、
その岩場や雪山で命を落としている
最終氷期に発達した氷河に削り取られた氷食尖峰で、
その峻険な山容は訪れる者を圧倒し、
登山家からは「岩の殿堂」とも「岩と雪の殿堂」とも呼ばれている
北から東の方角には、大窓をはじめとする「窓」と
呼ばれる懸垂氷食谷が発達し、うち、「三ノ窓」と「小窓」の両谷には、
日本では数少ない現存氷河である三ノ窓氷河と小窓氷河を擁する
南東の方角には日本三大雪渓の1つとして知られる剱沢雪渓があるが、
こちらは氷体を伴わず、氷河ではない
飛騨系の閃緑岩と斑れい岩の硬い岩から構成され、それを輝緑岩が貫いている

剱岳(つるぎだけ)頂上からの雲海とブロッケン現象

剱岳(つるぎだけ)頂上の様子

剱岳(つるぎだけ)頂上からの雲海とブロッケン現象

覆っていたガスが晴れ絶景が広がり始めました

剱岳(つるぎだけ)頂上から望む富山県側の景観

剱岳(つるぎだけ)頂上から絶景を楽しむ登山客

覆っていたガスが晴れ、立山別山、立山三山の視界が開け始めました

剱岳(つるぎだけ)頂上から絶景

剱岳頂上から望む北アルプスの山並

剱岳(つるぎだけ)頂上から望む富山県側の景観
富山湾もうっすらと見えてきました


最後まで御覧頂きありがとうございます
剱岳(つるぎだけ)、弟の百名山チャレンジ97座目の山旅3話下山編に続く
次の投稿までご機嫌よう
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剱岳(つるぎだけ)、弟の百名山チャレンジ97座目の山旅立山編

2024-09-16 12:41:03 | 上信越の山絶景
こんにちは!
今回の掲載記事は9月5日~6日にかけて弟がチャレンジしている
日本百名山97座目の北アルプス剱岳山旅の様子をお届けしたいと思います
第1話は黒部立山アルペンルート扇沢駅より立山室堂、立山(雄山、大汝山、
富士の折立)を経由して剱岳(つるぎだけ)登山基地剣山荘への山旅です

晴れの黒部立山アルペンルート扇沢駅景観

扇沢市営駐車場 平日でも満車状態でした

黒部立山アルペンルート扇沢駅より電気バスに乗り黒部ダムへ向かいます

黒部ダムより眺める北アルプス立山

黒部ダム

黒部ダムより急いでケーブルカー乗り継ぎ駅と向かう

ケーブルカー乗り場に並ぶ登山客

黒部立山アルペンルート立山室堂に到着

立山室堂から一の越山荘へ向かう

立山室堂から眺める立山と剱岳

立山室堂から一の越山荘へ向かう

立山室堂付近のチングルマ種子

立山一の越山荘付近より眺める立山室堂方面の景観

立山一の越山荘付近に咲くイワギキョウ

立山一の越山荘付近より眺める立山室堂方面の景観

立山一の越山荘

立山雄山中腹より眺める一の越山荘

立山雄山山頂へ向かう登山者

立山雄山山頂まであと少し

北アルプス立山 雄山神社
立山(たてやま)は、富山県の飛騨山脈(北アルプス)北部にある山
中部山岳国立公園に属する 雄山(おやま、標高3,003 m)、
大汝山(おおなんじやま、3,015 m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、2,999 m)
の三つの峰からなる 富山県の最高峰であり、
日本海に面する道府県の最高峰である
また、日本の3,000 m級の山としては最北端・最西端に位置する

立山 雄山神社から大汝山へ

国土地理院 一等三角点立山の記

立山 雄山神社から大汝山へ

大汝山休憩所

立山別山付近はガスに覆われて視界がきかなくなってきました

剣御前小屋を通過して剱岳登山基地剣山荘へ

剱岳登山基地剣山荘へ

ガスに覆われた剣山荘に到着

剣山荘就寝スペース 明日の剱岳登山に向けてゆっくりと休めそうです

一日の疲れを癒すビールとともに夕食タイムです
明日は夜明け前に剱岳山頂アタックです


最後まで御覧頂きありがとうございます
次の北アルプス剱岳登頂編に続く
次の投稿までご機嫌よう

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釜伏峠、塞神峠(さいじんとうげ)奥武蔵グリーンライン沿いにある峠

2024-09-09 16:18:20 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回の記事は大里郡寄居町と秩父郡皆野町の境界にある釜伏峠、
みかん山のある寄居町の風布付近にある塞神峠(さいじんとうげ)
を取り上げてみたいと思います

奥武蔵 釜伏峠
大里郡寄居町と秩父郡皆野町の境界にある標高539mの峠
釜山神社に隣接し、広い駐車場がある

釜伏峠付近案内図

釜山神社参道入口

釜伏峠付近 釜山神社参道入口景観

ひっそりとした釜伏峠景観

釜伏峠は、寄居の市街地の南西にある釜伏山の南東の尾根を越える峠で、
定峰峠・粥新田峠・二本木峠・塞神峠・葉原峠と同じ稜線上にある
展望は特にいいわけではないが、激しく折り返す道の様子、
急峻な山腹の風景、その中にある山村の雰囲気が楽しめる

釜伏峠は武蔵野から秩父盆地に入る峠で、
古くから秩父への往来の重要な交通路でした
この峠にはかつて関所が設けられ、
約10畳ほどの建物が明治期まで残っていましたが、
現在では、ひっそりと歌碑だけが立っています

釜伏峠にひっそりと建つ歌碑
歌碑「志乃ノ免(しののめ)の空まちか祢(ね)て旅人の者(は)
やく毛こ遊(ゆ)る釜伏の関 二位子爵時満」
作者時満、交野時万(カタノ トキツム1834-1913)とあるが
資料が見つかっていないとの事(埼玉県立久喜図書館)
実際は「明治元年、新田時萬氏建立になるもので」と記述があった
短歌の作者については、
(『山村と峠道 山ぐに・秩父を巡る シリーズ山と民俗 13』のp214に)

塞神峠(さいじんとうげ) 標高450m
古くから山萩の道とも呼ばれ、空青く晴れた日には遠く浅間山、谷川岳、赤城山などの
顔もうかがうことが出来るスポット
みかん山のある寄居町の風布は、
西側から南側にかけて500m級の尾根に取り囲まれている
それを越える車道の峠は3つあり、北から葉原峠、
この塞神峠、そして釜伏峠である
寄居町大字風布(ふうっぷ)は、元秩父郡で、氏邦の文書でその地名が初現になります
小田原から蜜柑を移植したと伝えられ、現在でも蜜柑狩りなどができます
また、集落中央を流れる釜伏(かまふせ)川の水源である
「日本水(やまとみず)」は、名水百選に選ばれています

長瀞八景 山萩の道解説板

ひっそりと佇む塞神峠(さいじんとうげ)


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世界最強のアルパインクライマーを偲ぶ

2024-09-01 14:22:28 | 日記
こんにちは!
本日の記事は世界最強のアルパインクライマーを偲ぶ
K2西壁の未踏ルートに挑んでいた平出和也さん(45)と中島健朗さん(39)が
偵察中に滑落して帰らぬ人となった事について山好きの端くれと致しまして
少しだけ触れてみたいと思います
平出さんと中島さんは「世界最強」とも評される
アルパインクライマー 少人数で荷物を軽量化してスピーディーに行動する
「アルパインスタイル」で、2人で数々の高峰の未踏ルートを登ってきた
2017年にはパキスタンのシスパーレ(7611メートル)北東壁、
19年にはラカポシ(7788メートル)南壁の新ルートを踏破した
こうした功績で「登山界のアカデミー賞」と言われる
フランスのピオレドールを平出さんは日本人最多となる3回、
中島さんも2回受賞している
また、2人とも山岳カメラマンとしても活動
中島さんは日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」の
タレントの登山のサポートをはじめ グレートトラバース、
NHKグレートヒマラヤトレイル遥かなる天空の道、地球トラベラー等
テレビ番組の企画に協力するなど、幅広く活躍していた
(今回の掲載内容は全てネットの記事、ネットの画像を引用させて頂いております)

エベレストに次ぐ世界第2位のK2
K2(ケイツー)は、カラコルム山脈にある山
標高は8611 mで、エベレストに次ぐ世界第2位の高さである
パキスタンのギルギット・バルティスタン
(インドの主張によればインドカシミールのパキスタン占領地)と、
中華人民共和国の新疆ウイグル自治区との国境に位置する
K2という頭文字はKarakoram No.2 、つまりカラコルム山脈測量番号2号を意味する
パキスタンの最高峰であり、カラコルム山脈の最高峰でもある

K2西壁の未踏ルート
人を寄せ付けないのごとく立ちはだかるK2西壁の未踏ルート

K2西壁の未踏ルート
滑落を目撃した撮影スタッフは、標高5700メートルのABCから、
カメラのレンズや双眼鏡で行動を追跡していた
2人は互いにロープで結びあったまま行動し、
雪をかき分けて進むラッセルをしながら斜面をトラバースして(横切って)いた
偵察に向かっていた「第2バンド」の下には、
ブルーアイス(青い氷の塊)があるように見えたという
また、報告には2人のルートを赤い線で記した写真も掲載した それによると、
2人は斜面に雪がついている「雪田」を抜け、
岩壁が露出している「第2バンド」のすぐ下から滑落したという
1千メートル以上滑落
ニュースによると、27日午前11 時半頃に滑落

2017年、パキスタンのシスパーレ(7611メートル)北東壁
をトラバースしているアルパインクライマー中島健朗さん
ほぼ垂直に近い絶壁の雪面に挑んでいる姿
録画したブルーレイディスクを何回も繰り返し見てしまいました

時期:2023年夏 場所:パキスタン 山名:ティリチミール(7,708m)
石井スポーツ所属 登山の内容:北壁 新ルートから登頂
クライマー 在りし日の平出 和也さん 中島 健郎さん

2人が所属する登山用品販売会社・石井スポーツ、
事故に関する「最終の報告」よると
K2 7500メートル(C2)地点で前日に予想外の降雪があったことから
出発を遅らせて様子を見ていたが、7月27日に「C2日帰りで上部偵察に向かいます」と
メールで連絡を入れた後、平出和也さんと中島健郎さんの二人は偵察に出発
約7550メートル地点を登山中に氷とともに滑落したのを、
撮影スタッフが目視で確認し、その8分後に日本の留守本部に
衛星携帯電話で報告を入れた
同日中にパキスタン軍のヘリコプター2機が出動し、
別登山隊の隊長が機上から状況を確認し、「2人はメインロープで繋がって、
約6300メートルにいる 生死については確認できない」と報告
7月30日に撮影隊と現地スタッフによる話し合いが行われ、
救助活動についても検討するも、
二人に動きがないこと、現地にヘリコプターが着陸できないこと、
二重遭難が発生する可能性があるため地上からも
近づけないことから、救助活動が継続できないと判断、
家族とも協議し救助を断念した

まだ見たこともない景色(世界)、一般登山者には行きたくても行けない
難ルートをアクションカメラやドローンを駆使して魅せてくれた
地球トラベラー、世界最強のアルパインクライマーの2人に哀悼の意を
表したいと思います
最後に数年前に情熱大陸で放映された天才クライマー人生をかけて挑むK2
新ルートを探す旅 をもう一度、昨日見てしまいました
覆っていたガスが晴れてK2西壁の未踏ルートが眼前に現れ、
2人が発した言葉は遂に見ちゃったね! 半分も行けそうにないね!
でした 完遂する為にシスパーレ、ラカポシ、ティリチミールの
難ルートの旅があったと思います


最後まで御覧頂きありがとうございます
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