マスコミによると、現代は「空前の落語ブーム」だそうです。
ブームとは必ず終わるからブームというのであって、その落語ブームとやらもあと1年も続かないでしょう。
SM ブームもとっくに終わってるでしょ。
あ、先にいっときますが、あれは単なる「噺家が出演しているバラエティ」にすぎないので、あれを落語と思われては困ります。
落語は数百年前に現代の形になったといわれています。
人を集めてその前で噺を演じるのが一般的ですが、お大尽になると「噺家の貸切」もできます。
金を積んで噺家を料亭などに招き、自分(たち)だけのために演じてもらうのです。
これを「お座敷に呼ぶ(呼ばれる)」といいます。
落語の高座は基本的に「マクラ・本編・サゲ」に分類できます。
マクラとは本編を始める前の、いわば雑談。
そして本編が始まりますが、本編の終わりの最後の部分をサゲと呼びます。
先日の噺でいえば「また桜を見ようか」が、サゲにあたります。
一般の高座では子供から女性まで誰が聴いているかわかりませんから、当たり障りのない小噺が用いられます。
「酒飲みは奴豆腐にさも似たり、初め四角で末はぐずぐず、なんてことをいいますが」
「先々の時計になれや小商人、などと申しまして」
などですね。
これが客席を見渡して子供がいなかったり、あるいは本編そのものが浮気を題材にしたものの場合、
「人の女房と枯れ木の枝は、登り詰めたら後がない」
などの大人向けになります。
落語ではこのような色気を題材にした噺を「バレ噺」といいます。
ところが、中には色気どころかポルノそのものの噺もたくさんあります。
テレビどころか寄席でも演じられません。
座敷に呼ぶか、ごく一部が CD や DVD になっているものを聴くしかありません。
というわけで、ここではネタに困ったらバレ話を紹介していきましょう。
日本に限らず、ヨーロッパや中国のジョークも混ぜてしまいますか。
妾を囲っている男。本妻にばれてしまったが、
「男はそれくらいの甲斐性がないと、大きな仕事はできませんからね。ただし向こうに熱を上げすぎたら、承知しませんからね」
まあ公認ということになって、男は両方をうまく牛耳っている。
ある夜、自宅で本妻を抱いていると、
「ねえ、あなた……」
「何だい」
「あなたの体はこっちにあっても、心はきっと向こうにあるんでしょうねえ……」
「馬鹿いっちゃいけない。心も体も、いまはこっちだ」
「明日はどうなの?」
「心だけこっちへ置いといて、体は向こうへ行こう」
ブームとは必ず終わるからブームというのであって、その落語ブームとやらもあと1年も続かないでしょう。
SM ブームもとっくに終わってるでしょ。
あ、先にいっときますが、あれは単なる「噺家が出演しているバラエティ」にすぎないので、あれを落語と思われては困ります。
落語は数百年前に現代の形になったといわれています。
人を集めてその前で噺を演じるのが一般的ですが、お大尽になると「噺家の貸切」もできます。
金を積んで噺家を料亭などに招き、自分(たち)だけのために演じてもらうのです。
これを「お座敷に呼ぶ(呼ばれる)」といいます。
落語の高座は基本的に「マクラ・本編・サゲ」に分類できます。
マクラとは本編を始める前の、いわば雑談。
そして本編が始まりますが、本編の終わりの最後の部分をサゲと呼びます。
先日の噺でいえば「また桜を見ようか」が、サゲにあたります。
一般の高座では子供から女性まで誰が聴いているかわかりませんから、当たり障りのない小噺が用いられます。
「酒飲みは奴豆腐にさも似たり、初め四角で末はぐずぐず、なんてことをいいますが」
「先々の時計になれや小商人、などと申しまして」
などですね。
これが客席を見渡して子供がいなかったり、あるいは本編そのものが浮気を題材にしたものの場合、
「人の女房と枯れ木の枝は、登り詰めたら後がない」
などの大人向けになります。
落語ではこのような色気を題材にした噺を「バレ噺」といいます。
ところが、中には色気どころかポルノそのものの噺もたくさんあります。
テレビどころか寄席でも演じられません。
座敷に呼ぶか、ごく一部が CD や DVD になっているものを聴くしかありません。
というわけで、ここではネタに困ったらバレ話を紹介していきましょう。
日本に限らず、ヨーロッパや中国のジョークも混ぜてしまいますか。
妾を囲っている男。本妻にばれてしまったが、
「男はそれくらいの甲斐性がないと、大きな仕事はできませんからね。ただし向こうに熱を上げすぎたら、承知しませんからね」
まあ公認ということになって、男は両方をうまく牛耳っている。
ある夜、自宅で本妻を抱いていると、
「ねえ、あなた……」
「何だい」
「あなたの体はこっちにあっても、心はきっと向こうにあるんでしょうねえ……」
「馬鹿いっちゃいけない。心も体も、いまはこっちだ」
「明日はどうなの?」
「心だけこっちへ置いといて、体は向こうへ行こう」
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