「トゥーロン杯」と略すとまるで居酒屋のようですが、日本のU-22、惜しかったですねえ。
でも予選ではイングランドを破り、準決勝ではメキシコを破って決勝まで進んで、しかもあのブラジルにPKまでいったのですから、その実力は大いに評価してしかるべきでしょう。
負けは負け。しかし大きな収穫のあった大会といえます。
もともとこの大会は、さほど権威のあるものでもないし、会場の客席も少なく応援団もほとんどいません。
集まるのはスカウトです。
世界中のクラブチームのスカウトが、有能な若手を探しにくるのです。
今回も日本の多くの選手がスカウトの目にとまったことと思います。
いま多くのスポーツで、日本のレベルが上がりつつあります。
これが来年のオリンピックのための強化と関係があることは、否定のできないところでしょう。
心配なのは「その後」です。
文科省や各種競技団体は、五輪が終わっても変わらぬ予算と熱意で選手を鍛えてくれるでしょうか。
選手はいわゆる燃え尽き症候群にならないでしょうか。
これから一層のスポーツ大国となるためにも、様々な競技の裾野をもっと広げていく努力を継続してほしいものです。
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