登録しようとしたら、メールアドレスとパスワードを入れろといわれたので、やめました。
数ヶ月前、どうやら私のパスワードがハッキングされた疑いが持たれました。
別にいまのところ実害は出ていませんが、その時にパスワードを変更しました。
だからというわけではありませんけど、新たにパスワードを使わねばならない用事はできるだけ増やしたくないのです。
さてさて、きょうは特にネタも浮かびません。
「熊の革」という落語の噺を一席。
これはたまに高座にもかけられる普通の噺ですが、それはサゲを書き換えたいわゆる「無難な」バージョン。
いまから語るのはお座敷でないと語られない「本来の」、しかも馬鹿では笑えないバージョン、なかなか出会うことのない貴重品です。
ある長屋の隠居の家に祝い事があり、店子たちに赤飯が振る舞われた。
店子のひとりのおかみ、旦那に
「ちょいとお前さん、ちゃんとお礼の挨拶をしてくるんだよ。
『この度は誠におめでとうございます。私どもまでお赤飯を頂戴し、ありがとうございます。
女房がよろしく申しておりました』
というんだよ。
それからあの先生はいろいろお道具を集めるのがご趣味だから、何か褒めてくるんだよ。
ほら、とっとと行っといで」
旦那、いわれた通りに隠居のところを訪ねて、
「えー、どうも、おめでとうございます。お赤飯、ありがとうございます」
他にも何かあったな、と思いながら眺めると、隠居が何か黒い物を手にしている。
「先生、何ですかそれは」
「ああ、これか。これは熊の革で作った巾着だ」
と手渡してくれた。そういえば何か道具を褒めろと言われていたと思い出し、真っ黒な毛に覆われた巾着を撫でながら、
「へえ、これが熊の革ですか。おや、ここに穴が開いていますね」
「それは漁師が鉄砲で撃った弾の跡じゃ。珍しいので買い求めた」
そういうものですか、と引き続き撫でているうち、その穴に指がスポっと入った。
「あっ! 女房がよろしく申しておりました」
数ヶ月前、どうやら私のパスワードがハッキングされた疑いが持たれました。
別にいまのところ実害は出ていませんが、その時にパスワードを変更しました。
だからというわけではありませんけど、新たにパスワードを使わねばならない用事はできるだけ増やしたくないのです。
さてさて、きょうは特にネタも浮かびません。
「熊の革」という落語の噺を一席。
これはたまに高座にもかけられる普通の噺ですが、それはサゲを書き換えたいわゆる「無難な」バージョン。
いまから語るのはお座敷でないと語られない「本来の」、しかも馬鹿では笑えないバージョン、なかなか出会うことのない貴重品です。
ある長屋の隠居の家に祝い事があり、店子たちに赤飯が振る舞われた。
店子のひとりのおかみ、旦那に
「ちょいとお前さん、ちゃんとお礼の挨拶をしてくるんだよ。
『この度は誠におめでとうございます。私どもまでお赤飯を頂戴し、ありがとうございます。
女房がよろしく申しておりました』
というんだよ。
それからあの先生はいろいろお道具を集めるのがご趣味だから、何か褒めてくるんだよ。
ほら、とっとと行っといで」
旦那、いわれた通りに隠居のところを訪ねて、
「えー、どうも、おめでとうございます。お赤飯、ありがとうございます」
他にも何かあったな、と思いながら眺めると、隠居が何か黒い物を手にしている。
「先生、何ですかそれは」
「ああ、これか。これは熊の革で作った巾着だ」
と手渡してくれた。そういえば何か道具を褒めろと言われていたと思い出し、真っ黒な毛に覆われた巾着を撫でながら、
「へえ、これが熊の革ですか。おや、ここに穴が開いていますね」
「それは漁師が鉄砲で撃った弾の跡じゃ。珍しいので買い求めた」
そういうものですか、と引き続き撫でているうち、その穴に指がスポっと入った。
「あっ! 女房がよろしく申しておりました」
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