将棋の竜王戦七番勝負第一局、さっき先手の伊藤匠挑戦者が投了して、後手の藤井聡太七冠が先勝しました。
残り時間は伊藤が30分、藤井が1時間。
終盤に圧倒的な戦力を持つ藤井に残り時間で上回られたということは、遡ってきのうの1日目の封じ手時点ですでに勝勢は傾いていたわけです。
将棋に詳しい人ばかりではないでしょうから(私も詳しくない)詳細には踏み込みませんが、伊藤が右辺の端歩を突いたところで藤井が応じて同歩で取っていれば、若干先手が有利だったようです。
藤井はそれにかまわず別の手を指した。これは両者の研究のぶつかり合いだったのでしょう。
封じ手の時点で評価値は伊藤40%、藤井60%。残り時間も藤井が1時間多く残していました。
藤井と同学年で、今回も竜王リーグ5組から破竹の勢いで勝ち上がって挑戦者となった「対藤井の最新兵器」伊藤も、さすがにここから逆転するのは無理だったようです。
第2局は17・18日に行われます。
勢いに乗る伊藤を後手番で破って先勝した藤井は、かなり有利になりました。
もしかすると11月の上旬には、藤井の八冠達成と竜王防衛の両方が実現しているかもしれません。
できれば私が生きている間に、八冠は達成してほしい。こんな機会は二度とないでしょうから。
そしてひとつでも多く防衛して、ひとつでも多く永世称号を取ってほしい。
これが年寄りのささやかな願いです。
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