ラグビーW杯はいよいよ明日、イングランド対ニュージーランドの準決勝を迎えます。
おそらく事実上の決勝戦でしょう。
考えてみれば日本も、不運なくじを引いたものです。
開催国ですから全試合が中6日か7日。
4年前に南アフリカを破ってから中3日でスコットランドにこてんぱんにされたことを考えると、大きなアドバンテージがありました。
しかし、入ったプールが悪かった。
仮に1位通過したら準々決勝の相手はプールBの2位、2位通過したらプールBの1位です。
つまり1位通過したら相手はゴリラとチータのキメラ(南ア)、2位通過したらホムンクルス(NZ)と戦わねばならないことが最初から決まっていたのです。
アイルランドとスコットランドを破ったことで、日本はティア1の中堅どころの国となら互角以上に戦えることを証明しました。
しかしNZ、南ア、イングランドあたりの「頂点の国」にはまだまだ開きがあることを、今回のW杯は同時に証明してしまったのです。
いまの日本が強いことはわかった。
問題は「今後もいままで以上に強くあり続けるためには何をしなければならないか」です。
まずジョセフHCはじめ首脳陣には、三拝九拝して札束を積んででも続投してもらわねばいけません。
そしてラグビー社会人リーグの完全なプロ化、強豪国とのアウェーでの定期的なテストマッチなどなど、課題は山積みです。
サンウルブスがスーパーラグビーから除外されてしまうので、今回をピークに人気も実力も下降してしまうことは充分に考えられます。
残るは準決勝、3位決定戦、そして決勝。
日本チームが見られなかったベスト4の景色は、はたしてどのようなものでしょうか。
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