モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山と紅葉を見に八塩山へ。(2022年10月26日)

2022年11月06日 | 東光山・八塩山

八塩山は10月13日に登ったばかり(記録はこちら)だが、
冠雪した鳥海山と紅葉を見たくて、10月26日にまた登った。

東山麓から見た八塩山は十分紅葉しているように見えた。




しかしいざ登ると、ほとんど紅葉してなかった。

鳥居長根稜線の根っこ道
 
                                             キッコウハグマ



今回は道端にキノコ類は無く、キッコウハグマが咲いていた。

いつも目印にしている稜線のブナの木が見えて来た。しかしこの先も登りは続く。

 


右上のブナを越えると、やっと山頂台地だ。

山頂台地に到着。ここから先は急に平らになる。




台地上も思ったほど紅葉してなかった。

 



まずは一昨年、新たに開かれた鳥海山展望地に向かう。







冠雪した鳥海山はみごとだった。





古くから有る鳥海山展望地から。
ここからは年々、鳥海山が見えにくくなっているように感じる。




山頂台地はブナ林がみごとだ。

今はちょうど紅葉時期だが、今年は紅葉が十分進まないうちに落葉が始まっていた。

山頂台地のブナ林



ブナの小道
 

                                            ブナの黄葉


ブナの小道
 

                                           ツルシキミの実


山頂台地の端っこに立つと、奥羽山系や出羽丘陵の山並みがよく見えるのだが、

今日は奥羽山系方面に雲が有って、主要な山のうち、岩手山や秋田駒ヶ岳などは見えなかった。

東側、横手盆地方面の眺め。奥の山並みは焼石岳。



北側、保呂羽山の眺め。



北東側の眺め。奥に見えるのは男鹿本山。



下山路は前回(10月13日)同様に風ぴらコースの急坂を通った。
こちらの紅葉もイマイチだった。


風ぴらコースの急坂

 
                                            ツルリンドウの実


今回の八塩山、鳥海山の眺めは好かったが、紅葉はダメだった。
今日はこの後、前回(10月13日)同様に中島台に向かった。

以上。

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紅葉期の八塩山と東光山(2019年10月29日)

2022年10月31日 | 東光山・八塩山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

10月も下旬になると、紅葉は低山にも下降してくる。

10月24日に登った太平山は標高500mから900mくらいが見頃だった(記録はこちら)ので、
29日は由利本荘市の八塩山(713m)と東光山(594m)の二低山をかけてみた。
天気は高曇り。どちらの山頂からも鳥海山がよく見えそうだ。
まずは八塩山。

八塩ダム湖(今は水涸れ)から八塩山を望む。手前の紅葉は公園の植栽。



午前6時45分、登山開始。




登山者はもちろん誰も居ない。クマさんがちょっと心配。

今回は稜線(鳥居長根)コースを行くことにした。

参考マップ



鳥居長根の稜線の根っこ道



鳥居長根の稜線は初めのうちは傾斜のきつい根っこ道だが、
ここは春、道の両側にイワウチワが咲き乱れる花ロードになる(こちら)。

これを登り詰め、山頂台地に着くと、道は急に平らになる。
途中で見た枯れ木や実など。

いつも気になるスギの枯れ木。
   

                                          ツルアリドオシの実


前回(記録はこちら)同様、今回も鳥海山が見えた。

例年ならば鳥海山は冠雪しているものだが、今年は黒いままだった。

朝8時頃、山頂台地から見た鳥海山。



山頂台地には、秋田県内でも特に綺麗な(ロマンチックな)ブナ林がある。

いつも緑か落葉後ばかりだったが、今回は紅葉に間に合った。

ブナの美林



ブナの美林
   

                                            割れたブナの木。

右上の奇怪なブナは落雷で割れたのだろうか。

山頂台地の端っこの方の紅葉。






ウリハダカエデの紅葉
   

                                         オオバクロモジの黄葉


帰りは風ぴらコースを下る。平日なのに数名の登山者と交叉した。

こちらのコースはさっぱり紅葉してなかった。同じ山で同じくらいの高さなのに不思議なものだ。

風ぴらコースにある瘤ブナ   
 



分岐点付近まで下るとまた紅葉していた。


この日は八塩山を下りてから、同じ由利本荘市の東光山(594m)にも登ってみた。
登山口からのスタートは午前11時。
こちらの紅葉はまだ浅かった。標高が低く、海に近いせいだろうか。紅葉のタイミング予想はなかなか難しい。
それでもこんなマイナーな山に平日なのに数名の方が登っていたのには驚いた。

東光山



紅葉はまだ浅かったが、稜線のあがりこブナはみごとだった。


あがりこブナ



あがりこブナ



 
                                          ヤマホロシだろうか。


落ち葉に覆われた道端に小さな白花を見つけた。キッコウハグマだった。


キッコウハグマ
 
 



山頂まで来たら、さすがに紅葉していた。

山頂から下界(大内町方面)を眺める。



山頂から鳥海山を眺める。




もう少し後の東光山の紅葉、並びに八塩山は ⇒ こちら(昨年11月11日)


以上。

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紅葉直前の八塩山(2022年10月13日)

2022年10月24日 | 東光山・八塩山

八塩山には春や紅葉以降はよく登っているが、紅葉前の秋には来たことがなかった。
花も紅葉も無い中途半端な時期だが、何か新たな発見が有るかもと思い、10月13日に来てみた。
すると登山口を歩き出した途端、草木の実や変なキノコでいっぱいだった。

山麓から望む八塩山



参考マップ



いきなりサワフタギの青い実に遭遇。




その反対側にはツルリンドウの紅い実。




次いで・・・

トチの実
 

                                           ハイイヌガヤの実


キノコはまずスギヒラタケ。
次いでスッポンタケ。薄気味悪いが、これでも一応食べられると聞く。




食菌のナラタケだろうか。近くには他の種類も。




八塩山に登るには複数のルートがあるが、今回もいつもと同じ鳥居長根の稜線を登ることにした。

この登りはしんどいが、山頂まで近く、何よりも達成感が有る。

鳥居長根の稜線の登り



ロープ箇所
 

                                          山頂台地に到着


途中、ツキヨタケも生えていたが、多く見かけたのはツルアリドオシのめんこい実。

ツルアリドオシの実
 



山頂台地はブナの美林に覆われている。

山頂台地のブナ美林



そのため見通しが効かないように思われるが、
台地の端っこに立てば山の眺めが好い。
鳥海山に関しては専用の展望ポイントが二箇所も設けてある。

鳥海山の眺め



ツルシキミの実
 

                                            エゾユズリハの実

キツネノチャブクロ



今回、下りは風ぴらコースの急坂を使った。

ここはけっこう急な坂だが、ロープが整備されているので、あっという間に降下できる。

風ぴらコースの急坂
 

                                            途中の早い紅葉


不気味な瘤ブナ
 
                                      オオカニコウモリの古花と草紅葉


この坂道にはクチベニタケがいっぱい生えていた。
他の山ではまだ見たことが無い。採取したわけではないが、今日最大の収穫、いや発見だった。

 



ホオノキの落果
 

                                          サラシナショウマの残り花


この日は下山後、中島台に向かった。 ⇒ こちら

以上。

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八塩山でサンカヨウとアズマシロカネソウを見た。(2022年5月17日)

2022年05月29日 | 東光山・八塩山

5月17日は、カラッと青空ではなかったが、鳥海山が見えるので、
早朝のうちに鳥海山の裾を廻り、水田に映る姿を見て歩いた(記録はこちらのラストの方)。
その後、ある目的で八塩山に向かった。

八塩ダム湖から見た八塩山



今回、八塩山に行ったのは、サンカヨウとアズマシロカネソウを見るためだ。

八塩ダム湖湖畔で車を停め、八塩山を撮影していたら、
私と同年配の男性から声をかけられた。

「岩手から来ました。八塩山は初めてなので、道がよくわかりません。教えて下さいますか。
ネット(ヤマップ)で八塩山にアズマシロカネソウが咲くと聞きました。岩手では見られない花なので・・・」。
いきなりアズマ・・・の花の名が出たので、こちらも驚いてしまい、
「私もその花が目的で来ました。案内しますから、私の車の後をついて来てください。
なおこの山にはサンカヨウもいっぱいありますよ。」と言ったら、
「それは嬉しいです。サンカヨウは岩手ではあまり多くないんで・・・。」
とのこと。

サンカヨウは岩手にもけっこう多い筈だが、
それはさておき、

今回は珍しくふたり(いつもは常に単独)で入山することになった。

サンカヨウは登山道を歩き出してわずか二、三分のところで「なんか用?」てな感じで咲いていた。
更にアズマシロカネソウの多い風ぴらにも群生地があるが、
こちらは雪消えが遅いので蕾が多かった。これからしばらくの間愉しめそうだ。

サンカヨウ(左下にエンレイソウ)



サンカヨウの花は野草としては割と大きい方だが、
ご覧の通り、葉がでかすぎるので、花はちっこく見えてしまう。
サンカヨウの花をアップで。

                                          最も花付きの好かった株
 


一緒に見た他の花。

地味なルイヨウショウマ
 

                                               オオバキスミレ


オオバキスミレは八塩山に無いものと思っていたが、意外にも登山口周辺には多かった。
ここでは残雪の影響で開花時期が他の山より遅れている。

表題にもある、また岩手の御方も是非見たいと言うアズマシロカネソウは風ぴらコースの谷間に多い。

風ぴらへつながる谷あいにはまだ残り雪が有った。

 
                                           アズマシロカネソウ


アズマシロカネソウはキンポウゲ科のとても小さく地味な花だ。
それでも葉は黄色を帯びて明るいので、暗い林の中でも割とよく目立つ。
草全体が柔らかく、微風に揺れる花が可愛らしいので、花好きの間でも密かな人気がある。

アズマシロカネソウ



アズマシロカネソウ



アズマシロカネソウとスミレサイシンなど。



ここで見た他の花。

スミレサイシン



エンゴサク

 

                                              ワサビ

ミヤマカタバミ



風ぴらの谷からブナの稜線に駆け上がると、
例年ならばオオイワウチワが少しは咲き残っている筈だが、今回は皆無だった。
かわりにイチヨウランを数株見つけた。
花が小さく、緑色なので、どうしても見過ごしてしまいがちだ。
この花に会うためには、ここにあると確信して探さなければならない。

イチヨウラン
 


深山林道分岐点に差し掛かると、何故か急に木の花が多くなるが、

今回、メインのムラサキヤシオやタムシバはもう終わり近かった。

ムラサキヤシオ



コヨウラクツツジ




タムシバ
 

                                              ツルシキミ


地味だが、ウリハダカエデやエゾユズリハも咲いていた。

ウリハダカエデ
 

                                             エゾユズリハ


八塩山に登る愉しみは山頂台地のブナ林と鳥海山の眺望だ。
ブナは今、新緑の真っ盛り、鳥海山は曇り空ながらもハッキリと見えた。
ここで岩手の御方と別れ、握り飯を食べた。

山頂台地のブナ林



鳥海山眺望地から鳥海山を望む。



以上。

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春の日に突然、八塩山へ。(2018年5月11日)

2022年05月20日 | 東光山・八塩山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

5月11日は晴れなのに視程がイマイチなので午前中、近くの丘陵にエビネを観に行った。
ところが、昼近くなったら、鳥海山が白く輝いて見えるじゃないか。
こんなに綺麗に見えるのは久しぶりなので、昼から、急遽、鳥海山の見える方角に向かうこととした。
行先は由利本荘の八塩山(713m)。
自宅から登山口までクルマで二時間弱、登山口から山頂まで約一時間半、
18時までには帰宅すると家人に告げて出発。

今回はスタートが遅かったので、撮影してない時は、ε=ε=へ(+´π`;)ノ 走りながらの登山になった。




鳥居沢の登山口から登り始めるとすぐ、

「なんか用?」ってな感じで咲いてたのは、サンカヨウ。

サンカヨウ



実は今回の八塩山で最も見たかった花がこれだった。

この日、咲いていたのはホンの数株で、その廻りや奥の方に行くと、いろいろなステージの芽出しがいっぱい有った。

 

                                          サンカヨウの芽出し

サンカヨウの芽出し
   
                                            サンカヨウの芽出し



その廻りで咲いてた花たち。

エンゴサクの仲間



エンゴサクのバックは残雪。

 

                                          カタクリは終わり近かった。


スミレサイシン



前回(昨年10月26日)は鳥居の沢分岐から先、尾根を直登したが、

今回は風ぴらコース、それも瘤ブラ経由のルートを登ってみた。




瘤ブナ  
 
                                            稜線上のブナ林





深山林道分岐から山頂までの緩い稜線上には

今頃の季節特有の樹木の花が多かった。

オオカメノキ (下から)


オオカメノキ (やや上から)



ムラサキヤシオ


タムシバ



山頂台地に到着。

(´π`;)なんか懐かしいお名前が。  

 





ここのブナ林はいつ来ても素晴らしい。

残念だったのは鳥海山。

八塩山山頂の鳥海山展望地から観たおぼろげなる鳥海山



八塩山にアクセスする前はよく見えていたのだが、登山中に雲が湧いてしまった。

東側の眺めは・・・

山頂からいこいの森方面を見下ろす。



今回、山頂からの眺めはさっぱりだった。(T_T)

・・・・・とても良かった日の眺めはこちら(2021年4月23日)


帰りはまた風ぴらコース。

ただし瘤ブナは経由せず、急斜面を直下降すると、

 

                                         オオイワウチワ濃色タイプ


日陰の急斜面にはイワウチワの花が残っていた。
白っぽい花が多かったが、中には右上のようにピンクの濃いものも有った。




こちらの斜面にも瘤ブナが有った。

 



今回はスタートが遅かったので、ε=ε=へ(+´π`;)ノ トレランのように走り通しだった。

この次はもっとゆったりと訪れたいものだ。


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