(本頁は「秋田駒ヶ岳3(浄土平の花)」の続きである。)
馬の背稜線に出た後は稜線を東に進み、横岳山頂(1583m)へ。
山頂の分岐を右(南側)に進み、大焼砂へ下る。
東や南側には雲が湧いて来た。
横岳山頂から大焼砂を望む。
初め低木林の間を歩くが、
ほどなくしてコケモモやガンコウランなど矮性低木やハイマツの原に変わる。
コケモモの若い実
(右上)ハナイカリ
男岳山頂で見たハナイカリにここでまた再会する。
コウメバチソウ
更に下ると、稜線はすっかり黒っぽい火山礫に覆われてしまう。
樹木はほとんどなくなり、オヤマソバやタカネスミレなど限られた草だけが生えている。
今、咲いてるのはオヤマソバ。
更に下り、何も生えていないと思ったら、コマクサの残花が有った。
7月12日来た時、コマクサの花は終わっていたのに、今回は何故だろう。
残り花がいっぱい有った。
この花、今年は7月初めと8月中旬の二回に分けて咲いたようだ。
コマクサの開花パターンはいまだによくわからない。
タカネスミレの残花
(右上)このトウヒレン属は何だろう。イワテヒゴタイだろうか。
大焼砂の稜線上、岩手(雫石)側の草地にはキク科の草花が多い。
今回は先のイワテヒゴタイ?の他にノコンギクやミヤマアキノキリンソウが咲いていた。
昨年来た時はオクトリカブトもいっぱい咲いていたが、今年はまだ咲いてなかった。
ノコンギク
ミヤマアキノキリンソウ
大焼砂から女岳とムーミン谷駒池を眺める。
大焼砂は女岳の左に田沢湖が見える場所まで降下した後、昼飯と休憩。
その後は下りて来たところを登り返し、再び横岳山頂へ。
横岳山頂から先は焼森を通過、
そこから始まるしゃくなげコースを通って八合目に下山することにした。
焼森山頂から秋田駒の主峰群を望む。左から馬ノ背稜線、男岳、手前に避難小屋、男女岳。
焼森にもコマクサの残花が。
イワブクロの実
(右上)花後のムシトリスミレ
シラタマノキの若い実
しゃくなげコースの途中で。
アカモノの実
ハクサンシャジン
(右上)ダイモンジソウ
しゃくなげコースの途中から乳頭山や笹森山などを望む。
「秋田駒ヶ岳5(イワテシオガマと田沢湖)」へ続く。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます