モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年8月19日、秋田駒ヶ岳3(浄土平の花)

2024年09月06日 | 秋田駒ヶ岳

(本頁は「秋田駒ヶ岳2(男岳登頂)」の続きである。)

男岳から下りた後は阿弥陀池の南岸を歩き、池の東端にある避難小屋に向かった。
避難小屋から阿弥陀池と男岳を振り返る。




避難小屋から男女岳(おなめだけ)を望む。




男岳山頂から一緒に下りて来た若いご夫婦

(どこの御方からはわからないが、北アルプスから秋田駒にやって来たと聞いた)
とここで別れた。

ご夫婦は男女岳に登って行ったが、私は右下の浄土平に下りた。

浄土平は秋田駒では最も遅くまで雪が残る場所だ。
そのため他の場所よりも遅れて花が咲く傾向がある。
今回は何が咲き残っているだろう。

浄土平を見下ろす。バックは乳頭山、大深岳など。



以下、浄土平で見た花たちを列記してみる。

ミヤマリンドウ(これは最盛期)



夏の咲き残り花ふたつ。

ウサギギク
 


(右上)エゾツツジ(たぶん今年最後の花だろう)

イワオトギリ



モミジカラマツ(終わり間近)
 


(右上)シロバナトウウチソウ


ネバリノギラン
 


(右上)キンコウカ


エゾシオガマ



ミヤマコウゾリナ
 

(右上)トウゲブキ

トウゲブキは月山より北の高山に多いキク科植物だ。
鳥海山や焼石岳、和賀山塊にはとても多く、東北の真夏の高山を特徴づける要素だが、
何故か秋田駒ではあまり見ないように感じていた。

ところが浄土平には割と豊富でお花畑を形成していた。




セリ科の面々。

ミヤマトウキは他では花が終わっていたが、浄土平では残っていた。

 

(右上)ミヤマセンキュウ

イブキゼリモドキ
 


(右上)オクトリカブト

横岳に登る斜面では、オクトリカブトが咲き出していたが、
この花、昨年に較べると開花が遅れている。

馬ノ背稜線に到着。南側の眺めが素晴らしい。




女岳と男岳の間から田沢湖の青い湖面が見えた。




北側を望むと、八幡平や大深岳、乳頭山が重なって見えた。



以上。

秋田駒ヶ岳4(大焼砂と焼森)」へ続く。


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