今日は八塩山に登るつもりだ。
予報では、一日中、天気が好いとのこと。
折角の晴れなので、彼方此方の低地から鳥海山の朝姿を眺めてから登山しようと思い、
未明のうちに自宅を出た。
すると由利本荘市大内町付近で夜明けになった。
当地は早朝、霧が立ち込めていたが、それでも鳥海山が浮き上がって見える。
この霧は極めて低いところにだけ漂っていたものだった。
由利本荘市大内町(A)から二枚。
今回の撮影地点マップ
由利本荘市前郷まで来たら平地の霧は晴れたが、鳥海山の手前に風力発電機がよく見えた。
由利本荘市前郷付近(B)から。
内陸の矢島まで来たら、風力発電機は見えなくなった。
由利本荘市矢島付近(C)から。
鳥海町猿倉まで来ると、鳥海山北面の爆裂火口が完全に見えなくなり、富士山に近くなる。
県南内陸だと横手市北部あたりと同じ角度だろうか。
鳥海町猿倉(D,E)から二枚。
猿倉の次は直根を経由して百宅(ももやけ)に向かった。
途中のブナ林は既に若葉が展開していたが、林の下にはまだ雪が残っていた。
雪の表面が褐色になっているが、これはブナの冬芽を包んでいた芽鱗が落ちたため。
新緑期のブナ林の風物詩のようなものだ。
百宅の集落はあと数年でダム湖に沈む予定。
そこから見上げる鳥海山はもろ富士山型だった。前山が迫り出しているので裾野は見えない。
百宅入口(F)から鳥海山を仰ぐ。
百宅(ももやけ)の後、再び直根(ひたね)に戻り、
新緑風景を見ながら、笹子(じねご)峠へ向かう。
この辺りは難読地名が多いので、かなをふってみた。
直根(ひたね)の新緑風景
笹子峠(じねごとうげ)(G)から見た鳥海山
序なので、他の山々も。
笹子峠(じねごとうげ)から見た甑(こしき)山
笹子峠(じねごとうげ)から見た丁(ひのと)岳
八塩山に登るためには、由利本荘市(鳥海町)から一旦、雄勝郡羽後町に入り、
更にまた由利本荘市(東由利町)に入らなければならない。
出羽丘陵の真っ只中を走るため、鳥海山の姿は見えなくなるが、
羽後町牛の沢を通り過ぎる時、一瞬だが姿を現す。
牛の沢(H)から見た鳥海山
一緒に写すことはほぼ不可能だが、隣にはこれから登る八塩山が見えて来た。
八塩山
なお北に位置する保呂羽山に登ると、八塩山と鳥海山が並んで見える。
参考までにその姿を再掲しておく。
保呂羽山山頂付近(J)から八塩山と鳥海山を望む(2022/04/20)
最後に八塩山山頂(I)から見た鳥海山。
同じ方角からの鳥海山逍遥企画は昨年の春と秋にも行っている。
時間にゆとりのある方はご覧頂きたい。
「North East 鳥海山(2021年4月11日)」 「晩秋の North East 鳥海(2021年11月30日)」
以上。
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