ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

視察研修 (長野編)

2016-01-22 | 旅行

2日目は再び東京に戻り、すぐに東京駅から北陸新幹線に乗り換えて飯山を目指しました 実は

ミセスファーマー、明日(23日)からの里帰りの時に北陸新幹線に初乗りしようと母と二人で金沢まで

旅行をする計画を立てていたのですが、まさかそれより一足先にこういう形で北陸新幹線に乗ってしまう

というのは想定外でした ま、今回はその「下見」ということで・・・とりあえず車内で食べるお弁当は

東京駅の新幹線改札に入ってしまう前に購入しておくのが正解だと学びました

 

東京から約1時間半で長野県飯山駅に到着。北陸新幹線開通で新設された駅構内は全体を木目調の印象

で統一、いたるところに伝統工芸のデザインを配していて、ナチュラルモダンな感じで素敵です

 

まずは観光案内所で、飯山観光局の成り立ちや運営内容についての説明を聞きます。

こちらの観光案内所はまるでホテルのロビーのような入りやすい造りになっていて、フロントにいらっしゃる

女性たちはさながらコンシェルジュのごとく、次々訪れる観光客(主に外国人)に対応していました。

工芸品やポストカードのほか、信州の家庭の味を紹介する本なども売られていて、お洒落な雑貨店のよう。

 

観光案内なので、もちろんパンフレット類も充実しています。こちらでは広域観光の拠点としての機能を果たすため、

案内所では近隣地域への二次交通(タクシーやバスなど)の手配などの旅行業の役割も担っているそうで、とても

きめ細かいサービスを行っています。驚いたのが、北陸新幹線開業後の飯山駅を乗降する旅行客数のうち、実に

8割が外国人の個人旅行客だということで、こちらでも当然英語での対応が可能になっています。各種パンフレット

もとても探しやすく陳列されていて、壁面の地図にある地名に番号を振るなどして棚のパンフレットのほうとリンク

しているので、すぐに情報を取り出すことができます。

観光案内所の隣りにはアクティビティセンターが併設されていて、ここでは様々なアウトドア用品のレンタル

(購入も可)を行っています。中でも皆が注目したのは、買えば1台25万円もする高級自転車が1日たったの

¥3000で借りられるというもの ビーチのような砂地から圧雪の道まで走れるそうで、これなら一度乗って

みたいかも

 

次に訪れたのは駅からバスで10分ほど走ったところにある『かまくら村』・・・なのですが、暖冬のせいで雪が全く

ない中、今月末から始まるかまくらのイベントのために皆さん必死でかまくら作りをされているとのことでした。

もう少し山の上の方へ行けば雪もあるんですけどね・・・わざわざトラックで雪を運び、重機で地面をならすという

涙ぐましい努力をされていましたヨ 本来ならここに15基のかまくらが出来ているはずでしたが、当日はまだ

8基がやっとだそうです。ちなみにこのかまくらの中では七輪を焚いて地元産の食材をふんだんに使った鍋を

食べるということでした。

 

夕方、宿泊先である『なべくら高原 森の家』へ。こちらはコテージになっていて、自然を生かした体験・宿泊施設

となっています。

 

ここもまた本来であれば豪雪地域なので、この駐車場にも2~3メートルの雪の壁ができているそうなのですが・・・

ご覧の通りの積雪状況。そして右側がミセスファーマーはじめ女性メンバー3人が滞在したコテージです。

 

ここで30分ほど、施設の説明などをしていただきました。自然の中で四季を通して様々な体験プログラムが

組まれていて、たとえば冬はスノーシューフェスティバルのほか、雪で作るアイスクリーム(!)教室や、月明かり

の中を歩くナイトハイク、春はトレッキングに古民家ツアー、雪中貯蔵の人参を掘ってジュースやアイス作り、

夏はカヌーや沢遊び、秋は紅葉・きのこ狩りなどなど、本当に多彩です。わが町よりも豪雪地帯にありながら、

そのマイナスイメージをプラスに転じるような豊かな発想で、都会の人にとても魅力的なプログラムを用意して

います。現に翌朝出発の時には、まだ8時頃だというのに大勢の人たちが雪道歩きを楽しんでいてビックリ

私たち雪国の人間にとっては、なんでわざわざ寒い中を歩くんだ・・・と思うのですが、それこそがお客を引き

つけるアクティビティの一つである事を気づかされました。

コテージは自炊の設備になっているため食事の提供はありません。なので近くの温泉郷まで下りて行き、

観光協会運営の日帰り温泉施設で入浴と食事をすることになりました。ここでもまた地元の食材を生かし

現地の人たちが普段食べているようなお料理の数々が並びました。この施設の宴会料理は、外からの

お客さんには地元の郷土料理を、地元のお客さんには刺身や天ぷらなどのいわゆる宴会料理を出すと

いう事を徹底しているそうです。お客さんに合わせたサービス・・・これこそがおもてなしであり、継続した

集客にも繋がる秘訣なのだなと思いました。

この地域のブランド豚「みゆきポーク」を使った鍋とソテーの2品。どちらも美味しかった~

  

これは笹の葉寿司(笹寿司だったかな?)。笹の葉の上に紫色の古代米を使った酢飯と具材がのっていて、

笹ごと手に持ち紅しょうがの反対側の具の方から、箸を使わずに食べるようになっています。これ以外にも

沢山の郷土料理をいただき、お腹いっぱい&またまたお酒が進んでほろ酔いでした

翌朝は、飯山駅へ向かう前に「道の駅・花の駅 千曲川」へ。ここは観光案内と土産物の販売のほかに、道の駅

としては珍しい朝食サービスを提供するカフェが併設されています。

 

飯山周辺のお土産物は全部こちらでどうぞ・・・というほど、物産コーナーが充実していてつい買いすぎて

しまいました。ネット通販もやっているそうです。

 

観光案内は駅構内と同じように周辺地域のパンフレット類が並べられていて、全体の雰囲気も駅と連動

させて統一感を持たせています。

雪中人参を「スノーキャロット」と名づけ、ここではソフトクリームにして売っていました。残念ながら寒すぎて

試食はパスしてしまいましたけどね

 

朝7時半からやっている朝ごはんメニューは全てワンコイン(400~500円)で食べられてボリュームもある

ので、地元のお客さんも多いそう。ミセスファーマーは「モーニングエッグベネディクト」を注文しました。これで

500円なら安~い 玉子も野菜もパンも全部地元のこだわり食材を使っています。

 

野菜の直売所(ここだけはJAの管轄だそう)。豪雪地帯でありながらこれだけの品揃え・・・恐れ入りました!

 

今回は急きょ決まった上にかなりの強行スケジュールの視察研修でしたが、参加者それぞれの立場で今後の

活動の参考になる勉強ができたのかなと思います。今日は研修で学んできたことを発表する報告会があり、

明日からミセスファーマーは再び東京へ里帰り旅行という、とても忙しい一週間でした

それではまた、旅行記をアップしますのでしばらくお待ちくださ~い

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