今日聞いた講演会の中の余談で、日本人のすばらしい魂の根本は縄文時代から続くものだと語られていた。
震災の時、海外のメディアはパニックにならない日本人を高く評価し、誇り高い民族だからと述べていた。
日本人は自身を誇り高いと考えたこともなかっただろう。
しかし、日本人は世界に類を見ないほど正直で、悪いことは行わず、犠牲の心を持っている。
南米のある小学校で校内で泥棒があり、先生が放課後生徒を集めて犯人を捜すのに日本人移民の子供だけは帰らせたそうだ。
日本の貧しい移民が驚愕に値する道徳観念を持っていたからだ。南米では中国人や韓国人は嫌われているが日本人は尊敬されている。
残念ながら日本では、中途半端な知識をもった社会の支配層の人々が日本人の魂をないがしろにして利益にばかり走ったがために、日本の社会や環境を破壊してしまった。
日本人の持つ正直さや犠牲の精神あるいは潔さや美意識を、政治や経営に生かせないものだろうか。
知識やポジションはむしろ日本人の根底に流れる魂を見えなくさせている。
偉い人はおごることなく、日本人の魂を見つめてほしい。