ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

那須・苦土川井戸沢~流石山(1822m) 那須ツアー2日目

2014年07月22日 | 沢登り
2014年7月20日(日)

天候:曇り時々晴れ一時雨

天候の不安定は継続しているものの、朝は雲が多いものの晴れている。
予定通り、沢登り決行。
この沢、もう3度目くらいだが、登れる滝多く楽しい。

朝食いただいてから7時発。
三斗小屋温泉から下って、苦土川へ出る。


苦土川本流

橋を渡るところに大型テントがあった。
人はいない様であった。
林道を少し行くと井戸沢出合。木製堰堤を左から越し、沢装備へ。


堰堤

平凡な河原を行くとF1登場


F1

右から登る。その先に核心のF2(15m)がある。


F2

右のカンテを行くと少しハングしたところに古いハーケンとしょっぱい残置スリング。
ここを越せば、あとはあっさり巻ける。
その後もそこそこの高さの滝が次々と登場し、飽きることはない。
水量もそこそこあり滝も迫力がある。







いずれも登れる。


タニウツギ

花もボチボチあり、目も楽しませてくれる。



この滝は左行けるが、初心者いればロープを出した方がいいかもしれない。
途中、しょっぱいハーケンもある。





この滝、左から斜めに上がる感じの滝を上がると二俣も近い。


ウサギギク


二俣

二俣は右を行く。その後もいくつか二俣現れるが、水量多い方へ行けば間違いない。



水量減っても、滝は次々登場。


ニッコウキスゲ

この頃ニッコウキスゲも現れる。大峠のニッコウキスゲも楽しみだ。


シナノキンバイ

シナノキンバイも多く、たまに群落をなしている。


トイ状滝

このトイ状が出てくると、源頭部も近い。


?の1

これなんでしょうか?
晴れ間も見えてまずまず。





もう源頭も近い。


最初の一滴

これ過ぎると、ガレになってくる。


源頭部

ガレを行くと笹藪の中に踏み跡がある。
ほとんどヤブコギなしで登山道に出る。


ハクサンフウロ


シャクナゲ

この稜線には、ハクサンフウロとシャクナゲが多い。そして、ニッコウキスゲである。


流石山山頂

登山道に出ると多くの登山者の方がいた。
この辺では珍しいと思っていると、どうも三倉山の開山祭があったようだ。
この頃からガスが巻き始める。
大峠山から滑りやすい道を行くと、峠手前でニッコウキスゲの群落である。







ちょっとお天気悪いのは残念であるが、花は綺麗に咲いていた。


シモツケソウ


大峠

会津中街道の要衝である。
この辺でだいぶ降ってきたが、沢で濡れているので大したことはない。
ここから、2時間弱で三斗小屋温泉へ戻る。
露天は、女子タイムであったので内湯で温まって、マッタリである。
すぐに温泉あるのはいいですね~

昨日16名くらいであったが、今日は3倍のお客さんがいるだろうか。けっこう混雑。
まあそれでもまだまだキャパあるので、温泉もそんなに混むこともなかった。
夜露天に行くと、星もでて貸し切り状態でのんびりであった。



越中・梨谷川美ヶ谷

2014年07月09日 | 沢登り
2014年7月8日(火)

天候:晴れのち曇りのち雨

梅雨前線に台風とこのところこの時期らしい天候となり、この日も予報は良くなかったが、
直前でいい方向に向いた。
ということで、五箇山は美ヶ谷へ初めての沢登りのヨーさんと行ってみた。

松本を出る時は、低層雲がかかっておりドンヨリしていたが、山の上はピーカンの様であった。
高山で朝食をいただき、初めて五箇山で下りた。
たいらスキー場へ向かい、それを過ぎてオレンジの欄干の橋とコンクリートのミニ橋越えると
農作業用?か小屋がある。そこを左折して未舗装の道を行くと美ヶ谷の出合である。
今回は、細尾トンネル経由で下りてくる予定なので、未舗装路には入らず、トンネル方向へ
少し行ったところの駐車帯へ車を停める。
そこから歩いても15分あれば、出合に着く。出合手前にも何カ所か駐車可能なところはある。


美ヶ谷出合手前

こんな山が出てきたら、美ヶ谷の出合だ。
最初はゴーロの小さい河原。





ササユリが綺麗に咲いていた。


ササユリ

そして、最初の幅広のナメ滝が登場。


F1

ここから、この谷の由来となる美しいナメが続く。


ナメ


オオバギボウシ

その後、小滝が登場。


F2


F3

と登っていく。ちょっと滑っている感じである。
そして、3段20mの大滝登場。


大滝

手前は、3段に含まないかもしれない。この左からも巻ける感じであったが、手前の小滝を登ってみる。
右から支流が滝で落ちていた。
大滝は、右壁から行けそうであったが、滑っているのとお初のヨーさんに高巻き経験してもらうため、
右のルンゼから上がってみる。
随分上がったところで、藪トラバースしていくと小尾根を乗越してガレの支流を下りる。
大滝の少し上に出た。そこで一本。
そこからは、ナメの小滝を行く。


大滝上ナメ

ナメを過ぎると小滝が登場するが、意外と釜が大きい。
暑くなってきたので、積極的に水遊び。



次の滝は、得意のツッパリで。




ツッパリムーブ練習

最初は、要領つかめずドボンしていたが、しっかりと突っ張ると意外と滑らないコツをつかむと、スイスイ来られる。
その後も小滝を越えていく。



小滝越えていくと、2:1の二俣へ到着。


左俣


右俣

ここは右俣を行く。


右俣最初の滝

シャワーで越えたりして、次々と小滝を越えていく。


トイ状

段々と水量も減り、源頭の様相を呈してくる。


最後?の滝

最後の滝を越えると、源頭部。


源頭部のガレ


最初の一滴

このガレの右の上がりやすいところから小尾根に上がり、モンキーでちょいヤブコギで送電線巡視路に出る。
今年は、蛾の発生が多い様で幼虫の毛虫君がブナの木などに大量にいた。。。。
毛虫つかまない様にモンキーしたのは疲れた。
巡視路に出てから、左に行き、三角点1065.6を目指す。
地形図にも名前ないので、仮に「美ヶ谷の頭」と勝手に呼ぶ。


山頂三角点

この辺は、藪に囲まれ展望はなし。手前の鉄塔が展望良し。
ここで大休止。
休憩後、地図にない真西へ下っている巡視路を、小瀬峠に向けて下りる。
えらい急傾斜で滑るので、沢靴だとやばい。アプローチシューズでも結構滑った。
ここが核心かと思うくらい。
そこを下りると、十字路になった。小瀬峠と思われる。
ここから林道に向け、杣道を行く。下草に覆われているのでしっかりルーファイ。
程なく林道に出た。


林道から西方向

だいぶ雲も出てきた。雲が出る前には能登半島なども望めたが、周りの山は雲に覆われてきた。
途中、小瀬峠道という看板があった。
沢を詰めて出た巡視路を右へ行くとここへ出ると思われる。次回行ってみたい。



林道をのんびり行くと、洞窟があった。





小さい洞窟だが、中はひんやり。


キンコウカ

花を見ながら話して行くと、細尾トンネルに着いた。


細尾トンネル


林道入口の標識

来た林道を奥へ行くと、袴腰山への登山口へ行く様だ。
トンネルを抜けて舗装された道を行くと、程なく駐車地へ戻ってきた。
この頃、ポツポツと来始めた。

とりあえず、温泉と言うことで、五箇山温泉五箇山荘へ。
500円で、入った時は誰もおらず貸し切り状態であった。
ここで、五箇山豆腐定食もいただいて、相倉集落へ。



ちょうど茅葺きを葺き替えているところがあった。


相倉集落

相倉集落観てから、国道156号を白川郷へ。


白川郷

世界遺産見物して、国道360号を河合で抜けようと思ったが、落石通行止めとなっていた。
仕方なく、高速で高山へ戻り、今回は桔梗屋でラーメン食って帰路につく。

抜けるまで3時間もかからず、コンパクトな沢であったが、ナメも綺麗で滝もほとんど登れ、
いい沢であった。
山頂まで抜けられるのが、沢ヤとしては満足である。
また紅葉の時期にでも行ってみたいと思うのでした。






飛騨・高原川沢上谷

2014年06月29日 | 沢登り
2014年6月29日(日)

天候:曇り時々雨のち晴れ

さてさて、ここ数年はすっかり短くなったグリーンシーズン。
沢初めはいつものここ。
一部昨日のメンバーと合わせて5名で行く。
今回2台の車があったので、1台を上にデポして出発。
出発少し前にパラパラきたが、一時であった。
今日も天候は不安定である。

本流を少し行くと右岸に現れる、ナメ滝。



ここを上がると五郎七郎滝である。
ナメ滝上がる巻きのところに新しいフィックスがあった。


ナメ~


アップ

水量は平水か。


五郎七郎滝手前の滝

ゴロシチは水量少なめに感じる。


五郎七郎滝


集合写真

ここでしばし休んでから、元来た沢を下る。
本流にかかるナメ滝で、懸垂下降。シーズン初めなので。私は昨日散々やりましたが。
途中、団体さんに会う。ここも随分人が増えた。



ナメと小滝を快適に越えていく。



オタマジャクシが、至る所にウジャウジャいた。


赤ナメ

途中、岩盤に鉄が含まれているのか、赤いナメもある。


ナメナメ

ヒタヒタと行く。
そして、また横に逸れて、岩洞滝へ。


岩洞滝

いつもの裏から。



たまに太陽も見えるが、基本曇り。



本流最大の滝、蓑谷大滝へ。


大滝

ここで大休止とするも、通り雨がきた。
早々に巻きに入る。


大滝上のナメ

たまにはこんなことも。



二俣の滝も新しいフィックスが。



この滝を登れば、ナメナメ続き。
一部山から土砂が堆積していた。


ヒタヒタと


ラスト~

楽しいとすぐだね。もう終了地点間近。



今シーズンもいい沢初めが出来た。
次はどこ行こうかしら。。。





北ア中部・湯俣川~伊藤新道 ~古道をゆく~

2013年10月15日 | 沢登り
2013年10月12日(土)~14日(月)

※古道をゆくシリーズ第5弾
※紅葉山行2013 第2弾
※山のいで湯2013 第2弾

いろいろとテーマ重なりましたが、こんな感じですか。ここは(笑)
古道というか、今は使われていない登山道シリーズか廃道シリーズでもいいですが。

第1日目

天候:曇りのち雨

というわけで、三連休ということもあり七倉も混むかな?
と思い、随分と早く行ったが、ここはやはり空いている。


七倉

しかも天気がいい。しかし、午後はいかんやろうな~と思いつつタクシーへ。
この時、毎年どこかで会うSガイドパーティーと一緒になる。
どうも同じルートを行くようだ。
高瀬ダムへ着くと、やはり湯俣へ向かうのは我々と2パーティーのみだ。
バックウォーターのあたりは、工事をやっていた。


不動岳、船窪岳、奥に針ノ木岳

途中、北鎌独標は見えたが、その奥の槍の穂先は見えなかった。
この辺り、紅葉まだなのか色づきはいまいちである。
名無避難小屋の手前で晴嵐荘の小屋番のお兄さんと出会う。
ここへ来て3年目であるが、顔を覚えていてくれた。
2晩目お世話になる旨、伝えて先を急ぐ。
そうこうしているうちに、湯俣晴嵐荘が見えてきた。


晴嵐荘

今日は、小屋へは寄らずにそのまま噴湯丘へ向かう。
先を見るとSガイドパーティーが見えた。


水俣川と湯俣川の合流点

つり橋渡り、噴湯丘へ。


噴湯丘

このでかいのはいつもながらであったが、川の中央にあったチビ噴湯丘がなかった。
どうも、6月に流されてしまったようだ。
その先には、いい温泉が湧いている。
ブクブクいっているところは熱すぎるので、少し離れたところで足湯する。


ブラック温泉

さてその先が、本日の核心の大岩壁に挟まれたところだ。


入口

入って少し行くと右からガレが来ている。



この先に以前は橋があったようだ。
そこのガレにトラロープがついている。


トラロープ

ここが唯一核心か。普段沢登りなどやっている人にとっては大したこと無いが。。。
帰りは、懸垂かけた方が早い。
それを越えて少し行くと笹薮を巻く。
その先に右から一ノ沢がくる。
あとは右行ったり左行ったり徒渉して行く。
やはり、この時期は夏に比べれば水量は少なめ。
私で大腿の真ん中くらいであった。夏は腰まで余裕で浸かる。
右に唐谷を見送って少し行くとワリモ沢と出合う。


ワリモ沢出合

ここまで、噴湯丘から3時間くらいであった。
ここから、両岸ガレた崖の間を行く。
本日の目的地はもう少しだ。この辺からたまにパラパラと通り雨が来るようになった。


ワリモ沢出合から先の湯俣川

川が右に屈曲するとその先が赤沢出合だ。
その手前にいいビバーク地を見つけたので、そこでビバークとする。
雨はまだ本降りで無いので、その先の硫黄沢へ。


赤沢

赤沢を見送りその先すぐが硫黄沢だ。


硫黄沢出合

上からも硫黄たっぷりの温泉が流れて来るのでこんな色だ。
2年前に入ったブラック温泉もある。


硫黄沢ブラック温泉

湯温はぬるめでさすがに今回は浸かる気がしない(笑)
大露天風呂も健在であったが、ぬるいので一湯入魂せずに一湯入足で今回は勘弁。。。


大露天風呂

足を温めて、寒くなってきたのでテントへ戻る。
テントに入ると雨も断続的に降ってきた。
あとはご飯食べて、爆睡である。やはり、山はよく寝られる。


第2日目

天候:晴れ

今日は快晴だ。よって寒い。
外に置いてあった、沢スパッツなどもバリバリ。。。
沢ソックスはバーナーで溶かす。
今日は長丁場なので、明るくなってから出発だ。
まずは赤沢へ。赤沢というだけあってこの沢は他と違い岩が鉄分がついて赤い。


赤沢

左下の大岩に誰が書いたか、アカザワと書いてある。
それを登っていくと、5mくらいの滝に出合う。
そこを左から巻こうかと登ると緑のホースが転がっている。


伊藤新道取り付き

ここが伊藤新道の取り付きだ。ここで装備変換してペンキマークの方へ。
いきなりの急登である。しかも笹が濃い。
道はしっかりとあるので問題なし。
振り返ると、燕岳の稜線が見えてきた。


燕岳方面

少し上に行くとビバーク地など湯俣川が見える。


赤沢と湯俣川

このあたりでようやく紅葉してきた。



左を見ると硫黄尾根の先に槍の穂先が見えてきた。


硫黄尾根と槍

これが上に行くに従い、徐々に全貌を現してくる。これは新鮮。


硫黄尾根と槍その2


その3

太陽も出てきて少し暖かくなってきた。



急登を1Pで少しなだらかになってくる。


登山道

どうも三俣の方々が整備しているようだ。
道はしっかりしている。



2300m付近になると昨日降った雪があった。


雪と紅葉

その先から道はトラバースしている。
日陰は雪があり、しかも草付の上に乗っかっているので慎重に行く。
この辺に来ると北鎌、槍ヶ岳が全貌を現す。


北鎌と槍

そして、左には双六と樅沢岳、そのコルに双六小屋が見える。
数年前に弥助沢を滑り、あのコルに突き上げているモミ沢をスキーで登った。
なつかしい。



雪も増えて滑らないように慎重に行き過ぎて、稜線手前でタイムアップとなった。
三俣の稜線には登山者も見えてきた。


稜線手前

今日は湯俣まで戻る予定だ。一休みして下山にかかる。
帰りは、すでに陽も高くなり雪も解けていた。
整備はされているので、この区間は歩きやすい。
あっという間に赤沢に戻る。


上から湯俣川





赤沢に出た対岸には、ペンキマークが残っている。


対岸

あとはテント撤収し、湯俣川を戻る。核心は懸垂。


湯俣川中間部

核心を過ぎた頃には、だいぶ陽も陰ってきた。


核心部を出て燕の稜線

そして、暗くなる前に晴嵐荘に着く。
テント張ってから、温かい温泉とおでんいただき、熟睡。
温泉最高~!!


第3日目

天候:晴れ

この朝は、目覚ましかけず、ゆっくり寝て起きた。
そうは言っても6時過ぎには目を覚ましてしまったが。。。
ここはいつ来てもよく寝られる。
やはり温泉が効いているのかな~



朝湯をいただき、朝食もいただく。
本当にいつもありがとうございます。
この時、この辺にまだある古道に話が盛り上がる。
来年は、これまたいいルートを思いついた。楽しみである。


海の家イメージの売店窓口

小屋番のお兄さんが、実は海んちゅだった(笑)
よって、海の家風の窓口が出来上がったらしい。
あと、周辺の看板も結構いい物に変わっていた。少しシャレが利いていていい。
見たい人は来年ここへ集合!

9時に出発。行きには見えなかった槍の穂先も独標の隣に見えた。


独標と槍

今日は天気もいいので歩いていて気持ちいい。


針ノ木方面


烏帽子方面

七倉荘へ行くとちょうど先週お世話になった船窪小屋の面々がお風呂に入っていた。
小屋閉めして下りてこられたようだ。
おかあさんにもご挨拶して、帰路につく。

七倉荘でもいいお話聞いたな~これから益々ここに出没率上がる。
だけど大好きでいい所だからね~何回来てもいいのだ。

北ア北部・真川シンノ谷~赤木沢継続

2013年09月28日 | 沢登り
2013年9月21日(土)~23日(月)

やっとアップできます。忙しい1週間でした。
今日は、28日ですが、外はいい天気です。
山行きたいな~
とりあえず、三連休のアップです。

第1日目

天候:晴れ

この三連休は、天気が約束されていた。
自宅を3時に出るが、すでに上高地へ向かう国道は相当量の車だ。
皆さん、沢渡へ停めるかと思いきや、それは数台でほとんど新穂高方面へ行った。
我々は、飛騨に入り大規模林道を行くが、何台か折立方面のようである。
飛越トンネル手前の登山口も駐車場がほぼ一杯。
その先の料金所にはすでに10台近くが待っていた。



後続も続々とやってきた。
時間になりゲートが空く頃には30台以上いたのではないか。
先行の車は、釣師なのか途中で車を停める方が多かった。
折立の駐車場は一杯で、臨時駐車場方面へ行く。
やはり、富山側からの方が早く着ける。
臨時駐車場少し手前の広場に車を停め、皆さんとは反対方向へ行く。

そういえば、先日、たまに山でお会いする安曇野のT氏からルートの問い合わせがあった。
私もT氏の夏に辿ったこのルートの一部を辿ろうと思ったのでグッドタイミングであった。

駐車場からすぐにゲート。


林道ゲート

これを通過してすぐに河原へ下りた。
結果、この先に林道は地図より延びており、大きな橋がある。
ここで下りてもよかったかもしれない。
かわらは広く歩きやすいのでどちらでもいいが。。。


真川の河原

今日は天気もよく、水温も低くないのでそんなに冷たいというわけでなく快適。
徐々に川は狭まってくるが、当初は総じて広い。
何回か徒渉しながらのんびり行く。
途中、釣師の2名にお会いし、挨拶をして先に進ませていただく。
ここは釣の方が多いようだ。


ハゲ谷出合

出合の手前は少しゴルっぽくなっており少し狭まるが、その先の開けた河原でハゲ谷に出合う。
ハゲ谷行けば、太郎平小屋へ突き上げる。
右が本流。先に進むと本流筋もだいぶ狭くなってきた。
その先、少し流れも多めの沢に行き合う。これがヤクシ谷。


ヤクシ谷

この上まで林道は来ている様である。
これも突き上げると太郎平小屋より太郎山山頂近くに行く。いずれ行ってみたい。
さて、ヤクシ谷出合の先に2~3m位のナメ滝がある。


最初のナメ滝

ようやく沢登りの雰囲気になってきた。
そして、しばしでようやくシンノ谷出合である。
本流行けば、北ノ俣避難小屋に突き上げる。
出合の本流でしばし遊ぶ。


シンノ谷出合

出合から少し上でお宝発見。少しいただく。
この先、サイコロの様な岩がデーンと鎮座していた。


サイコロ岩

最初はよかったが、徐々に沢が荒れてきた。
T氏のHPにあったように両岸の崩落が激しい。
倒木と巨岩を越えるのが一苦労。巻きも入れながら行くと、1800m上にいいテン場があったので
そこでビバークとした。


崩落地

気温も思ったより低くなく、快適に爆睡する。


第2日目

天候:曇り

テン場の上に見えていた、滝越えからスタート。


最初の滝

これは左から簡単に行けた。
その後も斜滝など表れ、沢登りになってきた。


斜滝

この斜滝の上の滝が悪かった。
かろうじて、水流の左が行けそうであったので、空身で上がり荷物引き上げで行った。
ここは、ロープを出した。


この滝の水流左を行く

荷物上げるときに、腰ベルトのバックル破損したのは痛かった。
まあ何とか工夫したが、完璧に腰に分散できないのは肩に負担かかり、後に影響する。
その上で、滝二つで出合う二俣。この辺は右へ右へ行けばよい。
水流は結構上まである。


源頭手前

谷が開けてくると、稜線は近い。


雪渓

秋も深まってきたこの日は、雪渓も小さくなっていた。
その先は、カール状の気持ちのいいところ。ハクサンイチゲやチングルマも咲いていた。
ハイマツ漕ぎほとんどしなく登山道へ合流する。
本当はこの先北ノ俣岳を越えて行こうと計画していたが、予想以上に時間もかかったのと
重荷で赤木沢行くよりデポして行った方が、楽しめると判断し、先に目星をつけていた
快適ビバーク地で打ち切ることにする。
ここ本当に快適であった。


水晶岳

薬師に水晶に囲まれてのふかふかの寝床で夕方には就寝した。


第3日目

天候:晴れのち曇り

夜中1時起床し、2時半には行動開始。
ヘッデンつけて登山道を太郎小屋へ行く。
小屋前で朝食とったりしていると、4時前に下山していくパーティーなどいた。
この日の朝は少し寒かったが、行動しているとそうでもない。
小屋のところに荷物をデポさせていただく。
そして、薬師沢小屋へ向け出発していく。


夜明け前の水晶

まだ朝早かったが、結構下山する人たちに出会った。
2時間で薬師沢小屋へ着。ハシゴを降りて準備する。
寒くて水入るの嫌だなーと思っていたが、実際入ってみると外気温より温かいので気持ちよかった。


黒部川

何回か渡渉しながら行くとゴルっぽくなってくる。
巻きもしっかりしているので、巻いたり川に浸かったりしながら出合を目指す。
先行パーティーもいるようであった。


赤木沢出合

数年前来た時と同じ風景の赤木沢に癒される。
今回同行のあーさんは3年前から何回も計画して天候不順で中止になること7、8回。
3年越しでようやく来られた。


当初の赤ナメの滝

ここは本当に気持ちのいい沢である。
太陽も昇って、気温も上がり気持ちよく遡行する。







滝は飽きることなく現れる。直登もできるし巻きもしっかりしている。







紅葉も少し始まっていた。
途中、カップルに抜かれたが、男性の方は運動靴であった。びっくり。





前に岩壁が見えてきた。いよいよ大滝の登場である。


大滝(下から)

大滝手前を巻きに入る。一箇所ちょっと悪いところあるが、総じて手がかりも多く簡単に登って行ける。


大滝(上から)

大滝の上も小滝が連続して楽しい。
右から滝がかかっているところで支流に入る。


支流にかかる滝

この先も小滝多く疲れてくるが、適当なところで右の草付へ上がった。


源流部

抜いていった二人は、この支流を詰めて行ったようだ。




雲の平方面

ハイマツ避けながら、うまく登っていくが、上部はハイマツの中の溝状のところを上がり
踏跡拾いながら行くと登山道へ。
私はそのまま北ノ俣山頂へ行く。


北ノ俣岳山頂

ガスも上がってきて展望はよろしくなかったが、久々にこの山頂を踏んだ。
その下で神岡新道と合流するが、この辺から先はゴールデンウィークに来た。


太郎平小屋方面

あとは、太郎平小屋にデポした荷物を回収し、折立に向け下山する。
15時周っていたが、ゲートの閉門には間に合った。。。

メジャールートは混んでいただろうが、我々は今回もあまり人に会わない静かな山行が
楽しめた。
これからは紅葉山行かな?




中ア・正沢川幸ノ川

2013年08月24日 | 沢登り
2013年8月20日(火)

天候:曇り

前回の2名の沢メンバーと幸ノ川へ。
私は2回目であったが、沢はいつも同じ顔だとは限らない。
今回もそんな沢旅であった。
うちへ迎えに来てもらい、木曽路を行く。
スキー場跡をゲートまで入る。これで少しは歩かずに済む。
林道を行き幸ノ川を渡るところで右行っても良し、渡渉して左行っても良し。
堰堤一つ越えるが、どちらもいける。
その後、沢装備へ変換。
一つ目の滝は右を行く。


F1

F2は少し釜に浸かって右壁へ。





その上は、少し倒木が流れてきていて荒れている感じ。



サクサクと滝を登り、ツッパリで登る滝へ行くと、トイ状が倒木で。。。


ツッパリの滝

突っ張ることも無く、倒木であっさり登る。
ここ面白いんだけどな~



クライミングやらない鈴木君ちょっと心配であったが、ノーロープで頑張っていた。





次から次へと滝が現れる。楽しいね~ただ、曇っていてちょいと寒かったが。



少し濡れてシャワーで上がったりしたりもした。


二俣

二俣を右へ行くと現れる滝は水流中行けば簡単そうだが、今回は寒い。
よって、グズグズの草付を巻く。
やはり巻くより滝だったか。







その後も滝続々。。。お腹一杯ですって言っても現れる。
後ろ振り返ると登ってきたルートとスキー場跡。
水が無くなり一登りで登山道へ出た。


登山道と合流

登山道は途中ガレた所あったが、すぐに七合目避難小屋。



いつかは泊まってみたい。
あとは登山道を下り、途中力水をいただき車へ戻る。





ロープを出さなかったので、結構早く遡行できた。
鈴木君も良く頑張った。

寒かったので、駒の湯で温まり帰路につく。
次は、倒木消えているといいけど。。。


飛騨・高原川沢上谷

2013年08月14日 | 沢登り
2013年8月14日(水)

天候:晴れ

このお盆は珍しく晴天続き。
しかしこちらは、休みが飛び飛び。。。ということで仕事終わりの朝遅く集合。
そんな時はここですね~
この日のメンバーは、ガイド合間の玲さんとKスポ鈴木君で二人とも
沢は今回が二回目なので、ちょうどいいかなと。
仕事終わって集合場所へ行こうと車を進めるが、すでにR158は結構な混雑。
沢渡は渋滞していた。
その後は、快調に行き入渓点へ。松本ナンバーが停まっていたな~
いつものように車をデポしに行き、チャリで戻る。
この日は、暑かったので最初から水線通し。ザブザブいく。気持ちいい~
今回は時間も遅いので、五郎七郎滝は寄って、岩洞滝は割愛した。


五郎七郎滝

暑いので。。。


気持ちいい~

帰路は入口の滝で、懸垂下降の訓練。



その後は、積極的に水の中へ。





蓑谷大滝は、水量もほどほどでいい感じ。


蓑谷大滝


修行?

その後、高巻いてナメナメへ降り立つ。


大滝上

ナメスライダーで遊ぶ。



二俣の滝は、二入とも残置使わず登ってきた。
あとはナメナメで快適遡行も終了する。



水と戯れた今年2回目の沢上谷でした。

帰りは、お盆ということでメジャーな温泉は混んでいるだろうという事で、
私の行きつけ秘温泉へ。やはり貸切であった。
その後は、やまこぼガイドと合流しBBQでした。


北ア北部・針ノ木谷

2013年08月04日 | 沢登り
2013年8月3日(土)~4日(日)

当初は、違う谷へ行く予定であったが、雪渓がまだ多く残るとのことで針ノ木谷へ行ってみた。

第1日目

天候:晴れ

このところ天気がいい。
東京からUさんがバスで扇沢へ到着していて、大行列のチケット売り場へ並んでもらう。
さすがに盛夏の週末である。11月のスキー便よりも多いトロリーバス6台と荷物車2台で始発が出発。
今年は、黒部ダム50周年ということで、いろいろイベントをやっているようである。


黒部ダムから赤牛岳方面


観光放水

皆さん次のケーブルカーへ大行列であったが、我々は昨年同様左の誰もいない方へ。
やっと、解放された感じである。
途中に夏きのこのタマゴダケがあった。



御山谷に差し掛かると、スキーが1本転がっていた。
随分短めでディアミールの比較的新しいやつがついていた。春に流してしまったのか?
その後、核心?の長いハシゴを行き、少し早めに平ノ小屋着。


長いハシゴ


平ノ小屋

小屋は、人もいなく静かだ。コーラがあったので1本飲む。
12時の渡し船の時間が近づいてきたので、渡しへ。
私たちを含め13,4名の乗船であった。


平ノ渡し


黒四を行く

反対側へ着くと皆さん奥黒部ヒュッテ方面へ。
我々は、針ノ木谷へ行く。
時間も時間なので適当に上がってから、前から泊まりたいな~
と思っていたところでビバーク。


ビバーク地

夕方まで川遊びをして、焚き火の開始。
ご飯に汁を作る。その他いろいろおかずを。


炊事

お腹いっぱいになったところで星空眺めながら、いつの間にか夢の中へ。


第2日目

天候:雨のち曇り時々晴れ

朝からドンヨリである。
この日は、峠を越えて戻ろうかとも思ったが、朝食後に雨が降ってきたので
来た道を戻る。
降ったり止んだりして天候は不安定。
船の時間近くまでのんびり過ごして、止み間を狙って撤収し、避難小屋へ行く。
船の時間少し前に渡しへ行くと、赤牛などから来た人たちでこの時は17名の乗船であった。
渡しからダムの道を行くといつの間にか太陽も顔を出した。
黒四のレストハウスで初めてダムカレーいただき、帰路についた。

私がカメラ忘れたため、写真少な目ですがご容赦ください。

信州南部・本谷川黒沢左俣~恵那山(2190m)

2013年07月28日 | 沢登り
2013年7月27日(土)

天候:雷雨後曇り時々晴れ

この日は、どうも大気の状態がよろしくない。
それでも、北部より南部の方がよろしかろうと場所変更して、
昨年、行った黒沢へ行った。
今回のメンバーは、Uさん以外はお初である。
6名で賑やかに行った。

松本平集合し、広河原登山口へ。
駐車場は、かろうじて2台停められた。
お空は、たまに日差しが見える状態であった。


林道を行く

林道をお話しながら行くと登山口へ着。


広河原登山口

登山者の皆さんは、ここから河原へ降りていった。
我々は、その少し先まで行き、本谷川へ下りる。
ここで装備変換。
とポツポツとき始めた。北側の鳥越峠方面は暗雲立ち込めてきた。
たまにゴロっときてびびる(笑)これはダメかと思ったが、降りはそんなにではない。
とりあえず、近くの橋で懸垂下降の練習。
皆さん、空中懸垂は初めてのことであった。



皆さん終わる頃、晴れ間も見えてきたのでどうするか検討。
9時前と遅い時間ではあったが、入渓した。
堰堤を4つほど越えて、ゴーロを二俣まで。不動洞も行きたいところだが
今回は、初心者もいたので左の黒沢へ入る。


出合の滝

出合の滝から快適に越えていく。


くの字滝

中間部でゴーロ帯となるので、ちょっと飽きるが、飽きてきた頃、滝が登場する。





1箇所滑りやすそうな滝でロープを出した。
その後、以前迷った二俣の10m滝へ到着。


右俣の滝

今回こちらの探索に行きたかったが、時間も時間だし見積もり出来ないので
昨年行った左俣へ行くことにする。


左俣の滝

こちらは登れそうもないので、左から巻く。
その後、小滝を快適に越えて源頭部へ。
ここのツメは相変らず長く感じる。笹が出てきたら登山道はすぐである。
女性陣が元気でどんどん登っていく。
男性陣はやっとこさ登山道着。
そこから15分ほどで山頂へ着く。


山頂にて

着いた頃には晴れていたが、周りの山は雲の中であった。
今回私は体調優れず下山にいつもよりかかってしまった。
それでも5時過ぎには戻れて、その後は月川温泉で汗を流し、
伊那でローメン食べて帰路につく。

朝の一時だけ怪しい天気でしたが、山行中は降られず、ちょっと疲労しましたが、
いい山行でした。
皆様、お疲れさまでした。

中ア・中御所谷西横川

2013年07月19日 | 沢登り
2013年7月19日(金)

天候:晴れのちガス後晴れ

この日は、Kスポ鈴木君沢デビューということで、定番の西横川に行ってみた。
例年ですとこの時期、あっさり行けるはずだが、いやはやどうも参りました。。。

松本6時半に出発、駒ヶ根菅の台へ。8時前のバスですでに結構な人手。
2台出ました。1本遅らせて行くも2台満員です。


菅の台バス停

9時前にしらび平到着。ロープウェイに向かう多くの人を横目に遡行準備です。


しらび平にて

すぐ下の橋から遡行開始。
堰堤を越え、ゴーロを上がっていきます。
すでに気温高く、今回は積極的に水の中へ。雪解け水かやたら冷たい。。。
気持ちいいんだけどね。


東横川との二俣の滝

さてここから滝を登っていきます。
この少し上でいつも休憩がてらウォータースライダーやるのですが、倒木で荒れています。


いつものウォータースライダー滝

ここで嫌な予感が。。。
少し上でありました。雪渓が。。。
これ出てくると沢グレードグーンと上がります。


最初の雪渓

近づいていくと、随分長そうです。上を行くのが妥当と判断し、雪渓に乗っかる。
倒木で大荒れだ。
ここ、沢の屈曲地点で、雪崩が正面の小尾根にぶち当たって崩壊させた感じである。


雪渓上から崩れた小尾根

この雪渓クリアするとその先にまた雪渓。


次の雪渓

ここは距離もそんなになかったのでくぐりました。
その先に大滝ですが、そこにも雪渓が。。。


大滝の雪渓

トンネル入口には、倒木がバツになっており、上を行きます。
大滝との際が心配でしたが、ロープ出せば何とかいけそうです。
雪で支点作って、懸垂気味に大滝の壁に取り付き事なきを得ました。


大滝を登る

その先からは快適なナメ滝が続きます。









快適に越していくとまた雪渓ありましたが、小さかったのでサクッとくぐって抜けます。


最後の雪渓

この雪渓は来週にはなくなっているでしょう。
これを越えてから少しで奥の二俣。


奥の二俣

ここの大滝をフリーで行きます。
やはり最後の5mくらいがしょっぱかったようです。
このあたりは、ガスっており肌寒くなってきました。
今度は、あまり濡れずに旧登山道まで詰めあがりました。
ここで装備を変換し、千畳敷へ向かいます。
ここまで雪渓の処理などで結構時間がかかってしまいました。
旧登山道は、お花がきれいに咲いていました。











トラバースしながら行く道で、途中の沢で2ヶ所雪渓あり。
一箇所は、少し巻き時間食いました。
その頃ガスも晴れて千畳敷が見えてきました。


千畳敷カールと宝剣岳

もう16時近くなので、観光客もまばらでゆっくりロープウェイで下山。
こまくさの湯で汗を流し、帰路に着く。

この状態では7月中はこの沢厳しいですね~
あと倒木で荒れているのも気になります。