ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部・梓川徳沢(途中まで)

2015年11月09日 | 沢登り
2015年9月23日(水)~25日(金)

1ヶ月以上ぶりのアップでございます。サボっていました。。。

さて、今回は蝶のあゆさんのリクエストで徳沢から大滝山へ行こうということになり計画。
しかし、SW前半の天候とは打って変わって。。。

第1日目

天候:晴時々曇り

この日までは仕事で天気のいいSWに遊べず(T-T)
同じくこの日から休みのヨーさんと今日は徳沢まで。
午後ということと休み最終日ということで上高地は賑わっていた。



ノンビリと梓川の左岸道を行く。



1P半で徳沢園。徳沢ロッジは改修工事で風呂は入れず。
もうこの日は、空き空きのテン場である。



あとはノンビリまったりで、ソフト食べたりした。


第2日目

天候:曇りのち雨

朝方、あゆさんと合流。天候がイマイチとの情報。
最悪戻りましょうと、とりあえず行ってみることにする。
緑の森を入っていく。



しばらくで河原に出る。



この辺は地形図で見ても広々した所だ。



その後堰堤が3基現れる。これらはどちら側からか越えられる。(どちらか忘れてしまった。。。)
所々昔の登山道の名残がある。


赤ペンキ

たまには樹を跨いで行ったり



だいぶヤブで隠れてしまった道を辿りながら適当に進むも、たまに激ヤブ登場したりして手間取る。
そうこうしているうちに、昼頃から雨も本降りとなり来た道を戻る。

今回は遡行完了出来ず、また羽衣の滝も拝めずであったが、いつの日にか行ってみたい。

八幡平・葛根田川北ノ又沢左俣~八瀬森~大深沢関東沢下降~大深沢北ノ又沢

2015年08月17日 | 沢登り
2015年8月8日(土)~10日(月)

とりあえず、ダイジェスト版あげておいたが、時間が出来たので本編へ。

休みを合わせてくれた、あーさん、ヨーさんと7日に我が家集合して、いざ東北へ。
遠出は最近この3人が多い。交代で運転して、深夜2時に滝ノ上温泉の公園駐車場へ。
ここ休憩舎があって、トイレもきれいでいい。とりあえず寝ましょう。

第1日目

天候:晴時々曇り

葛根田川本流遡行

早めに起床というか、地元の方々が乳頭山(烏帽子岳)へ登るために早くから集まり起きた感じ。。。


駐車場と休憩舎

葛根田川対岸には水蒸気の上がる地獄地形。温泉マニアにはたまらない>_

道の反対側に乳頭山登山口


登山口

登山口を過ぎてしばらく道を上流へ向かいます。そうすると蒸気の出た葛根田地熱発電所があります。
ゲートを過ぎて、アスファルトの道を上流へ。この間何カ所か発電施設がある。



砂利道に変わってからもしばらく行くと、一旦川から離れた道も近づきます。左のヤブの踏み跡から入渓。
渡渉して中州を行くとすぐに幅広の堰堤。ここを上がります。


どっこいしょっと

その後はしばらくゴーロの広い河原を行く。



すると川幅も徐々に狭まってきて、通称ドクロ滝に。


ドクロ滝(明通沢出合)

ここよく他の皆さんが下降する明通沢かと思います。


蝉さん

たまにポットホールもあります。この辺の沢は結構多いように思う。旅中いくつも出合う。


ポットホール

そしてようやく滝らしいもの登場



釜や淵も結構深さがありエメラルドグリーン





暑くなってきたので、瀬をジャブジャブと。



たまには↓



この沢泳ぐ必要はありませんが、暑いので休憩時に一泳ぎ。
さて、両岸が狭まってきます。お函です。







左岸を行けば容易に行けます。お函を過ぎると程なく大石沢出合。
ここで先行の釣り師2名と会う。その手前でも前日から入っていた釣り師2名が下降してきた。
ここまで魚影は見られなかったが、この後たくさん。


大石沢出合

左が大石沢。右が本流。
そこから少し行くといい瀬があります。ここ10数匹のイワナちゃん。しかし全く食い気なし。
優雅に泳いでいます。




見えるかな~

見えなかったら遮光サングラスで。。。って写真は変わらんか。
全然逃げる気配もなしです。
相手してくれないイワナちゃんはさておき先に行きましょう。


小滝

たまに小滝ありますが、ほぼ河原歩いて行きます。


枝沢の滝

途中、沼ノ沢、中ノ俣沢を左側から合わせて行くと、葛根田大滝へ。


遠目に葛根田大滝(2段15m)

大滝の下で沢のベテランさんが休憩してました。
この右のルンゼ状から踏み跡を巻きます。残置もありますが、あまり必要ない感じ。下りる所高度感ありますが。
その後ゴーロを行くと沢は左へ屈曲。右には支流に30mくらいのナメ滝が合わせています。
その左手にはいい感じの泊まり場もあります。
左屈曲を少し行くと滝ノ又沢出合。ここの左岸台地にも皆さんが泊まる場所が。
すでに先のベテランさんが、タープ張っていました。我々はその横にお邪魔させていただく。


滝ノ又沢F1


ベテランさんタープ


その横にお邪魔します

設営後は、上に下に遊びに行く。先の快適泊まり場に単独の方が。
そして、夜はベテランさんにお世話になり、楽しい話を聞きながら夜は更けていったのでした。





第2日目

天候:曇り時々晴一時雨

葛根田川左俣~左沢~八瀬森~玉川大深沢関東沢右俣右沢下降~大深沢本流

気温も高く快適に寝られました。
456で準備して出発。ベテランさん達は稜線の避難小屋泊ということで、ゆっくりされていました。
さて、滝ノ又を左に見て最初の大きい淵の滝を早朝からどっぷり水に浸かってクリア。


最初の滝

大岩がゴロゴロしだす。



するとすぐに、左からくの字の滝を合わせます。これが、右俣と左俣の分岐。


左俣の滝

ここで先の単独の方が抜かれていきます。
この滝ノ上はしばしゴーロ。


こんな感じ

だんだんナメが現れてくると奥の二俣。


奥の二俣

通常皆さんは右沢へ。この後しょっぱい滝などあるみたいですが、左はあまり記録がありません。
ここは、時間も早いので左沢へ行ってみます。


ナメナメ

ナメが多い。たまにゴーロとなりますが。



さて、地形図を読みながら上がって行くとそろそろ右へ行きたい所。
そこには大概ナメの土っぽい滝あり。



こういうのの1本目か2本目巻いて上がって行けば湿原に飛び出しそうですが、我々は本流筋を詰めていく。
若干の根曲りと灌木のヤブを行くと八瀬森の西側の登山道に飛び出した。
上がりすぎたので、右沢よりは余分に時間かかったが、どうなっているかわかってすっきり。
あとは登山道を八瀬森のピーク、八瀬森山荘へ。


この度唯一の山頂


八瀬森山荘

ここで稜線縦走中の2人組に会う。小屋は2階にトイレもある。布団もあった。





ここで大休止。稜線は少し曇り気味である。夕方は降りそうな気配。
小屋からすぐで湿原。





湿原の踏み跡を左へ行く。関東沢への下降だ。





関東沢は源流部はほぼナメ。


源流部

少し下りると魚影濃い。



ナメの小滝もあるがクライムダウンで問題なし。





奥の二俣で一本入れて下りていくと、ゴーロとなってきて二俣に出る。
その下に5~6mの滝があり、右岸に巻き道ついていたが、灌木使って懸垂かけた。
その後は、大岩ゴロゴロをこなし、大深沢本流と合流。この頃、ポツポツ来だした。よってここで適地見つけてビバーク。



ちょっとヤブを払って、快適に。多分以前はここも泊まり場で使われていたが、最近皆さんは上の三股で泊まっているので、
あまり使われていないようであった。雨もたまにいい降りになったが、樹林帯の中なので快適。
増水もしなかった。



夜はこれでしょう。巻きも豊富で少し湿ってしまったが、何とか火をつける。
そして、おやすみなさい。

第3日目

天候:曇り時々晴

玉川大深沢~北ノ又沢~松川温泉

夜もたまに降ったようだが、爆睡。。。しかし山はよく寝られる。しかも沢の音聞いていると特に。
今日も456で準備して出発。増水していないのは救いである。
しばらくゴーロを行くと大きめの滝登場。右にフィックスついている。



下部は問題ないが、上部はフィックスのお陰で登れる感じ。



そして、またゴーロを行くとこの沢のメインディッシュ、通称ナイアガラの滝
これは写真で見るより、モノホンはいい。こういう形の滝は他では見ない。








正面から

これの登りは、水流の左にフィックスついているが、怪しい灌木についているので却下。
その左の滝から登った。左下から途中バンドを辿り、上に出た。


左の滝



若干滑り気味なので、ラバーソールは注意。
そして~


ナイアガラの滝落ち口でジャ~ンプ

この上からはナメナメ



ナメをヒタヒタと行くと、仮戸沢、北ノ又沢、東ノ又沢の三股に出る。


ヒタヒタと


三股

三股手前に快適そうな泊まり場があった。ちょうど三股で仮戸沢から二入組が下降してきた。
新潟の方で、フェリーで来たとのこと。なるほど。
北ノ又沢行くというが、その前にナイアガラの滝を見ることをお勧めする。
我々は、当初東ノ又予定であったが、松川温泉下山が決定していたので、面白そうな北ノ又に進路をとる。
よく下調べもしていなく行ったので、意外とよかった。



出だしからナメ。少し行くと左から大きめのナメ滝。


支流のナメ滝

たまに出てくる滝はどれも程よく登れていい。ちょっと滑っているが。





この沢旅を通じて、ダイモンジソウが多く咲いていた。



なかなかこちらではお目にかかれないナメも



最初の二俣で先の2人組が抜いていった。



その先で一緒になった時記念撮影をする。お互い人に会わないので全員集合写真は撮っていないとのこと。



だんだんとナメが赤くなってきた。



これ越えていくと、小滝連続して一気に標高上げる。


小滝連瀑帯


連瀑帯最後の滝

これを登ると、いよいよ源頭の様相。


ヤブもかぶってきて


奥の二俣

奥の二俣右には湿原あり。



ここから左へ行く。徐々に沢状地形も根曲りの激ヤブ。。。
たまに沢状追いかけると上へ追い上げられる。適当な所でトラバース気味に行くが、なかなかの激ヤブ。
登山道まで400mくらいであるが、なかなか出ない。方向しかり保持してラッセルの要領で交代しながらヤブコギ。
ポッと出た所が、大深山荘上の水場の分岐のところへ飛び出した。


飛び出す


三叉路

1時間以上格闘していたか。だいぶ上に追い上げられた。ここで一息入れて、松川温泉方面へ。


リンドウ


下の三叉路

湿原の道をトラバース気味に上がって行く。ヤブコギで疲れてタイムは上がらず。


湿原と八幡平方面

前に来た八幡平方面は稜線が見えていた。




岩手山

岩手山の山頂は雲の中。


源太ヶ岳下の湿原

源太ヶ岳からの道を合わせると松川温泉への下り。



途中草刈り作業の方がおられた。ご苦労様です。
当初の下りは結構な急傾斜。しかも土の道なので滑りやすい。
水場が途中にあり、この水がうまかった。


水場

途中、岩手山の山頂が顔を出した。


岩手山

傾斜が緩みゆるゆる行くと電波塔登場し、八幡平樹海ラインに出た。



その下に松川地熱発電所。



これを過ぎるとバス停のある、松川温泉の宿、峡雲荘にでる。
少しバスの時間より早めであったので、一風呂浴びる。
あーさんまだ現れなかったが、下へ来て道に迷っていたようであった。しかしバスに間に合ったのでよかった。

あとは、盛岡駅までバスの旅。バスの中で盛岡駅前のビジホ取って、荷物デポしてから電車で雫石へ。
もう夜であったが、雫石から山深い滝ノ上温泉へタクシーで行く。
髭もじゃの私1人では乗せてくれなかったかもしれないが、姫二人同行したので何とか行けたかも。。。
車回収して、盛岡市内の温泉スパでもう一風呂。そして、盛岡駅前のぴょんぴょん舎で冷麺&焼き肉で慰労会。
当然爆睡で、翌日は観光しながら帰路についた。

今回の沢旅は、悪場はなく楽しい旅であった。
また来てみたいと思う素敵な沢旅となった。

中ア・中御所谷西横川

2015年07月14日 | 沢登り
2015年7月14日(火)

天候:晴れのち曇り

ここ連日台風などの影響で暑いこと暑いこと。。。
ということで、以前からお約束の水浴びへ。今回は、昨年を除き毎年行っている西横川へ。
一昨年もほぼ同時期行きましたが、この時は雪渓が随分とあり苦労させられました。
一昨年の日記はこちら

さて、朝一のバスに乗るべく松本出発。朝から結構暑い。
しらび平へ着くと幾分涼しいが、まさに沢日より。


しらび平

今回も貸し切りの沢である。時期も早いしね。
ベンチで準備して、いざ入渓。



堰堤二つ越え、東横川との二俣へ。


二俣


東横川F1 20m

ウオータースライダー滝で朝一から水浴び。
水温は高く、濡れても気持ちいい。



その先、大岩のある滝が少し悪く、私は中央突破、同行2人は左のグズグズ行った。
その先トイ状など快適に行く。


トイ状

その上の左岸の崩落地点は一昨年に比べたら綺麗になっていた。


崩落地点

沢下部の流木もだいぶ流されて綺麗になりつつある。
その先も快適に滝を直登。



そして、30m大滝のお出まし。
その手前に2段滝あるが、1段目は右の雪渓から巻いた。これなければ、雪渓下のスラブを行く所だ。


大滝下の雪渓


30m大滝

ここは左壁を快適に登る。



登ってから上のナメ滝で記念撮影。



お花も綺麗に咲いてきた。





奥の二俣手前に少し雪渓残っていたが問題なし。



後ろを振り返ると駒ヶ根市街地などよく見える。南アは稜線がちょうど雲の中。



快適に10mくらいの滝などこなしていく。



奥の二俣で大休止。風も心地よい。今日はノンビリ行きましょう。
いつものヌメっている大滝を行く。



上部はお助けを出したが、だいぶ皆さん登るのがうまくなった。
その後も小滝をこなし、湧き水の所へ。


右の湧き水


左の湧き水

左がうまい様に感じた。距離は近いが味が微妙に違う。
その後、涸棚など上がり終了点へ。途中小石が落ちてきたが、どうも登山道周りに猿がいたので彼らかと。
足回りだけ変えて、長谷部新道をトラバース。木々が成長しており、前より歩きにくくなったかな。
花は綺麗に咲いていた。

















宝剣岳はガスにたまに隠れたが、風が強いためたまに顔を出してくれた。



今日は空き空きなので、いつでもロープウェイに乗れる。
千畳敷は寒いくらいだ。少し休んでロープ乗る。
鉄塔など整備したようで、真っ赤っかに塗られて綺麗になっていた。
下界は今日も暑かったようだ。車の中も灼熱地獄に変わっていた。
温泉入って、今メンバーの定番焼き肉たらふく食べて帰路についた。

まさに沢日和の一日でした。





奥多摩・多摩川水根沢

2015年07月13日 | 沢登り
2015年7月12日(日)

天候:晴れ

今日も暑くなりそうです。
そんな時はジャブジャブと水遊び~

朝、水根バス停前の駐車場へ集合し準備。
さすが人気の沢で、すでに2パーティー旅立っていた。他にも準備中の方々も。


駐車場

道路を渡って、キャンプ場方面へ。
とある本によると、むかし道休憩所とキャンプ場の間から入渓とあったが、こんな看板が。



ということで、民家前を通り入渓。


入渓点

コケが綺麗ですね~ この長めのコケは滑らない。
すぐにこの小滝。


F1

その後、CS3m


CS3m

積極的に水の中をジャブジャブと行き取り付きます。
気温も上がってきて気持ちいい~
ここは確か、ツルが来ていていい手がかりに。


ツル使用

その後頭上を橋が通っていた。



このあとから第一ゴルジュ帯


第一ゴルジュ帯入口

釜などもジャブジャブ行って、滝に取り付く。




2条CS3m

この滝はジャブジャブ行って真ん中取り付き。


沢クライマーよめ がんば!

その後、トイ状4m登場。ここはツッパリ


トイ状4m


ツッパリよめ


ツッパリだんな

お初のツッパリでしたが、お二方とも良く出来ていました。
その後のスライダー滝で水遊び


いい感じのナメ滝


スライダーよめ

楽しくドボン!
これで第一ゴルジュは抜け、作業小屋が見えてくる。


ワサビ田あとと作業小屋

この後、第二ゴルジュ帯へ。


第二ゴルジュ帯入口

ここも基本水の中を突破。滝に取り付き登るという感じである。



水浴びして沢が屈曲すると、半円の滝お出まし~
先行パーティーが取り付いていた。


半円の滝

先ほどのツッパリを効かせて登る。左壁も登れそうだが。
私は一回ズルッと行きそうになったが、何とか持ちこたえて登る。
お二方には、ロープを投げた。


ツッパリよめ2

2人ともサクッと登って、後続パーティーの登りを見てから、この少し上で遡行終了。
ツッパリの練習と水線上を行く練習をするには、暑いこの時期にはもってこいの沢であった。
登山道(水根沢林道)へ上がって、歩いていると後続が続々来ていたのが、下の沢からの声でわかる。
あっという間に水根集落、駐車場へ。

めのこいの湯に浸かる。ここ結構なアルカリ度でお肌ツルツル。
柳沢峠を越えて帰路につく。
お疲れ様でした。
しかし下界は暑い。



東北沢旅第1弾 安達太良・烏川左俣~安達太良山(1699.6m)

2015年07月08日 | 沢登り
2015年7月5日(日)

天候:曇りのち雨

そういえば、雪のない時期にこの山登っていないな~と今回は烏川左俣を選択。
あまり難しい所もなさそうで、今回のメンバーにはちょうどいいかもしれない。

さて、昨夜はというと、いつものごとく、久々に飲んでしまった時には宴会途中でコロッといってしまった。


お世話になりました

皆さん盛り上がったようであるが、朝の集合にはキッチリ集合し、あだたら高原スキー場へ。
曇り空であるが、そこそこの登山者がいるようである。


駐車場

奥岳登山口から自然遊歩道へ進む。





程なく渡る橋から入渓する。
昨日は赤ナメ、今日は黒ナメという感じである。入渓場所からはちょっと陰鬱な雰囲気もあるが、コケが綺麗だ。



当初はしばらく左右どちらかの上を遊歩道がある。





この滝は右の遊歩道から巻いた。この滝の本流左の水線2本は地面から湧き出ていた。
この上にはナメ登場する。




ダンナ様がフォロー



この滝は右から。





釜も深く一カ所泳いでみた。天気は?だが水温は高くていい。



配水管が上を通っている手前で遊歩道とは離れる。



その上もナメは続く。









徐々にゴーロとなると左右の木々が邪魔をしてくる。



ゴーロの小滝と左右の木々を避けながら行くと二俣


右俣


左俣

今回は左俣へ。この先に大滝があるはずだ。
ヤブっぽい沢を上がって行くと急に天空が開ける。そこに30m大滝。


大滝


沢ガール?ズ

階段状になっており、サクサク上がって行く。




上部

上部は少し立っているが問題なし。


上から見た所

その後は、ヤブっぽい沢を上がる。お花が救いだ。











地形図上で水線が切れる辺りの奥の二俣で左へ。そこ入ってすぐの左のルンゼに入る。
根曲りのヤブを漕いでいくと仙女平分岐へ飛び出した。
登山者の方がちょっと驚かれていた。すみません。クマではありません。


分岐標識

ここに荷物デポして山頂へ向かう。





何て歩きやすいんでしょう。
途中、沢の源頭部を右に見る。


源頭部

乳首が見えてきた。


乳首(山頂)

たまにガスで隠れるが、雨はまだ降ってこない。
多くの人たちとすれ違ったが、山頂には2,3パーティー


山頂標識

乳首に上がってみる。


山頂

残念ながら眺望は得られなかったが、雪のない山頂にやっと上がれた。


記念撮影

肌寒いのでトッとと下山。ロープウェイ山頂駅を過ぎた辺りから雨が降り出した。
ゲレンデに下りる頃には本降りに。沢装備なので大したことないが、泥で滑ること滑ること。
お尻とザックがドロドロとなってしまった。
駐車場はまだ多くの車もあった。ドロドロを着替えて、体が冷えたので岳温泉へ。
岳の湯と違う所へ初めて行った。温まる。
その後、食事反省会をして解散し、一路信州へ戻った。

沢から山頂って、やはりスッキリしていていいですね~
安達太良周辺はそんなに難しくない沢が多いので、また違う経路で行ってみたい。
お疲れ様でした。大勢でガヤガヤと楽しかったですね~また行きましょう。








東北沢旅第1弾 吾妻・前川大滝沢(大滝まで)

2015年07月08日 | 沢登り
2015年7月4日(土)

天候:雨のち曇り

今年はまだ小笠原高気圧の勢力が弱いためか、前線が南に停滞しがちだ。
今回、少し前線が北上しそうなので、東北へ。
前から行きたかった、吾妻の沢へ行ってみた。
参加メンバーは、十石でお世話になっているK夫妻といつものメンバー。
初心者が3名であるが、何とかなるだろうといってみた。

金曜に我が家集合し、一路米沢へ。K夫妻とは、現地合流。
宿泊は、ここも前から来たかった奥羽本線峠駅。
ここ行くまでも国道から山道で奥深く行く感じである。


峠駅1


峠駅駐車場

車は何台か停まっていたが、泊まったのは我々だけであった。


外看板

4時間くらいであったが、貨物とかで起こされることなく爆睡。
5時半に駅の電気は自動点灯であった。
食事軽くとって、滑川橋先の駐車地へ。ここ5台くらい停まれる感じだ。
ここへ来て雨がいい感じで降ってきた。しかし、そんなに続かないだろうと入渓



ここから下りたり、橋のたもとから下りたりするパーティーがいるようだが、
我々は下へ行く道路から、橋下のナメ滝上に下りた。スッキリしている。


橋下ナメ滝上

ちなみに私は、事前にあまりネットで情報はとらない。
その時その時の状況判断が、実力をつけて行くであろうと考える。今回は本は見た。
帰ってきて情報とってみるとなるほどと思うことも多い。それが次に繋がるのである。

と話はずれてしまったが、元に戻す。

沢はすでに赤ナメが綺麗である。


橋下

橋をくぐると、左は滑川温泉へ。本流は右。


出合付近

その上で巨岩が少しあるが問題なし。すぐにF1 2段15mである。
左壁を登り、バンドを右にトラバース。
一カ所少し岩が出ている所があり、ボルトが1本あった。
今回、超初心者さんおられたので、ロープ出す。
さて、ここから水流左を行くが上部で細かいホールドと一手ない所がありフリクションで行こうとするが、
うすうすフェルトが滑る。一旦、クライムダウンして検討する。
右からトラバースで行くか左を高巻くか?
右からトラバースがいいかなと思ったが、高巻きがいいとの意見で行ってみた。
最初、左壁を左へトラバース気味に行き草付きを直上。
右上の灌木に残置あり、そこからロープ出す。草付きは滑りやすい。


左岸の支沢からのナメ滝

そこから右にトラバースすると灌木に懸垂残置のスリング。かけ直して懸垂。
30mロープだと少し沢床へ足りないが、足場がしっかりしている所へ下りるので問題なし。


懸垂地点

草付きの上にいる時に15名くらいの大パーティーがF1を通過して行った。
この巻きでだいぶ時間食った。皆さんには懸垂などのいい訓練にはなったが。
さて、この先のナメが素晴らしい。





ひたひたと赤ナメを行く。






ポットホール





沢が左に曲がる辺りから、上の登山道へ上がれる道がある。


その付近

ここを過ぎると、遠くにドーンと滑川大滝が見えてきた。でかい。



近づいてきましたよ~



こんなにデカいの見たのは初めて。




人見えるかな?



F1で時間かかったので、今回はここまでとした。
この滝の巻きは、すぐ横の左のルンゼであるが、我々は登山道戻るルートへ。


巻きの下に咲くヒメサユリ

沢を少し戻り、登山道と同じくらいの急登を上がる。
これを上がって、大滝を巻くというのも記録で見た。



程なく、登山道の大滝展望台にでた。


大滝展望台看板

この上の多分、ネコノ沢辺りまで行ってみた。
この登山道を使っての巻きの下降地点はいくつか偵察してみたが、よくわからず。


トロッコの残骸

この残骸まで行くと行きすぎみたいであるが。
ネコノ沢はとりあえず小滝の連続で下りられそうであったが、ここでお昼して下山とした。


樹に食べられた看板

素敵な樹林をつづら折れに下りると吊り橋があり、その先が滑川温泉。



大浴場の窓枠にシマヘビがいた。



駐車地へ戻り、車で滑川温泉へ上がり、ひとっ風呂。
少し白くなった温泉でいい雰囲気であった。ちなみに洗い場はない。
その後皆さんのリクエストで、峠駅に戻る。観光客?鉄さん?もチラホラ。
うちにも鉄子がいたので、駅を通過する新幹線を撮りたいとのこと。
20分くらいで上下線来るので待つことに。


山形新幹線下り


上り

これだけ間近で新幹線走っているのはレアである。

そして、いつも冬に泊まっている岳温泉は岳の湯へ向け前進。
ヨークで買い物し、岳温泉の肉屋で馬刺し手に入れ、宴会準備完了し温泉浸かり、
反省会&懇親会で盛り上がり、鋭気を養う。

今回は、大滝までであったので次回の楽しみが増えた。
FBでアップした時にリクエストもあったので、また行ってみよう。




飛騨・荒城川柳谷右俣

2015年06月15日 | 沢登り
2015年6月14日(日)

天候:曇り時々晴

13日の方が天気も良くよかったが、一部の方ご存じの通り我が家の重要イベントがこの日あり、
日曜のこの日に以前から行きたかった柳谷へ。
ここは毎シーズン行っている沢上谷の近くにあり、ナメナメもなかなかのとのこと。
しかし、林道アプローチが長く?行けずじまいとなっていたのである。

早朝、松本を出発。沢上谷の上のトヤ峠を越えて、丹生川ダムへ。
トンネル手前からダムサイトの上を行き、林道を入っていく。
黄色い大きなゲートがある所で駐車。すでに釣り師車1台。4,5台停まれるかな。
ゲートは人1人通れる隙間から人と荷物分割して林道進入。
ここから見積もり1時間半の林道歩き。
ここから入渓している記録もある。確かにナメとナメ滝がいくつかあり良さそうであるが、
上流部のおいしい所を狙うなら最初から歩いた方がいいかもしれない。
30分くらい行くと、沢が二俣になる所がある。ここは少し広くなっており作業小屋などがある。
その手前で軽トラの森林監視の腕章つけたおっちゃんに会った。沢だと行ったら何も言われなかった。
作業小屋からは沢はゴーロが続いていた。たまにナメはあったが。
予定通り、1時間半で柳谷二俣の柳谷橋。


柳谷橋

ここで装備変換。橋のたもとからすぐ入渓した。


右俣の出合

ゴーロを少し行くと水草とコケの綺麗ナメ登場。



緑のコントラストがいい。その先はチビナメとゴーロの繰り返しである。


タニウツギ



水量少ないせいか迫力はない。しばらくチビナメとゴーロを行くと堰堤登場。
左岸に踏み跡あり巻く。上から見たら堰堤際を巻いた方が楽そうであった。
さて、この先がどうもこの沢のメインディッシュである。
堰堤上から左右にスラブの壁が両岸に現れる。雨のあとならいいナメ滝になりそうである。
すぐにウォータースライダー登場。



そして、沢上谷より幅広のナメナメ。







この辺ヒタヒタと。









ヒタヒタ行くとこの沢最大の15m大滝。


15m大滝

3段になっており、一段目は逆くの字トイ状。くの字の手前で左の岩を登る。
ホールド細かく、逆層なので初心者にはロープ出した方がいい。その上は足はあるが手がないので、フリクション効かす。
最上部は楽に行ける。いずれにしても水量多いと厳しいが、今回は直登出来た。
その上もナメ続く。



傾斜ないので、フリクションを効かせて登って行く。



さて、二段簾状滝が登場したら滝は終わりとなる。
これは左壁を登った。その先もナメは続くが、幅も狭くなり林道跡が近づいてきた所で遡行終了とした。


二段簾状滝


遡行終了した地点

その後は、林道跡を行く。でっかく崩落している所が2~3カ所、笹藪も茂っているが、クマ笹で踏み跡もあるので
私は歩きやすかった様に思うが、ヤブコギ慣れていない人には厳しい。
崩落箇所は神経使う。林道跡がつづら折れで下って沢の所に下りてからは歩きやすくなる。
この地点まで沢を下った方が早いかもしれない。
林道跡から橋まで1時間40分ほど要した。あとは装備変換して快適林道を1時間半。
お花を見ながらゆっくりと。




クリンソウ

駐車地に着くと釣り師も帰ってきていた。いろいろと沢の話をして、行きとは逆のR158へ下りて平湯経由で帰路につく。

遡行図も書いてきたが、まだ清書していないのでそのうち。
裏話もいろいろあるが、FBかまたお会いした時にでもお話しましょう。
次は左俣へ行ってみようかな~と。









飛騨・高原川沢上谷

2015年06月06日 | 沢登り
2015年6月4日(木)

天候:晴時々曇り

沢初めは、いつもここである。いろいろ基礎を確認するのにもいい。
比較的近いという地理的な物もありますが。

さて、水曜の雨から少し肌寒かったが、この日の朝も少し冷え込んだ。
集合ゆっくりめにして、本日の太陽に期待しよう。
車を終了点に仕込んで、出発です。
今回は、久々の沢というマイマイさんと沢2回目のヨーさんの3名である。
ゴーロをしばらく行くと左から12m滝。
いつもの巻き道は倒木で覆われていた。


12m滝

その上は素敵なナメ


ナメ~

横長の滝を右から越え、10m滝


10m滝


凹角を登る

ここは右の凹角を上がると巻き道に出る。
その上が、五郎七滝


五郎七滝

昨日雨降った割には水量は少なかった。
来た所を下る。この時ナメ床のフリクションの効きなどを確認。
最初の12mで懸垂練習。


懸垂下降

本流に戻って、2m、4mの滝を越える。簡単に越えられる。
この二つの滝は立派な釜がある。


2m滝

その後、赤ナメ帯


赤ナメ

そして二俣に来たら左の支流へ。ここの入口のナメは素敵である。


ナメナメ~

そしてゴーロをしばしで、岩洞滝。


岩洞滝

ここだけナメでなくハングしている岩壁からの滝である。
よって裏に入れる。


裏側から

しばし休憩してから沢を下りて本流へ。
今年は、沢横の木が折れていたり、倒木が多い。雪が多かったのが影響しているのか?
そして、この沢最大の滝、蓑谷大滝


蓑谷大滝

ここでお昼。パワーつけて巻きにかかる。
ここからメインディッシュである。


タニウツギ


ナメ~


ナメスライダー

スライダーで遊んだら15mナメ滝のクライミング。怪しいFIXあり。
私がロープ引っ張って行って、二入を確保。


15mナメ滝

この上が終了点までナメナメ。



ここも昨年にはなかった倒木があった。


レンゲツツジ


新緑とナメ

橋で終了とし、お宝ゲットして、平湯の森へ。
体温めてから、お腹ぺこぺこで焼肉食い放題で打ち上げたとさ。



いや~楽しかった~



谷川・湯檜曽川東黒沢金山沢~・1482m沢下降

2014年09月16日 | 沢登り
2014年9月14日(日)

天候:晴れ

三連休は、天気良かったですな。
地元、北アルプスは大賑わいだったようで。
こちらはというと、12日川崎でオールナイトのライブ。その足で谷川まで来た次第。
2日間の予定で沢入ろうと思ったが、このところメジャーな沢や山などばかりで、
どうも第六感が鈍っている。今回も鈍りすぎてほとんど記録のない沢へ行ってきました~
白毛門の登山口で車中泊。車はそこそこ停まっているが、三連休の割には少ない。
ところが朝起きてみると、満車御礼という感じ。


駐車場

買ってきた朝食とって、出発しようと思ったら通り雨。。。
しばし車で待機し、止むのを待つ。すぐ止んだが。。。
今日は、ソロなので気楽だ。
登山道を少し行き、登山道が平になったところで踏跡から入渓する。



東黒沢は、途中で分かれる白毛門沢へのアプローチで3,4回目か。
ナメが綺麗である。


ハナゲノ滝

鼻毛が飛び出ているように見えるのか、名前の由来はわからないが、面白い名前である。
右岸を登って行く。ここは右岸に立派な巻きもあるが登れないこともないので。
その先もウォータースライダーの出来そうな所を通過していく。
最近はこの辺りで、キャニオンニングと称してボロもうけしているようだ。


白毛門沢出合

左に行くと白毛門沢。いつもは左だが、今回は右へ行ってみる。
今回遡行図は持っていない。地形図と山と高原地図とコンパス。GPSもなし。
とりあえず、ウツボギ沢への乗越目指してみようと前進。



右に入ってから最初の滝。



思ったより、水温は高く朝でも冷たくない。それが助かった。
2つ滝を越すとゴーロぽくなり、その先に瀞があった。
これは、そんなに深くないのでそのまま行けそうであったが、右を巻ける。
瀞の先で、左に屈曲して滝がかかっていた。
その後も手頃な滝が現れる。少し滑っていやらしいのもあった。





しばし行くと二俣。ここで何を間違えたか右に行ってしまった。
地形図での自分の地点と現在地を思い間違えていた。この時コンパスを当てるべきであった。
勘違いほど恐ろしいものはない。その気で登って行くととんでもないところに出ることもある。
金山沢最初の滝は、逆くの字。



一見登れそうもないが、右の水流際と倒木利用で登れた。
遡行図持っていたら、こんな滝は出てくるはずもないのだが。。。(笑)
その後もナメは続き、次の滝。



これは左の壁を登ったか。最初の一手のムーブわからず、あーだこーだやっていたが、ドンピシャみつかったら
あとはサクサク。ヌメヌメ注意だが。やはり最近クライミングやっていないので、ビビッとすぐに登れなかった。
その後は、また二俣。これ左行く。


奥の二俣

徐々に源頭部の様相を呈してきた。小粒ながらも手強いナメ滝もあった。
ふと後ろを見ると、一ノ倉沢の岩壁が。この時点ではあれっと思ったが、とりあえず詰めてみましょう。
水が切れてからだいぶ登った。しかしブナが綺麗である。



藪が比較的薄くて良かったが、ひたすら稜線めざし獣道らしきところを行く。
稜線に出ても樹林で、周囲見えず、高いところを目指す。
いきなり、上州武尊が見えて、あちゃ~という感じである。


上州武尊山

とりあえず現在地特定。
・1482の南にいるようである。
白毛門もだいぶ向こうに見えるし、目的地もだいぶ離れている。


白毛門から朝日岳

この方向の写真は滅多にお目にかかれないであろう。
この稜線には登山道なく、冬ルートとして紹介はされているが、ここへわざわざ来る人もいないであろう。


谷川岳

そういえば、現在地から南西方向に池が見えた。あの辺は雰囲気も良さげで、いずれ行って見たが
ヤブコギ必至であろう。
このまま下っても面白くないので、・1482mめざし、ヤブコギ練習。
樹林帯は良かったが、ピーク近くは、トウヒかその辺の低木がハイマツのように生えており、
シャクナゲも登場でなかなかレベルの高いヤブコギになった。
ピークからは上記の写真の展望である。
そこから方向間違えないように、トウヒ激ヤブコギしながら下る。
樹林帯の中に入って一段落であった。その先のコルから下る。



当初は、藪であったが、すぐに水が出てきて沢らしくなってきた。
そんなに難しい滝もなく、ドンドン下る。



この滝の先からはナメの沢になってきた。本流合流も近そうである。



その先に何があるかワクワクするが、みなイージーなものであった。
このドキドキ感が何ともいえない。
程なく、本流へ合流。


出合

金山沢分岐より少し上のはずだ。この先もナメの綺麗な沢が続く。





そして、金山沢出合。



朝来た時と水量が圧倒的に違う。これは通り雨のせいだ。
これで、一周してきたことになる。いろいろ勉強になった。
あとは、来た本流を下る。たまには沢下降もやっておかねば。
白毛門沢の下にはキャニオニングのお姉さん達いるかと思いきや静かなものであった。



ハナゲは巻き道を下り、その先にキャニオニングの方々が遊んでいた。



その後も午後の部の人たちか?続々とパーティーが上がっていった。
そしてこちらは、駐車場へ。帰りは左岸の道を帰った。

いつもの温泉行こうと思ったが、ゲロ混み。水上周辺は混んでいるようであったので、ちょっと離れてみたら
空いているいい温泉発見。のんびりと湯に浸かり下界へ下りると、関越事故通行止め。
下道も沼田へ入ると、R17は当然のことながら裏道も渋滞で、疲れてやっと昭和IC近くの道の駅。
ここで車泊して、翌日は前から行きたかった宝川温泉で一日中湯に浸かり、まったり休日を過ごしたのでした。

今回は、次回に繋がるいい訓練沢旅となった。

奥秩父・笛吹川東沢釜ノ沢東俣~甲武信ヶ岳(2475m)

2014年09月08日 | 沢登り
2014年9月4日(木)

天候:曇り

週末は仕事で休みが取れない。よって平日に土日は賑わうところへ行くことにした。
誰も休み合わないだろうな~と思ったら、昨年沢デビューを果たしたS君が同行してくれることとなる。
3時にうちで待ち合わせ、一路西沢渓谷へ。
ガスっているが、雨は落ちていない。しかも駐車場は、3台あるだけ。
ここは首都圏から近いため、土日は本当に混む。。。
まずは、西沢渓谷との分岐へ向け、散策路を行く。30分くらいで、西沢と東沢の二俣だ。


吊り橋

これを渡ると、一休み出来るベンチがある。


西沢渓谷入口

西沢渓谷は歩いたことないが、道も良くいいみたいだ。
ここからベンチの横を右へ。河原へ下りてすぐに鶏冠谷の出合。
数年前にここの左俣へ行った。帰りの鶏冠尾根もなかなか面白いものであったが、ロープ必要です。
不用意には入らない方がいいであろう。


鶏冠谷出合

ここで沢装備へ変換。ゴーロの河原を渡渉して行く。
右側には昔の登山道の名残の道がある。適当なところでこの道に上がる。
道が一旦下って河原へ行くと、ホラノ貝の滝。


ゴルジュの入口

滝はよく見えないが、ここのようだ。


立派な看板


旧登山道から見たところ

なかなかのゴルジュである。泳ぎなどの練成するにはいいかも。
ここを過ぎていくと、山の神到着。50分くらいか。


山の神

ここで一本入れて、河原へ下りる。ここからは旧登山道でなく河原を行く。



右から一本合わせてその次に左手に現れたのは、乙女の滝


乙女の滝


これまた立派な看板

ここはアイスのゲレンデにもなっている。
その次にお出ましは、黒部上廊下を思わせる岩壁。ちょっと小さいが。。。



その先にどーんとナメの滝が落ちてくる。


東のナメ沢


東のナメ沢出合

ミニ西ゼンと言ったところだ。
その次に左に小さいナメ滝があってその先の沢が右折するところで西のナメ沢のお出ましである。


西のナメ沢

こちらの方が幅広い。太いワイヤーが垂れていたのは、昔の登山道の名残の橋の残骸か。
ここで休んで、しばし河原を行くとよーやく釜ノ沢出合である。ここまで3時間ちょっとかかった。
骨の折れることである。ここまでもいくつもの焚き火の跡などあり、泊まりの優良物件は多数である。


釜ノ沢出合


ご親切な看板

これのお陰で迷うことはない。この看板の横に出ていた湧き水はうまかった。
さてここからが本日のメインイベント。
出合からすぐに、魚止めの滝である。


魚止めの滝(10m)

ここは、花崗岩スラブ(ナメ)特有のクラックなどを使って、左の壁から登るが、一手、私でギリのホールド。
女子などがいればお助けが必要か。


魚止めの滝上から

この滝上が右折している。その先が噂の千畳のナメか。


千畳のナメ

200m位だが、幅は広く広葉樹がいい感じだ。
ヒタヒタと行く。すぐ終わってしまうが。これからするとやはり私がいつも行く沢上谷のナメの方が
まだ少し長くてヒタヒタを楽しめる。
今まで行ったナメのヒタヒタは、やはりクワウンナイ川には適わない。ここは長めのコケがカーペットみたいで
ヒタヒタと言うよりフカフカのナメ歩きという感じであった。
さて、その先もナメ滝を二つ。


ナメ滝(8m)

ここは水流の左を簡単に行ける。その先もナメの小滝が何段かある。ものの本によっては、3段何mなどとなっている。
その次は、遡行図などでは曲り滝となっているが、現地看板は、野猿の滝とあった。


野猿の滝


看板

これは右から巻く。ピンクのテープなど至る所にあり迷うことはない。
巻き道も、昔道のためか人も多く入るので、しっかりしたものである。
そして、イベント最後の大物のお出ましである。


両門の滝

今回はこれが見たかった。ここで東俣と西俣に分かれる。
水量もそこそこあり、いい感じ~
ここで休んで、先を急ぐ。巻きはしっかりしている。


ヤゲンの滝(15m)

両門の滝上でこの滝に出合う。右から巻き。
その上に5mくらいの滝がある。これは左登ったっけ?


5m滝

その上は、しばらく河原が続く広河原。ビバーク敵地である。優良物件多数。



すぐのところは、薪もないくらい綺麗になっていた。よっぽど多くの人が泊まるのであろう。
通常は、ここで1泊というところだ。
広河原は、ゴーロ行くと時間かかるので右の優良物件多数の森の中を行く。
旧登山道であろうと思う。



しかしこれが長かった。。。途中ガスってきたり晴れたりと天気は忙しそうであったが、
我々は、黙々と距離を稼ぐ。普通の登山道みたいでサクサク行けるが、単調すぎる。


ミヤマトリカブト

一回休みとってから行くと飽き飽きした頃、倒木で荒れた河原に出る。
その先ようやく滝の登場だ。やっと沢登りらしくなった。


2段20m

これはあっさり登れる。


2段目

2段目登ると陽が差してきた。



その先の荒れた二俣がミズシ沢との分岐。これを右へ行く。


ミズシ沢出合

ここ、ミズシ沢の方が本流っぽいので間違えやすいかもしれない。
小滝をいくつか越えて高度を稼ぐと、ナメ滝が出合っている。ここが木賊沢出合だ。
木賊沢の右を上がって行き、途中渡って小尾根を越して左のナメに行く。


木賊沢を上がる


上の緑の所を渡り左の沢へ

左のナメを上がって行く。



またちょっとガスってきた。その上に崩落が左から来ている。ここまで来ると上に甲武信小屋のポンプ小屋が見える。
崩落地から一登りで、ポンプ小屋。



ワラジの塚?があった。



ここの水は冷たくてうまい。ここで沢装備を解いて、アプローチシューズで小屋へ一登り。


甲武信小屋


小屋前ベンチ

いい雰囲気の小屋である。いつか泊まってみたい。このベンチは初めて見た。最近出来たものか。
ここに荷物をデポって、山頂へ。ここで14時。8時間で登ったことになる。
山頂に着く頃、雲が割れてきた。


山頂


富士山

晴れていればもっと綺麗に見えるが。。。
記念撮影してから小屋へ戻る。



1430に小屋発。この先の木賊山への登りは痺れた~効き目満点。
やっとこさ木賊山へという感じである。


木賊山山頂

この山の少し先から戸渡尾根を下る。この下りも長いよ~。。。
途中、近丸新道を行き、暗くなる前に駐車場着。
11時間45分行動であった。痺れた!

奥秩父の名渓と旧登山道(古道)を行けたのは良かったが、名渓は両門の滝までだなと。
人が言うほどのことはなかった様に思うが、一度入ってみなければの沢であった。
超~久々の沢旅であったが、最近の歩きばかりの鈍った体にはいい刺激となった。
今月は極力、沢へ行きたいと思う今日この頃である。