ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

戸隠・五地蔵山(1998m)周回

2015年06月18日 | 山歩き
2015年6月16日(火)

天候:曇り時々晴のち雨

このところ、前線やら寒気の影響で天候が不順である。
この日の予報もコロコロ変わったが、山は行かなくてはわからない。ということで冬以来の戸隠へ。
昼過ぎには遅くも降り出すであろうと予測し、高妻はあきらめて周回コースとした。
以前は戸隠牧場の入口まで駐車出来たが、今はその道の入口のインフォセンター前の登山者駐車場からとなる。


インフォメーションセンター

ここから少し歩くと牧場入口。しばらく行くと、新しく公開された弥勒尾根ルートとの分岐


分岐

以前は、知る人ぞ知る道であった弥勒尾根も今はしっかり整備され看板もある。
私が公開される前に登っていた頃は、誰1人会うこともなかったが、今はしっかり踏まれ歩きやすくなっていた。


うしさん

稜線の雲も取れてきた。



弥勒尾根に入ると、ブナなどの広葉樹林の新緑が気持ちいい。
そして、寒気も入ってきているので風も心地いい。


レンゲツツジ




ギンリョウソウ

冬にも登った所へ出て一休み。
花も多く咲き始めた。


ツバメオモト


マイヅルソウ


イワカガミ


ナナカマド


シラネアオイ


ハクサンシャクナゲ


ツマトリソウ

多分合っていると思われるが、シーズン初めは忘れちまってる。。。
五地蔵沢もいい感じである。


五地蔵沢右俣源頭部

もう一登りで六弥勒だ。


ウルシ


サラサドウダンツツジ


ツマトリソウ


六弥勒

この山は、一不動から始まり神様仏様の名前が高妻山までのピークで付いている。


イワハゼ


ショウジョウバカマ


シラネアオイ

この山はシラネアオイが多い。高妻山までの稜線は多くの花が見られる。


ミツバオウレン


ハクサンチドリ


ニッコウキスゲ


ヨツバシオガマ


ヤマツツジ

稜線散歩を楽しんだら、一不動へ。


一不動避難小屋

ここへ着いたら、多くの人が休んでいた。戸隠山から来たのかな。
ここで、1月に岳さんの所でお会いしたガイドさんに会った。
少し休んで一不動ルートを下降。ちょっとガレて歩きにくい。


ニリンソウ


サンカヨウ


不動滝


ラショウモンカズラ

少し雪渓が残るルートであるが、アイゼンはいらない。
程なく牧場に下りて、入口近くでポツポツ来始めた。そのあと土砂降り。いい読みであった。

この時期は天候みて山へ行くと多くの花に出会えていい。しかし名前がパッと出てこないのはイケない。。。












飛騨・荒城川柳谷右俣

2015年06月15日 | 沢登り
2015年6月14日(日)

天候:曇り時々晴

13日の方が天気も良くよかったが、一部の方ご存じの通り我が家の重要イベントがこの日あり、
日曜のこの日に以前から行きたかった柳谷へ。
ここは毎シーズン行っている沢上谷の近くにあり、ナメナメもなかなかのとのこと。
しかし、林道アプローチが長く?行けずじまいとなっていたのである。

早朝、松本を出発。沢上谷の上のトヤ峠を越えて、丹生川ダムへ。
トンネル手前からダムサイトの上を行き、林道を入っていく。
黄色い大きなゲートがある所で駐車。すでに釣り師車1台。4,5台停まれるかな。
ゲートは人1人通れる隙間から人と荷物分割して林道進入。
ここから見積もり1時間半の林道歩き。
ここから入渓している記録もある。確かにナメとナメ滝がいくつかあり良さそうであるが、
上流部のおいしい所を狙うなら最初から歩いた方がいいかもしれない。
30分くらい行くと、沢が二俣になる所がある。ここは少し広くなっており作業小屋などがある。
その手前で軽トラの森林監視の腕章つけたおっちゃんに会った。沢だと行ったら何も言われなかった。
作業小屋からは沢はゴーロが続いていた。たまにナメはあったが。
予定通り、1時間半で柳谷二俣の柳谷橋。


柳谷橋

ここで装備変換。橋のたもとからすぐ入渓した。


右俣の出合

ゴーロを少し行くと水草とコケの綺麗ナメ登場。



緑のコントラストがいい。その先はチビナメとゴーロの繰り返しである。


タニウツギ



水量少ないせいか迫力はない。しばらくチビナメとゴーロを行くと堰堤登場。
左岸に踏み跡あり巻く。上から見たら堰堤際を巻いた方が楽そうであった。
さて、この先がどうもこの沢のメインディッシュである。
堰堤上から左右にスラブの壁が両岸に現れる。雨のあとならいいナメ滝になりそうである。
すぐにウォータースライダー登場。



そして、沢上谷より幅広のナメナメ。







この辺ヒタヒタと。









ヒタヒタ行くとこの沢最大の15m大滝。


15m大滝

3段になっており、一段目は逆くの字トイ状。くの字の手前で左の岩を登る。
ホールド細かく、逆層なので初心者にはロープ出した方がいい。その上は足はあるが手がないので、フリクション効かす。
最上部は楽に行ける。いずれにしても水量多いと厳しいが、今回は直登出来た。
その上もナメ続く。



傾斜ないので、フリクションを効かせて登って行く。



さて、二段簾状滝が登場したら滝は終わりとなる。
これは左壁を登った。その先もナメは続くが、幅も狭くなり林道跡が近づいてきた所で遡行終了とした。


二段簾状滝


遡行終了した地点

その後は、林道跡を行く。でっかく崩落している所が2~3カ所、笹藪も茂っているが、クマ笹で踏み跡もあるので
私は歩きやすかった様に思うが、ヤブコギ慣れていない人には厳しい。
崩落箇所は神経使う。林道跡がつづら折れで下って沢の所に下りてからは歩きやすくなる。
この地点まで沢を下った方が早いかもしれない。
林道跡から橋まで1時間40分ほど要した。あとは装備変換して快適林道を1時間半。
お花を見ながらゆっくりと。




クリンソウ

駐車地に着くと釣り師も帰ってきていた。いろいろと沢の話をして、行きとは逆のR158へ下りて平湯経由で帰路につく。

遡行図も書いてきたが、まだ清書していないのでそのうち。
裏話もいろいろあるが、FBかまたお会いした時にでもお話しましょう。
次は左俣へ行ってみようかな~と。









北ア北部・針ノ木峠(2536m)

2015年06月06日 | BCスキー
2015年6月6日(土)

天候:雨のち曇り時々雨

まだスキー板が足から離れません。どうしたらいいでしょう?

昨日来の低気圧と寒気の影響か朝から霧雨、小雨状態。
家から安曇野当たりに来ると晴れ間も覗いていたが、扇沢はまだ霧雨。
止んだのを見計らって、準備出発。
歩き3名、スノボーと歩き3名が先行していった。


早朝の扇沢ステーション

歩いているとちょうどいいが、停まると肌寒い感じだ。
作業道入口に明日行われる「慎太郎祭」横断幕



作業道はほぼ雪は消え、何カ所か残っている程度。
大沢出合手前の雪渓は少し途切れている。その上は右岸から越えられそうであったが、
久々に大沢小屋へ寄ってみる。


大沢小屋

夏道を少し行き、雪渓に降り立つ。
たまに小雨が。。。


雪渓下部

デブリがなく木っ端や小石はあるが、綺麗である。


赤石沢出合

順調に高度を稼いでいく。


雪渓中間部

本日は、スバリへ行こうと思っていたが、ガスなど天候が思わしくない。
出合から見るとマヤクボ途中からガスだ。ガスの雪渓は怖い。何が落ちてくるかわからない。
しかし、後続の2名はシートラで入っていった。


マヤクボ出合

一方、峠の方はまだ見えているので、そちらへ切り替え。
天候回復してきたら蓮華でもと思って上がる。


峠方面

途中でシートラに切り替えて峠を目指す。


針ノ木小屋

先行の2パーティーがすでに休んでいたが、寒そうである。
かく言う私も寒い。お腹を少し満たし、早々に出発である。
歩きのパーティはすでに出発していた。


針ノ木峠標識

上は若干の縦溝あるが、雨でシャワシャワの濡れザラメである。
快適に下りる。途中、本線外して左の雪渓へ。こちらは縦溝もなく快適である。



下を見ると大きな荷物を持ったパーティーが。小屋の方かな?
マヤクボ出合付近では10名くらいいただろうか。
登りの邪魔にならないラインを下りていく。途中からセンターが皆さん滑るのか白くなっており障害物もない。
快適に下りていくと、明日の慎太郎祭の祭事場所が設置されていた。



ここでお参りして堰堤を右岸から越え、大沢下の堰堤の所まで。
祭事場所から赤紅や赤布など新たに設置されていた。これを辿ってシートラで快調に下る。
1時間で駐車場へ。
途中、扇沢のニリンソウが綺麗であった。


ニリンソウ

早い時間であったので、昨年行かれなかった七倉山荘へ挨拶がてら温泉へ。



誰もおらず貸し切りで。T氏がおられなかったので、Y君と楽しくお話する。
昨年メジャー登山口では駐車場事情が大変であったが、ここはそうでもなかったとのこと。
いいですね~そうでなくては。と登山者側から言うといいが、商売からするとワンサカ来た方がいいのかな??
また、今シーズン、昨シーズン無沙汰した分もお世話になるかもです。


七倉山荘玄関にてY君

皆様も是非お立ち寄りください。
激混みのお盆でも空いている湯俣もありますし。ちょぼろくさんにも昨年会えなかったからな~
楽しくお話しした後は、お祭りやっている大町市街地へ。
メインイベントはすでに終わったか、閑散としていた。
ということで、以前松本にある頃はよく行ったヒマラヤンシェルパさんへお食事。
通常だと休み時間であったが、お祭りのためオープンしていた。


期間限定:夏祭りカレーセット

ここの料理はどれ食べてもおいしい。
そして、ネパール地震のチャリティーTシャツを購入。3500円。全額寄付されるそうである。
デザインもいいが、生地も山でも使える速乾性。皆様も是非。

雨ではあったが、楽しく過ごした1日でした。
そういえば、登っている途中でまだ行かなければならないルートが浮かんできた。
状況により、来週かな?
明日からTOKIOへ。ピーカンなんだけどな~多分。。。



飛騨・高原川沢上谷

2015年06月06日 | 沢登り
2015年6月4日(木)

天候:晴時々曇り

沢初めは、いつもここである。いろいろ基礎を確認するのにもいい。
比較的近いという地理的な物もありますが。

さて、水曜の雨から少し肌寒かったが、この日の朝も少し冷え込んだ。
集合ゆっくりめにして、本日の太陽に期待しよう。
車を終了点に仕込んで、出発です。
今回は、久々の沢というマイマイさんと沢2回目のヨーさんの3名である。
ゴーロをしばらく行くと左から12m滝。
いつもの巻き道は倒木で覆われていた。


12m滝

その上は素敵なナメ


ナメ~

横長の滝を右から越え、10m滝


10m滝


凹角を登る

ここは右の凹角を上がると巻き道に出る。
その上が、五郎七滝


五郎七滝

昨日雨降った割には水量は少なかった。
来た所を下る。この時ナメ床のフリクションの効きなどを確認。
最初の12mで懸垂練習。


懸垂下降

本流に戻って、2m、4mの滝を越える。簡単に越えられる。
この二つの滝は立派な釜がある。


2m滝

その後、赤ナメ帯


赤ナメ

そして二俣に来たら左の支流へ。ここの入口のナメは素敵である。


ナメナメ~

そしてゴーロをしばしで、岩洞滝。


岩洞滝

ここだけナメでなくハングしている岩壁からの滝である。
よって裏に入れる。


裏側から

しばし休憩してから沢を下りて本流へ。
今年は、沢横の木が折れていたり、倒木が多い。雪が多かったのが影響しているのか?
そして、この沢最大の滝、蓑谷大滝


蓑谷大滝

ここでお昼。パワーつけて巻きにかかる。
ここからメインディッシュである。


タニウツギ


ナメ~


ナメスライダー

スライダーで遊んだら15mナメ滝のクライミング。怪しいFIXあり。
私がロープ引っ張って行って、二入を確保。


15mナメ滝

この上が終了点までナメナメ。



ここも昨年にはなかった倒木があった。


レンゲツツジ


新緑とナメ

橋で終了とし、お宝ゲットして、平湯の森へ。
体温めてから、お腹ぺこぺこで焼肉食い放題で打ち上げたとさ。



いや~楽しかった~