まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

長い間お世話になりました。

2024-03-22 | 感謝
私はだいたい物持ちがいい。
物を大切にしているというよりは、物の命を考えて
無造作に処分するということはなく、
断捨離とは真逆の発想である。
だからといってゴミ屋敷のように
他人の迷惑になるようなことまではしない。
あたりまえだが。
そんな私が今回処分したのは、折り畳み傘である。
これは知人がアンケート調査をする際に
御礼用として購入した傘で、通販で1本500円の品だ。
持ち手に付いている壁などに引っかける紐は、
すぐに根元の溶接された箇所からポキンと取れ、
いかにも安物の品で、
傘の骨の部分にスプリングも付いていないために、
傘の柄を伸ばしただけでは傘は開かず、
手で広げなければならない。
しかも骨の先に付いた布を止めた糸も
順々に外れていくが、それでもなんとか使ってきたのは
すごく小型・軽量で、カバンの中に入れていても
入っていることを忘れるほどの傘で
使わない時に便利だったからだ。
明らかに雨が降り、傘の出番のある時は置いていき
たぶん降らないと思うけれど念のために持って行くには
適していた。
しかしそんな便利のいい傘も一部骨が折れ、
傘布を止めていた糸が切れて行き、
物持ちのいい私でさえも、さすがに処分する時が来た。
これまで騙し騙し使ってきた愛着のある傘だが
さすがにこれでは傘の使命を果たせなくなってきたからだ。
一時は補修して使うことも考えたが、強風で一気に壊れてしまい、
傘を差していても、傘を差していない時と同じくらいに
身体が濡れてビチャビチャになるようになったからである。
長い間、お世話になりましたと御礼を申して
ゴミ箱へ投入した。