お昼ごはん時間や休憩入れてだけれど、往路に4時間以上かけてしまったので戻るとなると20時くらいになってしまうのではないか。
途中で暗くなってしまう確実に、そうなると迷うリスクが高くなる。
そういうリスクを考えて早めのリターン。
あと、足がすでにけっこうあれなんです。
ちょっとした上り坂やちょっとした向かい風が太ももにふくらはぎにぴきっとした痛みを与えてくれてしまう。
帰りは、でも行きよりも既知の部分が多いから不安少なめ。
シャーー。
数十分して。看板。
広島まで34㎞か・・・・・・。
えーっと、1時間で15㎞くらい進むんだっけ?
ざっくり考えて、それで休憩もプラスして考えれば、考えても3時間弱とかそれくらいかな。
だがしかし。
産直市場でご当地バーガー買ったりいろいろ見て回ったりして30分以上のひと休みをとってしまう。早速プランを変更しうる必要に迫られる。
あとコンビニでお茶買う。
セブンイレブンばっかりある気がする。
コンビニはセブン一強っていう巷の話も本当かもなーなんて思いだす。
予定は崩れるが、しかし持ち直しもするのであった。
帰りは下りばっかり。
安芸高田市は広島市よりずいぶん標高が高いのかしら。
しゃざーずーーーざーーー。
広島市まで残り21㎞。可部。
ペダルが全然重くないまま10㎞以上進んだ、あんまり漕がなかった。
あとムシマルも学んで、無理に新道を通るとよくないってわかったのだった。
新しい道は、つまりは自動車用みたいな感じで歩車分離帯がはっきり無かったり、高低の激しいルートもガンガン使われる感じであった。移動のための道。
行きがけは、「この先歩道ありません」って書かれていてそんなに広くない片側一車線の道のさらにトンネルを後ろを気にしながらこわごわと自転車をついて端っこを通っていたのである。
自動車の人も嫌だろうし、ムシマルも怖かったのだ。
それに比べて旧道は生活重視っぽくしてくれている気がする。
割と安心して走ることができる。
とちゅう、わーひしゃげたガードレールだーとか思ったり、
なんだガラスの里って?とか、
「白十字」?赤十字の知り合いかと思ったらケーキ屋さんだったりと、
知らない街を通り過ぎていくだけではあるけれどそれでも町のことをちょっと知りながら
ムシマルとオルディナ号は広島の賃貸ハウスへと向かっていく。
行きと違う道で帰っている気がするけれど、たぶん、何とか帰巣本能でたどり着けるのではないか。
橋を渡る。
ムシマルは橋を渡るのが苦手。
歩行者と自転車用だけの橋が自動車用橋の脇にかかっていたのであるが、なんか心細い気がする。
橋を渡るときのちゃんとどっかに属していないみたいな浮遊感が苦手で早く抜けたくなる。
ああ、夜の川は怖い。
夜の海も怖いけれど。
もっと言うと夜の川と海が怖いのはそこには人里と違って明かりが入っていないからで、だから暗闇が怖いのであるけれど。
夜の川って、そこだけが何か吸い込むように何もなくてこわい。
広島の川は幅が広いから、怖いのがいっぱいだ。
がんばって帰る。
ちょっと迷って、20時前に賃貸に到着。
往復80㎞くらいか。
疲れたね。
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