帯屋町商店街の古強者に会いに。
ムシマルが会いに行くのは、オムライスに決まっている。
帯屋町に残る懐かしき喫茶店。
懐かしポイント①食品サンプル
いろいろと気になっていたので入る。
そこには新聞・マンガ雑誌あり。
ゆるい雰囲気、常時チルタイムって感じ。
いわゆる時間の流れが、店の中と外では違う系。
着席。
異国のホテルのラウンジのような、雑居ビルの一番片付いているところのような、不思議な気分。
コーヒーやパフェもあって、いろんなことに使えそう。
単純に待ち時間の消化とか。
高知のおまちのモーニングとか。
甘味どころとしても行けるのか?
いけいでか!
だが・・・・今日は前述通りオムライスとしよう。
頼むのはオムライス750円(2021年時点の価格です)。
喫茶店にしては牛丼やチャンポンといったどっしりしたものもあります。
甘いものでは、プリンとあんみつがくすぐる、心をだ。
おむらいすを~。
奥さんらしき人が、旦那さんらしき方に伝達してくれる「オムライス1~」。
そういう形の平和さか!
マンガを読んでいたら来た。
ワンプレートにオムライスとサラダ両方on。
あとスプーン&フォークが紙ナプキンと一緒にコップにイン!すごいなー、もう昭和風なのかもわかんねえや。
ケチャップで文字を書いてくれていたが・・・・なんでM?
ムシマルのM?名乗ってないのに?
ムシマルは勿論お店の人に名乗ってない!
ムシマルのM・・・?違うM?クMEヤのM?オMUライスのM?・・・・・???
おまえのことを知っているという警告?
冷や汗が伝う・・・・なぜだ?
なぜMなんだ?
謎にちょっとドキドキする。
クメヤさんレベルになると名乗らずとも頭文字がわかる?侮れない、訝しみすら食欲に変えて、一匙入れていこう!
そうだそうだ!(合いの手)
すんすん。
オムちょっと濃いめ、香りも強さ感じます。
うむ、昭和風のしっかりした薄焼きタマゴ。薄焼きタマゴのちょっとしっかりした八。
お店のイメージにぴったり合ったオムライスが出てきたんだなあ。
いただく。
う、予想通りに・・・・おいしい。
間違いないと思ってたら間違いなかった。
時を超えて直感が働く、スイッチが入る。
ここだけ宮沢賢治状態、
雑巾ほどあるオムレツの、ほくほくしたのを食べるのだ。
具も結構多く入っている。
鶏肉多め。
お肉柔らか、やにわに食欲漸進する。
好きな味。好きな味。多分もう好き。
タマゴからよく油を引いた後の熱された香り。
そう、味というか脂の熱された香ばしさ。
手間と情熱を食っている。
昭和が輝き出すやつだ。
ああ、ありがとう。ほんとにぼくはたすかったよ。
おいしかった。
どこにでもあるかもしれない・・・そう、みんなの心の中にね!みたいな味。
でもこれは、こういうど真ん中直球は意外にレアであろう。
かけがえがないかもしれない。あるかもしれない。ムシマルはしかるべき時にしかりたいと思うのだ。
お客さんとお店のお母さんがミックスジュースとコロナの話をしている。
後から来た若者二人組は一人がパフェ、もうひとりがカレー大盛りを頼んでいた。
(一人がカレー食ってる間にもう一人がパフェを食べる、そんな自由があって良い・・・・今ならビッグオーを繰れそうだ)
のん気な空間。
その空間でみんな、のんのんのんのん食べるのだ!
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