『ちょい飲みパスポート広島Vol2』という冊子を購入して、お店巡りをしてみる。
ここか!
パルコ近くだと思ったけれど、実際近かったけれどだいぶ迷った。
アーケード内部。
ここかね。階段かね。
トンカントンカン上がっていく。
他の人はいざ知らず、ムシマルはわりと階段を上がるのが嫌いではない。
階段があるから潰れずに酔わないようにしないとなと気をつけるからだ、魂が熱く燃えるからだ。
いいお酒一彩
広島市中区本通1-2 バンビビル3F
電話082-569-5418
17:00~23:30(日曜は15:00~21:30)
定休日:火曜日
16席
入店。
日本酒BARチックな雰囲気。
オシャレだけれどカウンターとテーブル席は2つほどの距離感の近い感じ。
日本酒はどうされますか?と。『芳醇』『スッキリ』『フルーティ』から、と。そう聞かれる。
「えっと、芳醇でお願いします」
『月山』と読むのかな?島根のお酒と言っていた気がする。
チェイサーの水がうれしい。
コップ&枡のオールドなスタイル。
くぽっと飲む。
ああ、情報量多め。
くわっとして途中までの爽やかさから黒幕みたいに含みを帯びてくる。
ムシマルはアガサ博士と睨んでいるがいかがか。
滔々としてピリリとした飲み口。
アテとして来たのは3種。
バゲット&牡蠣と、いぶりがっこクリームチーズと、あとなんだろう煮込みみたいな感じの一品。
渋オシャレ。
いぶりガッコクリームチーズが高い音を立てて歯とか口中に響く。
濃厚で、でもタタン!って感じで足取りかろやか。
確信的強さを持っている。
強さと強さがぶつかって酒が進む。
銀河戦争くらい強い。ギャラクシアンウォーズである。
牡蠣。
オイリーだ。
むにゅっと噛むとはみ出るオイル、これも日本酒へのシリアルキラーとして生まれたような味つけ。
芳醇な冷厳で、この脂をしゃっとクリーンナップしてくれる。
砂ぎもお肉をパンにのせてみる我流さを出してみる。
ああ、もう一杯頼みたくなってしもうた。
ここからは独自路線というかちょい飲みパスポートからの自立。
「今度はフルーティを」
「新潟で賀茂のなんとかです」みたいなことを言われていた気がする。
今度はグラスだぜ。
賀茂じゃなくて加茂だったか。
「スイートでアバンギャルドなイメージを大切に醸しました」とある。おもしろいの。
くらりと杯を傾けて飲む。
おお、アバンギャルド!・・・・・・・・・・・・かもしれない。
新進気鋭で花盛りなイケイケどんどん感がちょっとある。
凋落してほしいと貧者が願うように鮮やか。
では、なんか最後に食べ物も一品頼んでみよう。
こちらのお酒が華やかだから、食べ物は抑えめのものの方がいいかもしれないな、
華に対する額縁みたいな映えるものがあれば・・・額縁みたいな食べ物、・・・・・・・・・・そんなのないのでは?
焼き餃子なんかもある、とんぺい焼きなんてのもある。
おつまみ程度かと思ったら意外といい品揃え。
お刺身とかはないみたいであるが。
よし。
頼んだのは燻製ポテトサラダ。
ポテトサラダが好きなんだろうね、単純に。
どんなきれいな花でも花屋は一回新聞紙で包んだりするような感じでホクホクしたイモサラダでお酒を乾していく。
チャイサーまで、美味しくいただく。
2,000円ちょいくらい。
なんかおいしそうな煮込み系があったのが気になっている。
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