ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

『いのししまつり in 大三島』というジビエ食べ合宿②罠と海

2017年02月12日 20時49分45秒 | イベント

 

車で、相乗りで行く。

ミカン畑(よくイノシシに襲われるナベさん所有の地)と、イノシシ用の罠を見に行って勉強しようというのだ。

 

ムシマルは運転役を買って出る。

料理作りではムシマルはあまり役に立たないかもしれないからせめてもの、という感じである。

 

5台くらいで出発。

実際にはテレビ局の車も一緒に来られたから+3台くらい。

 

10分少々くらいの体感時間で到着。

ダム方面を通る、だんだん標高高くなる。切り結ぶような澄んだ空気。

ここはナベさんのミカン畑。

 

「ここ、イノシシの足跡があります。ここから登ったんですね」

 

言われるとそんな気がする、言われないとわからない感じであった。

 

侵入される弱いところを見つけて、そこを強化するのが基本ですと。

ゲームっぽい気もしますね。

 

確かにそこには柵が足されていました。

 「しかし、それもイノシシがミカンの味を知らないうちです、効果があるのは」



で、ミカン畑を上っていく。

 

 

 

レモンもある。

さすが柑橘のしまなみ瀬戸内。と全然違う感心をする。

 

「一度ミカンの味を知られると、味を占めて防護を乗り越えて頻繁に来られます」

「で、こちらは対応策を練ってやっつけるんですが、1~2週間くらいかかります」

そういうPDCAサイクルがあるみたい。


イノシシを虜にするミカンがすごいのか、人間の防御を越えてミカンを荒らすイノシシが負けていないのか、なんだかんだで人間がすごいのかよくわからない。


味を知らなかったら効果のある防御柵も、美味しいと知られると突破されてしまう。

こういうところもなんとなくゲーム化できそうな設定、ってなんだか関係ない感想を抱くムシマル。

 

2016年の冬は、なんとか被害発生から2週間でやっつけたとか。

 


「では次に、ハコ罠を見に行きましょう」

ハコ罠?

箱形の罠?プレゼントかと思って開いたらビヨヨーンとなってびっくりさせるタイプの罠?

違うだろうということはわかっていた。

 

300mほど歩く。

 


途中のナベさん。「こういう穴ぼこはイノシシの仕業です」

言われると掘り起こされている感のある地形。

 

ふんふん。こういうので経路というか潜伏地帯を図るのか。

 

 

いよいよハコ罠到着。

思ったよりもドーンとしている。隠れていない、堂々とでっかい。

動物園にもありそうなちゃんとした柵というがっしりサイズ。

 

たぶん、トラばさみみたいな、トムとジェリーに出てくるネズミ捕るチーズの罠とかそっちのイメージがムシマル脳内に上がっていたんだと思われる。

 



で、ここからは、イノシシは読んじゃダメ。

仕組みとしては、

 

イノシシが奥にあるミカンを食べようと身体を入れたら中にある仕掛けが回り、

ばちーんと出入り口の枠が下りるというか閉じ込めが完了となる仕組みなんです。

中央の仕掛けを押すというか回さないといけない。


「罠を作動させずにしばらく油断させて、ある日罠を作動させたりもします」

でもこちらお高いんでしょう?とムシマルはちょっと思ったが、ムシマルは今のところ購入予定はないので黙ってしまっていた。

幾らなんだろう?

 

「作り罠は壊れますが、ハコ罠は使っても壊れません」

「なので、ハコ罠だけがどんどん増えていくことがおおいです」

なるほどイニシャルコストは高そうであるが、ランニングコストはお得そうである。


罠には免許の要らないものもあるらしいけれど、屋根のある罠(このハコ罠みたいなやつ)は免許がいるみたいなのです。

罠に札があり、登録番号や年度や連絡先を書くところがある。

 

罠観察完了。

しかし、このまま帰らない。


「キレイな海が見える場所があるんですよ」と、イノシシ関係なく『島のいいところ』として海紹介してくださる。

宮浦港

DIOの世界が2百年続いてしまったみたいなたまらない風靡さがあるけれど、

ここの風景のウリは、こののんびりさだけではない。

 

桟橋が、なんだかお宮みたい。

 

同乗されたご夫婦「なんだかあれみたいね、宮島の神社」

そうなのだ、いまこの角度から見たらそうでもないのであるが、角度を変えるとこんなだ。

 

 左が桟橋、右が船。広島大学関連の船みたいである。

 

なんでこんなに社殿風なんだろ?

 

 

ここのすぐ近くにお宮があるからなのか。多分そうだで納得させて理由はよく知らないままです。

 

 きれい。穏やかさの極みで、逆に興奮する。

 

入日は、朱い。

朱塗りの柱も真っ青なくらいにレッド。

 

 

参加者のみなさまが夕日を眺めている。

テレビカメラもそれを押さえに動いている。

群像、って感じがする。

 

ムシマルはそれを撮りに後ろへ回っている。

 

(なんかこれ、青春っぽくないすか?)

真っ青な夕日よりも青い、春のような感じであるのかもしれない。

 

brrrrr。

「何かあったんですか?」わ。

たまたまこっちに来たワゴンタイプの車に乗った家族連れのお父さんに聞かれる。

 

まあなんだか非日常というか特別っぽい光景ではあるよなー。

「えーと、イノシシまつりという合宿イベントをしてまして、それをテレビが取材しているんです」みたいなことを言う。

 

伝わったのか伝わってないのか不思議そうなお顔。

 

ふらふらふらふらする。

 

 散歩好きムシマルとしては、がっつり散歩したいポイントである。

 

 km単位でふらついてやりたい。

 

「高知の港と違いますか?」あなたは高知からの参加者Sさん。

「のどかさが違いますねー、もうちょっとこう、高知は戦場っぽいようなワイルドさがある気がします」

海といえば漁、みたいな。「俺の船は〇〇丸、あれで大漁旗を掲げるぜ」みたいな。生活舞台のハレの場みたいなイメージをなんとなく持っている。多分『土佐の一本釣り』見過ぎかもです。

 

15分から20分くらいだろうか、のんびりと暮れなずんでいく太陽と海を眺める。

 

近くに神社があるせいでそんな気になるのか知れませんが、時間単位がゆるゆる。

秒針も分針も消え去った時計みたいになる。

 

 

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