枡形の『フェニックスバーガー』へ。
移転後はお初である。
前を通ったことは何度もあって気になっていた。
ハンバーガーショップ、気になるけれどなんだか入る機会の少ないところの一つだ。
こう、チェーン店もそうなんですが、パン屋さんにもハンバーガーがあってライバルが多い。
割とヤマテパンのカツサンドとか福ちゃんパンのフィッシュサンドなどはよく食べる。
あとこちらの店はオシャレであるのもどこかバー的であるのも・・・無頼で無粋で野暮天のムシマルには敷居が高い。
(偏見というかなんというか・・・喫茶店とかと一緒だ)入る。
入る前にメニューチェック。
ハンバーガー、チーズバーガー、ベーコンバーガー、ベーコンチーズバーガー、スモークチキンバーガー、スモークチキンチーズバーガー、BLTCEサンド、生ハムサンド、??ライス、????グライス。
ちょっと読めない箇所があります。ただ剝いで見るほどの乱暴者ではない。
肺に潜り秒針を食むような男であっても。
「ライス」・・・ご飯ものもあるってことか?
フェニックスバーガー
〒高知市升形3−8フラットN&K III 1F
升形商店街電車通り入り口 画材屋かがやきさんの隣です。
TEL:088-872-8657
[営業時間]
ランチ11:00 – 15:00 夜営業17:00~《夜営業はコロナウイルス感染拡大対策により現在時間短縮で行っております。来店前にご確認お願いします》
日曜日 祝日は 11:00-15:00 《ランチのみ営業》
お休みは《不定休》となっております。詳しくは来店前にお電話にてお問い合わせ下さい。
https://phoenix-burger.jp/blog/?p=169
入る。
コロナ対策は入り口にアルコール洗浄あり。
テイクアウトかイートインか尋ねられる。
そうか、ハンバーガーだから、そうか。
ええと、ここで、いーと、いん。
おれ、くう、パン、ばしょ、ここ。
着席後にメニューを改めて検分。
ドリンクはーーーハイボールで。
大きくサンドイッチとハンバーガー系・・・・
やはりお店屋号の関係で、ハンバーガーにしようか。
初手はノーマルにハンバーガー?
(いや!
あれですね、「フェニックスバーガー」っていう商品名のモノはない、なかった!!
その代わり目を付けたのがフェニックスと同じ鳥類に属するチキン!)
「スモークチキンバーガーで」
スタッフさんからトッピングを聞かれる。トト、トッピングぅ?
「ピクルスとガーリックとハラペーニョをお入れすることができます」
ほかにもケチャップの有無とか聞かれました。
ガーリック以外ありでと答えると、「ハラペーニョは辛いですよ」と重ねて確認いただく。
フフフムシマルは広島の名店ロペスさんでお好み焼きにハラペーニョを入れて食べたこともある男。
ご安心を。伝える。
無事オーダーが終わり、余裕が出てきた、店内を見渡す余裕が。
店内はオシャレですね。ウッディ。
そうかと思えば謎の「フェニックスバーガー提灯」があり、この店にただのオシャレでない何かが存在することを現認する。
(急に和だ・・・・)
あ、そうそうドリンクは先にか料理と一緒にか聞かれて、一緒にと言っていました。
登場!
ハンバーガー、‥‥ハンバーガー!
夢にまで見た、涎があふれる・・・溺れる・・・。
アメリカ人もニッコリのサイズ。
ジャパニーズ拳の幾倍のサイズ。
そうか、これか。
これがアメリカ人の見ている世界!もしくはフェニックスの見ている世界!
パン屋さんとかコンビニとか、200円~300円くらいのハンバーガーを食べる機会が多かったので、なかなかびっくりする。
びっくりしたっていいじゃない、人間だもの。
ドリンクも来て(ハイボールのジョッキが嬉しい飲み口サイズだ)、
いったん戦略がサイズ感により白紙になって、それでも食べることにどん欲になって行く。
バーガーとしか書いてなかったが、いわゆるセットメニュー。
スープ・ポテトがついてくる。
ハイボールをドリンク。
くー。おいしい。
量もあるし容器がなんかオモチャ感あっていい。
スープは良く煮込まれた野菜が敷衍している。
すーー、おいしい。どこかフェニックスの恵みをいただいたように滋養がある。
うむ、これで胃の準備は整った飢餓状態のムシマルにいきなり固形物を与えると危険だから。
ええいままよ!
がぶ。
両手で持って、たった一つの口で齧る。
むはぁ。
スモークチキンの煙が薫ってくる!
煙いぜ、お前。
決してきつくはない程度に、ゆるい包囲網くらいこの煙はムシマルを捉えてしまった。
チキン、強い。
これは炎と決着がつかない煙。
パンはデカサイズに見合うようながっしりしたパン。
肉汁を受け止めようという覚悟がある。
日本代表守護神みたいな。
口を全開にして、パンに指で圧をかけて、がぶがぶ。
すぅ。脳まで鼻になったくらい香ばしい。
肉自体は歯ごたえがある、中のソースやらケチャップやらが口のなかでまだらの旨みになる。
レタスもシャルサリと食物繊維を噛みちぎる愉悦がある。
豪快に見えてバランスがいい。
ポゥティトが、よく想像するあの棒状のやつやチップス状のやつでなく、イモの形をそのまま残す!
ワイルドな面もありますよ、ってことか。
素朴さまで完備。
そして、半分くらい食べていた頃、異変が。
タラァリタラリ。ガマの油売りのように。
包み紙がソースケチャップ肉汁等の水気を受け止めきれなくなってきていた!
換言すれば、汁が垂れてきた。
欲張ってソース系をありありにしてもらったのが仇となったのか!
見かねたスタッフさんがお手拭きをもう一つくれる。
すまない、言葉だけのことになってしまうが、すまない。
もう、フォークで食べていくチキン&パン料理onソーサー作戦に切り替える。
くぅ、ハンバーガーをナイフとフォークで食べるの、ちょっと意識高い系っぽくて遠慮したかったのですがこれも必要に迫られてのことよ。
ハンバーガーって、お総菜パンの一種とかジャンクフードの代表格とかと思っていたけど、
ムシマルの掌からこぼれて(汁が)、
分離して食べている今気づく、ハンバーガーはそれひとつで「定食」なのだと。
パン(言わずと知れた世界一主食)、スモークチキン(主菜の一線級)、レタスにトマト(サラダ。食べるとベジ同時)。それにスープまで付いたら、付いたらもう。特別なやつ。
シェフ「スモークチキン~メキシコの風味を添えて~です」
ムシマル「ありがとう」
みたいな情景が浮かんでくるような気がしたし、なんならこの捏造された記憶の方が印象に残る。
(ハンバーガーって、御馳走だった)
すっげえあれですが、自分から了承しといてあれですが、ハラペーニョが効いている。効いてくる。
ひゃー、カッカしてくる。
パンにソースがべったりついたやつもまた潤った味わい。
いい辛さで、舌じゃなく肌に刺さる。
ハイボールが乾される。
うん!うん!!
腹いっぱいになってきた。
最初は(ハンバーガーとかチキンバーガーで6種類くらい?メニュー少ないのかー)ってちょっと侮ってしまっていた。ムシマルもまだまだであった。
まだまだだね、って。
完食。
ぷはぁ。
こんなに満足するとはね。
一度に2個は勢いでしか食えないかも。
テイクアウトもありました。
店内購入よりちょっとだけ安いのは、税率の違いかしらん?違うか、テイクアウトのが高くなるのか。
サラダとかのサブがなくなるとか?
テイクアウトお客さんがけっこういらしてた。
ライス曜日などもあるようです。行ったのは2020年9月でした。
米曜日!
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