ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

蔵屋で蔵屋スペシャル&利き酒セット

2016年10月28日 22時40分07秒 | 広島・お好み焼き・粉もの

2016年月末、蔵屋に行ってみる。

 

蔵屋さんは、大手町と小町と、近いところに2軒もあって、チェーン店なのかな、探せばもっといっぱいあるのかなと思っていいたが、

今ネット見るとどうやらその2店舗だけみたい。

 

 


 

広島県広島市中区小町5-23 0024ビル 1F

11:30~14:00 17:00~24:00

不定休


 

 

入る。

17時半くらいのまだ早い時刻であったからか、余裕で入れる。

 

 カウンターの端っこをちょこり。

 

ぱらぱらぱらとメニューを見る。

店頭の看板というか黒板というかにメニューはちょっと描かれていて、だからどんな店かは当たりがついていた。

鉄板焼きの店だ。

お好み焼きもある。

 

ウニホーレンという広島名物もあり観光客も安心、って感じ。

牡蠣もあるみたいだけれど、今はオフシーズンなのか「終了しました」貼り紙が。

 

ではいただこうか。お好み焼きを。


 

一番安価なのは700円で、スペシャルは尾道とかメキシカンとかいろいろあるが、

「蔵屋スペシャル」1,000円にしてみようか。

 

屋号がついているものはお店の自信作だ、みたいな印象を持っているムシマル。

 

それを頼む。

あとは、それだけじゃなく「タコとアンチョビの炒め」みたいなものを頼む。

 

お酒は、

あ、広島利き酒セット1,000円ってやつがある。

それにする。

 

登場。

 

右から『天宝一』『一代弥山』『誠鏡』。

 

「天宝一」をいただいてみる。

 

 あ、説明書きに書かれているように、苺の風味。『華風車』というらしい。

 

へーおいしい。飲みやすい。このふわっとしたストロベリってる感じがよろしいですね。

苺さんのこと、今でも好きだからな。

 

 

 そうしているうちに、貴方のそして私の前にタコが現れる。

 アンチョビとよく絡まっている赤っぽいカニとこれから私は戯れる。

ぱく。

ぐにんぐにん。。

しっかりと濃い味付け。

 

ああしまったビールのほうが良かったかもしれない。と思う。

でもそれは決して日本酒がビールに劣るというわけじゃないんだ信じてくれという思いを言い訳袋に抱きながら。

 

プチトマトの香りもタコと合う。

タコとトマトが合うのは不思議なことである、地中海つながりのなにかいい感じがあるかもしれない。

共犯者のような相性の良さ。

 

そしてお好み焼きの登場。

ネギ。イカ天、しそ。

それが蔵屋焼きの正体か。

 

正体を見定めるために、わたしは小皿に乗りやすいサイズに切り取る。

玉子の黄色、ソース(カープソースらしい)の茶色、ネギの緑色。

新しい国の国旗みたいな新しいトリコロール。

 

おそらくその国名には「お好み共和国」とか「お好み合衆国」とか「お好み民主国家」とかそんなお名前がつくのではないか。

 

 

このお好み焼きをお箸でいただく。

そういえば「通はヘラでいただく」的なマナーというかそっちのが粋的な気運が高まっているようであるが、ムシマル調べによるとどうやらそれは問題ないらしい。

 

『あのメニューが生まれた店』菊地武顕(平凡社)2013年刊によると、

「屋台なので、水はバケツ。なるべく皿を洗わずに済むよう、ヘラで食べることを薦めたんです。『ヘラで食べないとだめよ。通じゃないよ』と。(後略)」(p88)

と『みっちゃん総本山』という広島のお好み焼き元祖の方が述懐されている。

 

つまりは省エネ省資源の工夫の名残であり、客側からお店側へのやさしさの発露であると。

それは裏を返せば、店舗型でも屋台でもお店側に十分な用意があるところであればお箸でいただくことに、もはや何の躊躇もいらん!と。

 

 ああ、タコいいな。ワインとかも合いそうな洋風のお味。

 思わずもっちゃもっちゃしてしまいます。

 イカ天。

こちらのお好み焼き、「ひなた」に較べれば渾然一体度は低く感じられるが、

それぞれがそれぞれに仕事をしている感じ。

こっちのこういう味わいもいいかもしれない。

 

ネギにしろシソにしろ風味を整える感じなので「蔵屋焼き」、

チーズとか納豆とかホルモンに比べると足し算の調整が細かい感じという気がする。

 

上級者向けというか、素材そのものトッピングでなくて素材のもとを引き立てる役が増えるみたいな。

 

火サスでいうと、探偵役や犯人役を豪華な俳優にするのではなく、被害者役や探偵役協力者といった脇を固める感じに思える。

本当に思ったかどうかは疑問である。

 

日本酒をちびちびといく。

 真ん中のお酒「一代弥山」はキレがある。春風のようにすっきりしている。

「誠鏡」は淡麗辛口気味だったような気がする。

 

グラス3つとはいえ、一つ一つにはそんなに容量入っていなかったのでどうかなと思っていたが意外と量がちょうどいいかも。

 

 

 お好み焼き一枚とタコ炒めとで、バランスよく飲み干し終わる。

 

2,600円くらい。

 

お会計時には人がいっぱいになり、新しく来たお客さんを「今いっぱいで、すいません」と断られているシーンがあった。

 

建物がちょっとシックな和風建築(蔵屋だから酒蔵イメージらしい)だから、大衆過ぎず高級そう過ぎず全方向に入りやすいのかもなーと思ったのである。

 

帰りにお店の黒板看板(ランチ情報が書かれている方)を見る。

あ!

しくった。

ランチでも「蔵屋焼き」をされておられ、しかもランチのほうがお得。

夜:普通お好み焼き700円→昼500円

夜:蔵屋焼き1,000円→昼800円

 

しまったなー損した気分っていうと大げさであるが夜しか頼めないメニューをもっと頼んでおくべきだったかなーと思いつつ去る。

満足していたのに、もっとお得なやり方があったかもしれないと思うと途端に後悔する今日この頃。

 

 


 

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