2000年8月24日 鹿児島に住む難病の川島美恵子さんを訪ねて 書いた詩です。
残念ながら美恵子さんは既に他界されていますが、ふっと思い出すことがあります。
2000年の春に、大里真紀さんのご紹介で、牛久市で歌わせて頂いた際に
車いすで楽屋まで来てくださり、美恵子さんと出会いました。
その後、鹿児島県の串木野市に戻られて、その夏に宮崎に帰省した際に、お見舞いにいきました。
その時のことを書いたものです。
つい昨日のことのようです。今頃、空の上から見守ってくださっていることでしょうね。
愛をくれた人 ~美恵子さんへ~
コスモスのように
可憐に生きている
音楽を愛し、人を愛し、そして
生きることを愛している人
そんなあなたに出会えて思う
「コスモスは細いけれど強いのよ」
あなたの言葉のとおり
あなたは強い
強いけれど優しい
あなたの言葉の数々には
どれも人生の重みと愛が溢れている
「私、女優なの、何もしなくていいの」
そう、あなたは女優
あなたはあなたの人生を演じているだけ
人はみな自分の人生を演じている
束の間の夢だけれど
精一杯生きている
「もう音楽は十分にやったから、もういいの
歌は千代美さんに任せたから」
グランドピアノとさよならしたという
あなたのように
十分に心残りのないように
歌いたいと思う。
あなたをみていると
慈しみあう・・という言葉が浮んでくる
たくさんの勇気と希望が沸いてくる
今という時を生かされている喜びに満ちてくる
「お土産に、海を見に行きましょう」
串木野の海は優しかった
どこまでも広がっていた
袋いっぱい詰められていたお土産
“きびなご”に“からいもあめ”…
そして“あなたの愛”
あなたに会えてよかった
本当に本当に会えてよかった
また会いにいきますね。
ほんとうにありがとう
8月24日 鹿児島に住む難病の川島美恵子さんを訪ねて
2000年9月1日(金)
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