花と野菜とスケッチブック

春夏秋冬・花と野菜とスケッチとそして人と一緒に・・・

ニオイバンマツリ

2012-11-02 11:05:08 | 花のこと

ジャスミンのような香りを放ち、ニオイバンマツリが今年も咲いてくれた。

と言っても、今年は2度目。春先にも咲いた。暑い夏を越してまた咲き始める。

いつかこの花に出会いたい。そう思って幾年たっただろう。

花づくりのきっかけを作ってくれた、松田量子著「フラワーガーデンわたし流」

でジャスミンの香りを放ち、日が経つにつれ色を変えていくと言う「バンマツリ」を知った。

10数年も前のことだ。

それが一昨年ひょうんなことから私のもとにやってきてくれた。

還暦を機に交流が復活した夫の友人(神奈川在住)に、植物に造詣が深い人がいて

関東周辺の植物を自分の足で歩いて写真をとり、スクラップしておられる。

それを見せていただいた。

その中に「ニオイバンマツリ」があり、感激して「ずっと恋焦がれてる花だ」と話した・・・ら

「今度秋田に来るときに、持ってきてあげます」といとも簡単に約束してくれ、

そして本当に、持ってきてくださった。関東から北国にやってきたニオイバンマツリ

熱帯性の常緑低木…地植えは絶対無理、寒い冬を越せるだろうか・・・

持ってきてくださった好意に感謝する意味でも、何より恋焦がれていた花を枯らしたくないと、

温かすぎず、寒すぎない場所に、用心して段ボールに入れ冬を越させた。

春先、若葉色の新芽が出てきた時はうれしくて、ほっとした。

紫の濃いつぼみが次々開き、日が経つにるれ薄紫に・・・そして白に変化し、散っていく。

その間、むせるような甘い香りを放つ。

温かい秋が、いつまでも花開かせた。

今日の風は冬を思わせる冷たい風だ。そろそろ用心に冬籠りの準備をしなければ・・・

これからもできればずっと一緒にいたい花ニオイバンマツリ。