雪にすっぽり包まれて庭の花たちは春を待っているはずです。
この季節は仏前の花もお店で買ってくるのですが、大概は長持ちする菊の花が主になります。
この前買ってきた花の中にガーベラが一輪入っていました。
オレンジ色の鮮やかな花で、仏前が心なしか華やいで見えました。
ところが、2,3日経ったら、茎がしなしなになり、花は下を向いてうなだれて見る影もありません。
花瓶から抜き取って捨てようとしたら、「ちょっとまってよ!」と言わんばかりに花はあでやかイキイキ!
花だけ白いお皿に水をさし観葉植物の葉と一緒に浮かべました。
描いてもう一週間経ちますが、そのままの鮮やかさでそこだけ春の気配です。
昨日からまた吹雪いています。今朝夫が久しぶりで雪寄せをしました。
そうたやすく春はきてくれませんが、来る春は行く冬にもう負けないはずです。
昔華道を習っていた時の先生が
花をとても大事にされる方でした。
枯れる迄生かしてあげましょうと仰ってました。
枯れかけても色が綺麗だったら、後ろに挿して
色だけ覗かせたり・・・・・・。色々教わりました。
仏様のを下げた後、まだ捨てるのにもったいない場合、
花瓶に挿してキッチンに飾りますし、私も似たような事をしています。
花も命ですものね。
我が家は水仙を仏様に上げていますが、赤味が足りないので、
やはり菊を買って足しています。
先ほどから陽が照って
暖かくなってきました。
まだ花が恋しい季節です。
やっと、シンビジュームが咲きました。
長く咲いてくれるので、うれしいです。
花の中には、挿している間に根が付くものもあったりして、
生命の強さを感じることしばしです。
雪がとけていつもの場所にいつもの植物が顔を出してくれる日を楽しみに待っています。