「 田の中にピアノでうたう朧夜にじむ 」なんだか言葉がしっくり来ない。周りは田んぼが広がっている我が家。日も落ちて暗くなりかけ、ピアノで朧月夜を弾いてうたった子ども時代。朧月夜の下で朧月夜をうたう昔の自分を遠目で見ている。夜の空に月はにじみ、記憶もにじみ、記憶を絵にしたような風景もにじんでいる。ぼんやりとしているけれど、とてものどかで平穏な風景が浮かんでくる。 . . . 本文を読む
「 水鉄砲戦友との日々ほほえみぬ 」「 使わぬに風呂場でほほえむ水鉄砲 」「 お風呂場の隅水鉄砲の笑顔あり 」思いついたときの句を忘れてしまった…。もう何年も水鉄砲をお風呂のフタに載せていた。洗うときには移動させて。息子も中学生になり、使わなくなって、はや数年。ふと泊まりに来る友だちのために置いてあった水鉄砲。そういえば、もう使ってなかった。これがなければ掃除もしやすいと、ふと気づく。なんとなく、 . . . 本文を読む
「 念のため2つ置いとく水鉄砲 」うちの子はひとりっこ。でも、遠くに親友が引っ越して、遊びに来る年もあった。泊まっていくときにお風呂で遊ぶ水鉄砲。普段、全然使わないのに、ずっとお風呂場に置いていた。いつしか、二人とも中学生になり、遊びに来る機会もなくなり、ずっと置いてた水鉄砲を片付けることに。おもちゃとさよならって、親の方がさみしいものですね。 . . . 本文を読む