子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

2才半で保育園に決めた経緯

2008年10月03日 | 子ども

7月ごろから保育園や幼稚園のことをいろいろ調べ始めました。
夫との話しで、私も働いた方がいいだろうということになり、初めは保育園のことを調べ、役所にも資料をもらいに行ったり、話を聞いたりしました。

結果、仕事が決まっている人と求職中の人とでは優先順位が格段に違っていたり、フルで働くか、パートで何日か働くかでも違っていて、私のようにパートで何日かの仕事希望ではおそらくすぐには(所得による保育料減免のある)認可保育園には入れず私立(所得による保育料の違いのない一律料金の認可外保育園)では保育料が高くなるなど、わかってきました。
(横浜市の場合です。)

そうすると、延長保育のある幼稚園にして働こう、ということになり、今度は幼稚園を調べました。
でも、幼稚園に通わせて働くお母さんというのは少数派らしく、延長保育も行事の関係でできない日があったり、夏休みなどの長期休暇中は延長保育はなかったりで、毎週同じ曜日で仕事に行くことは難しいのが現実でした。
延長保育があっても、なるべく一学期中は慣れるまで働かないでほしい、というのが前提でもあるようでした。

そんな事務的な条件と、あと、うちの子がどんな園が合っているのか、など、総合的にあれこれ考えました。

自分が働くかどうかは抜きにして考えたなら、いったい子どもにとって、何が一番大切なんだろう・・・。
そんなことは通い始めてみないと本当はわからないし、逆に言うと、どんなところでも、それ相応に対処して行けばいいとも言えそうでした。

保育園も何だかんだで園庭解放なども含めて中に入って見たところが7か所、幼稚園の見学や説明会に行ってみたのが4か所でした。

園庭が広くて楽しく遊べそうなところ、バスか徒歩か、お母さんたちの活動やおつき合いの仕方、保育の特色・・・。

何にも考えてなかったころは
「とにかく園庭が広いところ!」と思いました

そのうち、気になる出来事があって、園での生活が心配になってきました。
夏に親戚の子どもたちが集まったとき。
それまで仲良くしていたちーくんが、途中から来たゆきちゃんが気に入って、いっちゃんを締め出し始めました
たわいもない子どものふるまいなのですが、その急変ぶりを目の前にしたいっちゃんは、怒るでもなく、泣くでもなく、ただ静かに黙ってしまいました。
このとき、怒るとか、泣きわめくとかしていたら、私も気にはなりませんでした。
でも、
「こうしてひとり、ただ黙って心に小さな悲しみを潜ませて行ったら、やっぱりかわいそうだな・・・。」
そう思うようになりました。

2才の反抗期のいっちゃんなら、たくましくやって行けそうに思っていました。
でも、今のいっちゃんはその場の空気に敏感で、穏やかなのです。
せっかく、毎日お母さんやお父さんにたっぷり甘えて機嫌よく穏やかに過ごしてきたいっちゃんが、3才で急に世間の荒波に揉まれて行くのが本当に必要な試練なのか?
疑問を感じるようになりました。
そんな子ども同士の鍛え合いも必要になってくると思います。
でも、それはもう少し後でもいいと思いました。
未就学の時期は、甘ったれすぎるぐらいたっぷり甘えて育てばいいと私は思っています。

子ども同士の関わり合いと言うと、もうひとつ、気になっていることがありました。
幼稚園選びに関係なく、「けんか」って、どういう形であればよいのか?
自分の子が誰かを叩いていれば、止めます。
叩かれていれば、やめさせてほしいです。
それは両方わかります。
でも、じゃあ、子どもはいつ、どうやって「けんか」をすればいいの?
上手に「けんか」をさせてくれる場所はないか?
なんて、半分本気で考えたりもしました。
「けんか」せずに育つと、小学校に行ってから、もっと大変なことになるとも聞きました。
幼稚園選びのポイントとして、「けんか」の対処の仕方についてもわかればな、と思いました。

「締め出し」はいやで、「けんか」はいいと、矛盾してるようなことを書いていますが、この二つは全然違うと思います。
「締め出し」は「無視」であり、「いじめ」に近い悲しみを感じさせます。
「けんか」は思い切り相手を意識し、自分にとって、はずせない存在になることです。
だから、このふとつのことが気になりました。

私(いっちゃん)の選ぶところは、幼稚園。
でも、元々、保育園と幼稚園、どっちが合ってるんだろう・・・。
そんなことも白紙に戻して考えたりしました。

いろいろ見たり調べたりするなか、私の中にいくつかのポイントができました。

1.日が沈む前の夕暮れ時に迎えに行ける仕事を探すこと。
  夕焼けを見ながら、なんなら少し散歩したりする時間がほし
  いこと。

2.園での様子がそれとなくわかるように、迎えに行けるところ。
  園で楽しいか、いやなことがあったか、顔色でわかるように。

3.「けんか」など、なんとなく先生が様子を見られるようなところ。

4.外遊びがたくさんできるところ。

幼稚園選びも佳境に入ってくる9月、ふとママ友とのメールのやりとりの中で、とってもいい情報が入ってきました!
仲良しのママ友が夏休みで会わないうちに、保育園に入園させていたのです。
その保育園は私の持っている資料には載っていなかったので、知りませんでした。
でも、話しを聞くと、とてもよさそうなのです
結果的に、私が考えていたことがすべて解決する場所が見つかったのでした

1学年7名までの少人数制で、ご夫妻でNPOの園を運営されていて、(おまけにそのまたご父母のおじいちゃん、おばあちゃんも1階にいらっしゃって)、いろんな年の子どもたちが入り混じって活動している、文字通り家庭的な保育園でした

「けんか」についてもそれとなく先生に伺ってみると、
見てるような見てないようなふりして様子を伺っておいて、けんかさせるだけさせて、後でお互いの気持ちを確認し合うとおっしゃっていました。

大勢園児がいる中で、大好きで気の合う子と出会うのもいいことですが、元々気が合わなくても、(保育園なので)寝食を共にするなかで、家族のような友だちを作ってつき合って行くことは、大きな財産になるとも思いました。

大雑把に言うと、「人(他人)って、いいな。あったかいな。」と感じられたらそれで園生活は◎だと思います
その土台があれば、小学校で多少つらい思いをしても、立ち直って行けるように思います。

保育園と幼稚園の違いはいろいろあると思いますが、私の感じた違いは。
保育園はお母さんが働いている子どもが多くて、家庭でお母さんと過ごすのに似た生活がある。
完全に外ではなくて、半分家庭のような。
それに対して、幼稚園は、約半日、思いっ切り遊んでおいで、がんばっておいで、帰ったら家でたっぷり甘えたらいいよ、という感じ。メリハリができる。
幼稚園が緊張させるとか、冷たいとかいう意味ではなく、過ごす時間が長いか短いかで、少し性質が変わるかなと思います。

たまたま、知人からよいところを紹介してもらえて見つかった保育園でしたが、一時期はかなり頭を悩ませたり、眠りづらいほど考えたこともありました。
その結果、自分たちにとって大事なポイントがわかったので、よい園だということもわかったと思います。
偶然のようで必然だったのかな

ちなみに、そのママ友も私もうわさ話は嫌いなタイプ。
毎日集っているがために(話すネタも尽きて)ご近所のうわさ話ばかりしている人たちも結構いるようです。
「どこどこの幼稚園では、20人ぐらいママたちが集まる会の幹事をしなくちゃならなかったり、大変らしいよ
「20人・・・みんなが仲いいわけ、ないよね・・・
幼稚園はよくても、ママづき合いで苦労するのも・・・
こんな悩みからも解放されて、働くママたちとたまに園の行事で励まし合いながら、できることは大いに協力して、家庭的な園の輪がさらに広がるよう、努力したいと考える私たち夫婦です

第二子を妊娠しても働ける仕事を妊娠する前に始めたかったので、さっそく見つけてしまいました!
いっちゃんも反抗期が一段落しているし、3才前でもいいかな、と入園させました。
ただ、まだ3才でもないし、どっぷり預けるには抵抗があって、週3日なら、お母さんともいっしょに過ごせるし、これぐらいできればという貯金もできそうなので、今のところは3日にしました。
私の仕事は、派遣もいろいろ研究した結果、バイトとそれほど時給も変わらないので、遠いオフィス街にラッシュで時間かけて通うよりもと、近場のバイトにしました。

保育料は認可保育園に比べたら高いけど、うちのように週に何日かで預ける分には他の保育園よりだいぶ安かったし、入所条件も特になかったので入れました。
(NPOだとどう違うのか、よく知りませんが。)

保育園の納涼祭にも参加して、先生方の人柄や保育方針もわかった今、あとは信頼して任せるのみです。
先生方やお友だちと愛情をたっぷり育んで成長してね、いっちゃん!!



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