「 春祝い靴売り場ほしい物指せず 」
(はるいわいくつうりばほしいものさせず)
中学に進学するに当たり、新しい靴を買ってくれると連れていってもらった。
小学生の履いたことのないかっこいいスニーカーがほしかった。
でも、なぜかほしいと言えなかった。
なぜか遠慮して違うものを買ってしまった。
そして、うちで泣いて叱られたような記憶が…。
自分には似合わないと思ったのか、お金を気にしていたのか、あまりにもシャイだったからか、覚えていない…。
本当に家族に遠慮して自分の気持ちを言えない子だった。
何でもかんでも自分を表せる妹がうらやましかった。
今思い返してみると、きっと自分の思いを通すということにとてつもない抵抗があった。
ただそれだけだったのだろう。
そして、とてつもない憧れのようなピカピカのスニーカーがそこにあったのだろう。
春祝い、という言葉が適切なのか、よくわからない。
歳時記がなかなか買えなくて、こんなんではいけないな〜。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます