担任の先生から、植物を育てているので、そういった本を読み聞かせてほしいと頼まれ、学校で、かこさとしさんの『たねからめがでて』を読みました!
たんぽぽの一年を、稲、すいか、柿の成長を、四季の変化を淡々とつづる絵本ですが、さすがかこさんです!
子どもたちは「おもしろかった!」と満足そうな笑顔😊
「たねって魔法だね!」
「無限ループだ!」
「スイカを食べたあと、たねを植えたら、生えてくるってこと?」
大人にとっては当たり前のことだけど、自分の手の届くところに「魔法」が転がってること。
それを知って子どもたちは感激する。
花や実の時期だけでなく一年を通してどう植物が育つのか。
そして、それが続いていくことに感動する。
シンプルな構成だけど、その大事な部分をちゃんと見せるところが、さすがかこさとしさん✨
こんなに子どもたちが本から離れた生活をしている電子機器優位、動画優位な時代にあっても、天国から子どもたちに魔法の力を見せて感動を与えられるかこさん!
(書いていて涙が出てきた💧)
亡くなる間際まで、意識の戻ってくる時間に鈴木まもるさんと作品を作り切ったかこさん。
そんなに苦しい瀬戸際なら、もうそれでいいでしょう、と言いたくなるような状況でも妥協しなかった方。
(ドキュメンタリー番組にて)
その思いは100%子どもたちに届いています。
私は私で、冬に花のないさびしい庭に赤い実があればと植えた木々の花を愛しく思います。
写真
絵本で出てくる柿の実もかわいい青い実、散歩中に見つけた南天、千両、十両、チェッカーベリーの花。
それから、我が家の庭で唯一すばらしい成長を遂げるカサブランカの花は私の頭ぐらいの高さで咲いています。
植物の通年に目を向けたいですね🌱
(作品は童心社 かこさとし 文 若山憲絵)
※十両とチェッカーベリーは実の赤ちゃんなのかな?
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