「 風ぬるし鉛筆を置く夜半の 」受験勉強の合間 . . . 本文を読む
「 縁側のご縁虹の橋の端居 」「 庭に向く端居人との縁を呼び 」「 端居する祖母隣人と交わす声 」「端居」(はしい)という言葉がなかなかうまく使えない端居できる戸建てが人と人とをつやいでいたことを思う . . . 本文を読む
「 蟇のイボすなわちおやゆび姫の苦渋 」(ひきのいぼすなわちおやゆびひめのくじゅう)「 蟇のイボや『おやゆび姫』のはじまりや 」(ひきのいぼやおやゆびひめのはじまりや)おやゆび姫が自分のことのように感じられた幼児期ヒキガエルのこわさ きもちわるさを肌で感じましたそのときの感覚で . . . 本文を読む
「 あの年は水仙咲きて兎逝き 」(あのとしはすいせんさきてうさぎゆき)うちの水仙は咲く年がまれでもあの年は咲いてくれた息絶え絶えな兎のこうちゃんを抱っこしてぴょんぴょん飛び跳ねた庭を見せてあげた洗濯物を干していたらこうちゃんは何度か泣いてお月さまへ旅立った鳴かない兎が泣いたんだいろんな思いを訴えて逝ったんだ今読むと兎に重きが乗ってるから今詠むならこんな句かなこうちゃんが鳴いたことを詠むべきかないや . . . 本文を読む