1月15日(水)13:30より、御正忌法要昼席が始まりました。
「正信偈」をお勤めしました。
「御伝鈔」上巻が拝読されました。
「本願寺聖人親鸞伝絵」とも称され、親鸞聖人の曾孫にあたる第三代覚如上人が、聖人の遺徳を讃仰するために、その生涯の行蹟を数段にまとめて記述された詞書と、数段の詞書に相応する図絵からなる絵巻物として成立しました。それが、写伝される過程でその図絵と詞書とが別々にわかれて流布するようになりました。そして、この図絵の方を「御絵伝」、詞書のみを抄出したものを「御伝鈔」と呼ぶようになりました。
「御伝鈔」上巻
- 一段 出家学道
- 二段 吉水入室
- 三段 六角夢想
- 四段 蓮位夢想
- 五段 選択付属
- 六段 信行両座
- 七段 信心諍論
- 八段 入西鑑察
本日の講師は、当山住職です。
「御絵伝」をもとに、親鸞聖人のご生涯をお偲びしました。
御絵伝(ごえでん) 右から第1幅 第2幅 第3幅 第4幅
御絵伝は場面の配列が下から上の順序で配列されています。見るときには第1幅の下から始まり第4幅の上で終わるように順を追って見ます。
御伝鈔(上下巻)は御絵伝と同じ順序で読み上げられますから、声を聞きながら絵を見て聖人の御一生を偲ぶことができるようになっています。御伝鈔で「第2段」と読み上げられたら、御絵伝「第2段」の場面を見ます。
「御絵伝」のプリントを見ながら、お説教をお聴聞しました!
19:30より、大逮夜のお勤めが始まりました。
「御伝鈔」下巻が拝読されました。
- 一段 師資遷謫
- 二段 稲田興法
- 三段 弁円済度
- 四段 箱根霊告
- 五段 熊野霊告
- 六段 洛陽遷化
- 七段 廟堂創立
御伝鈔(上下巻)は御絵伝と同じ順序で読み上げられますから、声を聞きながら絵を見て聖人の御一生を偲ぶことができるようになっています。このような方法によって多くの人が同時に物語を耳で聞きながら、巧みに描かれた絵を目で見ることが可能になり、当時の画期的な伝道手段となりました。文字を読むことができない人でも読み上げられる声を聞くことなら可能です。
絵巻は貴族が物語を鑑賞するためにつくったのが始まりのようですが、絵と詞書を分けることにより、庶民にも門戸が開かれてきたのではないでしょうか。
慈光会による、ぜんざい接待がありました。
美味しかったです
住職のご法話をお聴聞しました。
大逮夜のお説教です!親鸞聖人をお偲びいたしました!
皆様ようこそお参りいただきました!