ざあー、ざあーと・・・

何か悪いことをした訳でもないのに「すいません」と言うときがある。
ファミリーレストランで案内をされているとき、
店員から「煙草は吸われますか？」と質問されたときなどが、そう。
・・・“なぞなぞ”になってしまったかな？
そのまま席について、ドリンクバーだけ頼むと、資料とノートをひろげて、
書き込んでいくことにした。

ぱら、ぱらと・・・。
それから・・・。
ざあー、ざあー・・・と。
雨が降ってきた。

しばらくして、３０～４０代くらいと思われる女性が、
子供と一緒にファミレスに入ってきた。
なにやら、スケジュール帳に書き込んでいる。
その雰囲気に、子供は落ち着かないのか。
なにか声をかけようとしている気配があった。
子供は、１０才くらいの女の子で、風邪をわずらっているのかセキがをしていた。
母親は、それをわずらわしそうに見てから、
「口を押さえなさいよ」
「早く治ししてよ」と、イライラしたように言った。
親子の事情は分からないが、不快になる光景というのはある。
気にはなったが、口をはさめるほどの状況ではなかった。
仕方なく、また資料に没頭することになった。
気が付いたら、親子の姿はなかった。



食事を頼んでから、コーヒーを一杯、飲んで帰ることにした。
食べものより、飲料の方を、胃袋に詰め込んだところかも知れない。
親子の印象を思い返してみたが、３０代の女が神経質気味にイラ立ち、
１０才前後の女の子が泣き出しそうだった構図しかない。

ファミレスに３時間もいたら、雨は上がっていた。

ライトダウン

先日、新宿の繁華街に出ると、節電のため、看板などの照明が落とされていた。
それでも、３００ｍ先まで、目視できるほどに光が満ちている。
少し考えてしまう。
街から、夜を追い出すのに使っているエネルギーは、
今後も、必要なのだろうか？



原子力発電にともなう技術開発には、おそらく色々な思惑があるのだろう。
そして、燃料電池や太陽光発電パネルなど、
各家庭単位で発電できる設備が、話題になることはあっても、
普及するには、依然、課題が多い。
福島の原子力発電所の被害がなくても、
節電は、地球温暖化対策のため、いずれ考えていかないといけないテーマ。

・・・ちなみに画像は、「新宿」ではなく「東京駅」。
夜の新宿では、いいのが撮れなかったのです。