二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
我、舞い散る!
そして落ちる。
そんな経験はないけど、それに近い経験をしていたことを思い出した。
正確には、再度、体験して、思い出したというところ。
よく利用する街から、ほど近い場所にある遊園地。
周辺商業施設を利用することもあってか。
その遊園地のタダ券が手に入った。
数年も、独り身で異性のパートナーもいない生活が続いていると、
遊園地など利用する機会などもなく。
タダ券の裏面には記された”転売不可”の文字に気付くまでは、
”金券屋にでも売ってしまうかな”…とも(不届きなことを)考えていた。
この遊園地は、街中にあることもあって、
以前から気になっていたアトラクションがいくつかあった。
その1つがジェットコースター。
手荷物とポケットの中身までロッカーに預けてから、座席に乗り込んでみる。
係員がシートベルトをチェックすると、ほどなくスタート。
高さ80mの急角度のコースを、夕暮れの街景色の中、ゆっくりと上っていく。
それから、急降下とともにフワりと浮き上がるような無重力感。
空に投げ出されたかとも思うような感覚!
…と、また一気に上昇する。
グルリっと。
このジェットコースターは、遊園地のエリア半分を、2周するコースとなっている。
これは同じコースを2回まわるということではなく。
エリア内に2つループ状のコースがある。
その1つを回ったかと思ったら、早くも2つ目。
20代の頃は、安全バーから、手を離しながら、スリルを味わう余裕もあったけど。
それも、昔の話!
さすがに全身が強ばってしまう。
ジェットコースターの乗り場近くにある観覧車の中で、ぼんやりとしてみた。
ゆっくりと回転していくゴンドラが、街を俯瞰できる高さまで上昇している。
さっき乗っていたジェットコースターより、高い位置。
遊園地は、ただスリルを味わう空間という訳でもなく。
やはり一人で来るべき場所ではないのかも知れない。
…とは思ったが、まだ時間もあった。
他のアトラクションも楽しんでみることにした。
(2021年7月一部改訂)
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