二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
遠境より:100年前のドンパチと伝染病
「ウチの身内に何してくれるんじゃ!ワレぇ!!」というセリフは、
古臭いヤクザ映画を茶化した笑えないジョークにも思えるけど。
身内のつながりを、建前にドンパチへと割り込んでくるのは、
ヤクザだけの話でもなく。
歴史上、何度も起きている。
1914年6月、ボスニア訪問中のオーストリア・ハンガリー帝位継承者夫妻が、
隣国、セルビア人の青年によって暗殺される事件が起きる。
この事件は、政治的な解決がつかないどころか、
同盟国を巻き込み、拡大していく。
この国家間で結ばれていた“同盟関係”とは、
もともと戦争回避を考えての(後ろ盾になってもらう)ものであったが、
同盟関係にある国家が、それぞれに巻き込まれるような状況となり。
皮肉にも、世界的な規模となる世界大戦(第一次世界大戦)へと突き進む。
戦場という空間は、衛生的とは言い難い環境であり(当たり前だけど)。
この第一世界大戦の状況下において、世界的な規模で拡がっていったのが、
スペイン風邪になる。
だから、(今、)2年にも及ぶコロナショックにある状況下で、
戦争が起きたことには、イヤなものを感じている。
昨年(2021年)8月、
アフガニスタンに駐留していたアメリカ軍は撤退しており。
今回のことは、中央アジアと南アジアに位置するアフガニスタンから、
即応できるアメリカ軍の大部隊が消えたことも無視できない。
これまでアメリカは、直接、本国から、大部隊を派兵することなく、
欧州や東アジアでの異変に対応できる状況にあり。
ロシアや中華人民共和国にとっては、イヤなところでもあった。
日本では「国際連合」と扱われているUnitedNationsは、
国家を超えた「世界連邦」のような存在ではなく。
戦争による領土拡大を抑えることを、目的とした「連合国」を意味している。
この国際連合に属しながら、血で血を洗うヤクザまがいのマネをして、
他国のシマ(領土)内を荒らすなど、見過ごせるハズもないとは言え。
下手なマネをすれば、この戦争に世界中が巻き込まれかねない。
現在、停戦協議が行われているとは言え、
ほとんど降伏と変わらないような内容であれば、
ウクライナは受け入れるハズもなく、悩ましくなる。
この記事は、今回の戦争に便乗したものになるのかな?だとしても、
これ以上、犠牲者が増えないことを、ただ願うばかりである。
(2022年3月25日加筆訂正:続く⇒)
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